☆織姫 24☆ 

March 21 [Sun], 2010, 23:54
「・・・もちろん、織姫と一緒に」
「でも・・・大丈夫かな?」
「多分。昔行けなかった、って言えば。
年とかばれていじめられたっていい。あたしはあたしらしく生きるだけ」
「分かった。あとで勇真とかに話してみようか」
「うん、ありがとう。由梨奈ちゃんはあたしより年下なのに、あたしよりしっかりしていて羨ましいな。
あたしも、そんな風になれるかな・・・?」
「うん、なれるよ!!」
-きっと、杏さんには強い意志があるんだろうな。
身長42cm、体重3.4kgの小さな体だけど、夢の大きさは人一倍。
今の杏さんが「友達」と呼べる存在は、きっと織姫1人だ。
学校に行けば、世界も広がるのかな・・・
「由梨奈、まいさんはどうなったんだ」
「・・・残念ながら」
「勇真君・・・おねーやん死んじゃった・・・」
と言って、勇真の足に抱きつく杏さん。
「杏さん、悲しい?」
勇真は尋ねる。
「うん・・・でも。いつまでも悲しんでいちゃいけないの。
あたしはこれから、1人で生きていかなきゃならないの」
「俺らがいるじゃんか、杏さんは1人なんかじゃない」

☆織姫 23☆ 

March 21 [Sun], 2010, 23:38
「いいですね、問題ないですね」
その言葉を聞いて安心したらしい。すぐにまいさんの所へ走っていった。
「おねーやん!」
とてもとても大きな声だった。
-しかし、まいさんの反応は無かった。
「おねーやん、おねっ、おい、いっ・・・」
体を揺らしても動かない。そこで初めて現実を知った。
まいさんは、ひどく傷ついていた。体内までも。
死因はショック死で、酷い衝撃を受け、長くは生きられないだろうと。
"そういえば、杏さんやまいさんについてあまり詳しく聞いてなかったな・・・"
「杏さん、まいさんってどんな人だったの?」
「あたしの4歳年上で、元々心臓病を抱えてた。
だからインドア派で、ずっと家に居てあたしの面倒見てくれた」
-そんな事、知るはずも無かった。そういう風にも見えなかった。
・・・まいさんの死は、杏さんにとっても大きなショックだろうな・・・
と考えつつ、そっと杏さんを抱きしめる。
私よりも5つも年上なのに、赤ちゃんのように小さな体。
「由梨奈やん・・・あたし、小学校に行きたい」
杏さんがそうつぶやいた。
そして、こう話を続けた。
「あたしが5歳の時、おねーやんは9歳だった。これは覚えてる。
おとーしゃんが交通事故で死んじゃって、おかーしゃんとあたし、そしておねーやんだけになった」
「小学校に行けなかったの?」
「うん。それまでおとーしゃんが家計を支えてたから、一気に生活が苦しくなった。
おかーしゃんは働こうにも、全く目が見えないから無理だし。
あたしの服を着替えさせたり、ご飯を食べさせてくれたのもおねーやんだった」
「なるほど、それで・・・」
「おねーやんが死んじゃって、あたしも成長した。
今、あたしは1人で生きていかなくちゃいけないの。
だから、学校でいろいろなこと、学びたい」

☆wing 2☆ 

October 02 [Tue], 2007, 18:56
-ガララ・・・
「おはようございます。少しスカートが短いですね。」
由奈は里奈に小声で・・・
「キノコだよ・・・どうしよう・・・」
無理矢理折り曲げたルーズソックスももこもこになっている。
「今日の放課後第2生指ね。」
「はーい・・・」
「今日2-Aは3人だから。あんたたちの他に1人居るから。」
「はっ はい・・・」

