はなもみぢ式視線 

2007年01月23日(火) 1時16分
あなたの視線の先にあるもの。
あなたはあたしの何を見たのか。
何を思って、あたしの前に行き、振り返ったのか。
何を確認しようと、あたしを見たのか。

知りたくなって追いかけるあたしに気が付かず、
どこまでも先へ先へと、駆け出して行くあなた。

手は届かない。
フラつく足を見ると、小さな根っこが生えていた。
小さな根っこは土を求めて、少しずつ少しずつ、伸びていた。
手は尖った枝に変わっていた。

空気が冷たいせいもあり、あの視線へはたどりつけなかった。
あたしを見たあの視線の思いは、永遠にわからない。
もう二度と、会うことのない、あなたの視線。

もし会えたとしても、ちゃんと口にできるかわからない。
自信のないあたしが、ココに居る。
だから根っこを生やしてしまったのかも。
ココに永住するために。

あなたの視線の先にあるもの。
あなたはあたしのコレを見たのか。
今を思って、あたしの前に行き、振り返ったのか。
今を確認しようと、あたしを見たのか。

今のあたしを振り返ってくれたのか。

はなもみぢ式歴史 

2007年01月08日(月) 23時58分
君が生きた歴史の中に、あたしは今でも居ますか。
あたしは君をあたしの生きた歴史の中に、勝手に居させていますが。

何も求めていないのに、何か欲しいと思うのは、欲張りな証拠。
幸せに思う反面、何か物足りないと思うのは、欲張りな証拠。

手も足も目も耳も、五体満足。
だけど、ふとしたときに不満足になる、あたしの心。

歴史の中の一部なはずなのに、どうも綺麗に残りすぎているようで。
色褪せないからこそ、そこに欲が湧くんだろうね。
あたしには、今という時間を過ごさなきゃいけないという、
大きな仕事があるのにね。

幸い、日々忙しいから、こうして思いを綴るだけで逃れられる。
歴史だと、思うことができている。

はなもみぢ式扇風 

2006年12月01日(金) 17時58分
君の持つその羽根で、世界を廻せ。
行く先を見失わせたあの靄を、君の羽根で、追い払え。

風は吹いていることを忘れてしまった大人達。
雲は流れていることを忘れてしまった大人達。
空は青いことを忘れてしまった地球人。

まだ憶えてる君だけが、それに気が付かせてあげられる。

さぁ、その羽根を大人達に見せてやれ。

はなもみぢ式雑踏 

2006年12月01日(金) 17時48分
雑踏の中のガラクタの山。
自分が愛するものだけを集めたガラクタの館。
愛があるから、ガラクタだけどただのガラクタじゃない。

僕だけのガラクタ。

眠る場所さえあればいい。
笑う場所さえあればいい。

明日になってもこれだけは僕だけのガラクタ。
愛すべき場所。
自慢すべき場所。

雑踏を歩いてるだけじゃ気がつかない。
少しだけ、前を向いて歩いたときに、きっと君にも見えるでしょう。
そして少しだけ、その椅子に座って深呼吸をする。
世界はまだ暖かいことに、気がつく。
救いがあるうちは、生きることは価値があると気がつく。

涙をながせ。言葉を話せ。大きく手を広げて空を見ろ。

はなもみぢ式結晶 

2006年12月01日(金) 17時42分
大事なのは口約束でも、指きりでも、ましてや100億カラットの宝石でもない。
結ばれたものだけが体験できる、生涯の幸せ。

きみとそうなりたかった…

そう言われる女になりたい。

白い何かに包まれてるこの時間は永遠ではないけれど、
白いヴェールがこれからあなたと何色になってくのか、
見守れるなんて、そんな幸せなことはない。

悲しいことも楽しいことも、あなたとなら【結晶】にできる。

今日のふたりはきっと、そんな風に思っているに違いない。
そんな笑顔だった。

はなもみぢ式楊貴 

2006年11月11日(土) 9時45分
自信がなかった。
それまでの自分に、似合うものなのか。
いつも照れくさく、だからふざけてばかりいた。

でももう、そんな時期じゃない。
初めて歩いたあの日のように、もっと前に前に。
初めてしゃべったあの日のように、もっと先に先に。

いつの間にか、何事も当たり前。
進むことを諦めたり、嘆いたり。


そんな時間があるのなら、もっと望めばいいのに。
そして、挑めばいいのに。

優しい時間はもう終わり。
優しい心を持ちながら、野望に燃える、楊貴妃のように。

はなもみぢ式堕恋 

2006年11月07日(火) 3時28分
『秘密だよ 恋に堕ちたの 屋上で』

まだ何もわかっていなかった。
きっと少女漫画のような世界なんだと、勘違いしていた。
人と人の関わりだもの、いろんなことがあるに決まってるのに。

今だから、いろいろなことがあって当たり前とわかっているけれど。

あのときはまだ、何も知らなかった。
だからただ【恋に堕ちた】だけ。
今は【愛に生きれる】。
恋することと愛することを知った。

空の色やまわりの景色は何も変わらないけど、
少しだけ、きっと、強くなった。
手を繋いでいなくても、触れていなくても、心は一緒だと。
強くなれた。

恋に堕ちたままの、きみに。

愛することを知ってほしい。そして、愛することで愛されることを知ってほしい。
恋から這い上がって、愛に辿り着いてほしい。

それだけ。おねがい。  

はなもみぢ式仲間 

2006年10月30日(月) 0時11分
誰でもなれる、仲間になれる。
同じものを共有できれば、いつでも仲間になれるんだ。

小さいあたしは、仲間になる勇気がないだけ。
声をいくら張っても、あの子達には届かない。
届ける勇気がないあたしは、仲間にはなれない。

そんな日を過ごしてきた。

仲間だと思える人たちに出会った。
同じものを共有できて、笑ったり泣いたり考えたり、
思考が回転すればするほど、仲間であることを実感できる。

必ずなんて、存在しない。

だけど、この仲間はきっと、一生の財産。
ここにだけは、必ずが存在すると、思う。

はなもみぢ式自転 

2006年09月24日(日) 2時35分
自分で回ることができると、自分だけで回ることができると。

錯覚していた。

大きな力が必要だった。
そしてそれは自転ではなかった。

大きな力で生きていた。
小さな力では潰されそうだった。
守られていた。
守られている。

歩き始めた子供のように、自分の足で大地を噛み締める。
土は思ったよりも冷たいもの。
温度はきっと、体を通って息になる。
歩くことができたなら、走ることだってきっとできる。
走ることができたなら、飛ぶことだってきっとできる。

いきなり飛ぶことはできなくてもいい。
でもいつか、飛べるようには、なりたいと思う。

はなもみぢ式口笛 

2006年09月05日(火) 3時35分
声を盗まれた、あの子が見つけた歌う手段。

まだそんなに上手じゃない。
だけど確実に、気持ちは風に乗って。
君のとこまで届くかは、風のみぞ知る。

音を盗まれた、僕が見つけた感じる手段。

まだそんなに上手じゃない。
だけど確実に、感覚は風を伝って。
胸のとこまで届くかは、神のみぞ知る。

あの子の声を知らない僕と、僕の音を知らないあの子。
似ているようで、正反対。
それぞれの方法は違えども、ひとつだけ同じものがある。
同じ時間を共有できる方法。

それは。

テ ヲ ツ ナ グ コ ト。
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