-放課後。
「第2生指はここね・・・」
「あと1人・・・誰なんだろう。」
ガララ・・・
「よっ!」
「ゆっ 由希奈様!」
そこに居たのは・・・宮崎 由希奈(みやざき ゆきな)。
「1年の時はごめんな?」
里奈は1年の時に由希奈にいじめられていた。
「うん・・・」
「次はお前だからな!」
由希奈はそう言って 由奈の方を指差した。
「ちょっ ちょっと!由奈はあたしの親友なの!いじめないで!」
「自分が経験した辛さを分かち合うのが親友だろ?」
「そりゃそうだけど・・・ って 由奈は!?」
横を見ると 由奈は居なかった。
「じゃあまた明日ってことで!」

-何か大変な事になっちゃった・・・
由奈がいじめられる前にあたしが何とかしないと・・・
由希奈のいじめ方は大胆で酷すぎるから・・・

☆wing 1☆ 

August 31 [Fri], 2007, 21:42
-ここは少し風変わりな女子高。
今日も制服を着崩した生徒が続々と校門をくぐりぬけてゆく。
靴箱に貼ってある不審な紙の前に生徒がぞろぞろ集まってくる。

-そう 今日は2年生のクラス変えだ。
仲のいい人と離れて悲しんでいる人も居れば・・・飛び跳ねて喜んでいる人も居る。
「里奈ー!やったー!」
「由奈ー!同じクラスだねー!」
・・・そう ここでも喜んでいる人が居る。
川上 由奈(かわかみ ゆな) と 池内 里奈(いけうち りな)。
この2人は小学校からの大親友。何をするにもいつも一緒。

「2-Aどこかな?」
「ってか担任誰だろう・・・キノコはやめてよ・・・」
キノコとは ある先生のこと。キノコ頭だからキノコ。
「キノコやだよねー。校則にだけ厳しすぎ。」
キノコは生活指導の先生。校則はもちろん服装にも厳しい。
「初日から怒られてちゃヤバいよね・・・」
「うん・・・」
「トイレ行こ!」
由奈と里奈はトイレへと走った。
2人はリボンをきつくしめて 短く切ったスカートを下げられるだけ下げて長くした。
「キノコじゃないかもしれないけど一応一応☆」
「由奈!2-Aここだよ!」
2人は教室に入った・・・

☆お知らせ☆ 

August 30 [Thu], 2007, 22:11
えっと。みなさんにお知らせです。
原稿の都合上 織姫の投稿を一時停止させてもらいます。
そのかわり (覚えていれば)明日 新しい短編(多分)小説を掲載します(*ノωノ)キャッ
タイトルは・・・

☆ w i n g ☆

(*ノωノ)キャッ
風変わりな女子高が舞台の学園系物語☆
題名は最終話で主人公の友達が言う台詞からとったものです☆
まあこれ以上言うとネタバレになっちゃうのでほどほどに・・・

明日(覚えていれば)をお楽しみに☆

☆織姫 22☆ 

August 07 [Tue], 2007, 18:30
「あの・・・すぃあせん・・・あたしのおねーやんが
運ばれて来ませんれしたか!?」
「今だれか運ばれて来たようですが・・・」
「ありあとーごらぃあす!」杏さんは焦っている。
ガラッ・・・
「おねーやん!」
「杏・・・来て・・・くれたの・・・私・・・安心・・・したよ・・・」
「大丈夫!?」
「うん・・・でも・・・これだけ・・・酷かった・・・から・・・長く・・・生きても・・・
せいぜい・・・3日・・・って・・・」
「・・・・・・」

-おねーやんが・・・あと3日しか・・・生きていられない!?
そんな・・・そんなぁ!!
「おねーやん・・・そんなのやだよ・・・あたし おねーやんがいないと・・・
生きてけないよ・・・」
「私も・・・同じ・・・だよ・・・杏と・・・もっと・・・生きて・・・いたいよ・・・」
プルルル・・・
「杏さん!結果が出たから戻ってきて!」
「ごめんね・・・おねーやん・・・また来るね。」
「うん・・・待って・・・るよ・・・」

☆織姫 21☆ 

August 07 [Tue], 2007, 18:21
-翌日。
「さぁ 行こう!」
「はーい♪」
と その時・・・
「私・・・家に残ります・・・お買い物してきます。」
と言ったのは・・・まいさん。
「まいさん・・・1人で大丈夫ですか?」
「ええ・・・」
「行ってらっしゃい・・・」
「さてと。夕飯でも作ってみようかしら。買い物に行ってこないと。」

-その頃杏や織姫は・・・
「検査終了です。そのまま待合室で待っててください。
その時・・・
「すいません!通路を通してください!」
「あっ すみません・・・」

-杏が私に何か話しかけてる。
「今ベッドに寝かされて運ばれた人・・・あたしのおねーやんに似てた・・・」
「えっ!?」
思わず私は立ち上がってしまった。
プルルルル・・・
「おねーやんからだ!」
「もぃもぃ?杏らぁよ。」
「ごめん・・・ね・・・私・・・交通事故・・・遭っちゃって・・・今・・
病院の・・・3階・・・いるんだ・・・」
プツッ・・・
「おねーやんが3階にいるんだって!あたし行ってくる!織姫も行こう!」
「うん!」

☆織姫 20☆ 

August 07 [Tue], 2007, 18:13
-翌日。
「いってきまーす!」
「あっ ちょっと待って!」
「なーに?」
「明日 織姫の健康診断なの。杏さんもやる?」
「はぃ。やります・・・」
「じゃあ行ってくるね!」

-30分後。
「ただいまー!」
「さあ次は近くのコンビニに・・・」
「行こーう!」

-それを繰り返して1時間後。
「ただいまー!」
「あら おかえり。今日は少ないわね。」
「ふふっ・・・」

-2人きりの部屋。
「いただきまーす!」

-3分後。
「ごちそーさまー!」
昨日よりはるかに量は多いのに・・・
「明日は健康診断かぁ・・・」

☆織姫 19☆ 

July 23 [Mon], 2007, 19:43
-5分後。
「ちょ ちょっと待てよ!俺 そんなに買うとは思ってなかったんだけど・・・」
杏と織姫が持ってたのは買い物かご4つ分のお菓子。
「おにーあん・・・ちょっと待っててね!」
「あぁ・・・」
「はいこれも!」
「えぇぇぇぇ!?」
なんと織姫はさらに4つもかごを持ってきた。
「まぁいいか。」

-30分後。
「おにーあん お菓子はここに置いて!」
「はいはい。」
お菓子は2人の部屋に置いてもらった。
「さぁ食べよう♪」

-10分後。
「ごちそーさまー!」
「美味しかったね!」
「うん♪」
「明日は2人でスーパーに行こう!」
「そうしよう☆」

-その声は聞こえていたようで・・・
「やれやれ・・・」
と 勇真の声が聞こえてきた。

☆織姫 18☆ 

July 22 [Sun], 2007, 18:21
「ご飯だって。行こう♪」
「うん♪」

-30分後。
「あー美味しかった♪」
「織姫・・・」
この声は・・・勇真だ。
「おにーあん・・・どーしたの?」
「これから出かけるけど・・・行くか?」
「行く♪杏も行こっ☆」
行き先は・・・スーパー。

-車の中で・・・
「杏☆あそこには行こうね♪」
「うん♪お腹空いたもん。」
2人が行こうとしてるところ・・・それはお菓子コーナー。
「ついたね♪」
「さぁ杏 行こう☆」
「うん♪」
「ねーねーおにーやん・・・」
「何だ?」
「欲しい物があるの・・・」
「あぁ いいよ。俺が買ってあげる。」
「杏の分もいい?」
「いいよ。」
「やったぁ♪杏・・・どんどん買おう!」
「うん☆」
☆プロフ☆
  • アイコン画像 ニックネーム:はにたん⌒
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:1995年3月16日
  • アイコン画像 血液型:A型
  • アイコン画像 現住所:北海道
  • アイコン画像 職業:小中高生
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どうも♪はにたんです☆
小説 掲載中です(*ノωノ)キャッ
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