【Memo】independent action

December 21 [Wed], 2011, 19:53
“お一人様”のお出かけの記録。




2011.12.21.Wed. 映画「源氏物語-千年の謎-」
 @TOHOシネマズ


2011.12.21.Wed. 映画「カイジ2」
 @TOHOシネマズ


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【Memo】independent action〜番外編〜

December 03 [Sat], 2011, 23:59
“お一人様”のお出かけの記録。



…実は今回はお一人様じゃないんだけど、感想を残しておきたいから、番外編ということで。



2011.12.03.Sat. 美術館「モダン・アート,アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」
 @新国立美術館



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【Memo】independent action

November 29 [Tue], 2011, 19:05
“お一人様”のお出かけの記録。




2011.11.29.Tue. 博物館「世界遺産ヴェネツィア」
 @東京都江戸東京博物館


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【Memo】independent action〜番外編〜

October 31 [Mon], 2011, 19:34
“お一人様”のお出かけの記録。



…実は今回はお一人様じゃないんだけど、感想を残しておきたいから、番外編ということで。



2011.10.31.Mon. 映画「ミッション:8ミニッツ」
 @TOHOシネマズ
 誘われなければ、自分一人だったら観なかっただろうなぁ…というチョイス。でも、結果としては、観てよかった!とっても面白かった。テイストとしては、映画の「The Butterfly Effect」や、異種でいうとゲームの「ゴーストトリック」に似てる。
 「死」はコントロールのきかない絶対的なもの。それをコントロールし得る技術を手に入れた国家機関と、巻き込まれていく主人公。
 このストーリーについては、少しでもネタバレしたらアウトだから、あまり書かないでおこうと思う。
 気に入ったポイントは、最後の最後できちんと泣けるところを用意してあったところ。ハラハラドキドキ、不思議、恐怖、…そういうサスペンス要素だけじゃなくて、最後にはじんわり悲しまされて、しっかり泣かされた。
 最初はあんまり興味を惹かれなくても、観ているうちにどんどん引き込まれて、いつの間にか主人公の幸せを願うようになってしまう、そんな演出とストーリー。
 食わず嫌いならぬ観ず嫌いせず、観てみたら意外とハマるかも。






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【Memo】independent action

October 25 [Tue], 2011, 17:58
“お一人様”のお出かけの記録。




2011.10.25.Tue. 映画「セカンドバージン」
 @TOHOシネマズ
 NHKで放送されたドラマが大好きだったから、映画化が決まったときから、必ず観に行こうと決めてた作品。
でも、公開されてから、レビューを見てみれば散々。なんだったら観なくていいくらいの評価。
 でも、それでも、観に行く。
 ハナっから、観たいのはストーリーじゃなくて長谷川博巳演じる鈴木行。映画ではなく、グラビア映像として観たいだけだから(笑)ぶっちゃけ、ストーリーなんてどうでもいい(笑)
 それでも一応、レビュー的なこと書いておくか…。もう、それはそれは、ひどい作品で、おそらく、ドラマの方を観ていた人こそ、そのひどさに衝撃を受けるところだと思う。
 しかも、拍子抜けしたことに、グラビア的な楽しみを期待して観に行ったにも関わらず、その側面としてもイマイチ…。ドラマで魅せてくれた女性にとってたまらなく魅力的な行くんの姿はどこにもなく、訳わかんないしつまんないしで…。

 オススメしない映画。はい。



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【Memo】independent action〜番外編〜

October 18 [Tue], 2011, 23:52
“お一人様”のお出かけの記録。



…実は今回はお一人様じゃないんだけど、感想を残しておきたいから、番外編ということで。



2011.10.18.Tue. 映画「モテキ」
 @TOHOシネマズ

 まず、ドラマ版について軽く。
ドラマが始まった頃、だいぶ話題になってたけど、なぜか私は食いつかず、ドラマも漫画も一切手をつけなかったんだけど。映画が公開されたのを機に、手をつけてみようということで、ドラマの再放送をすべて録画して、休日に全12話を一気に観た。そうしたら、なんと、なんとなんと、…めちゃくちゃおもしろいじゃないか!(笑)
 笑えて泣けて、ストーリーも脚本も小さな演出もかなりいい。そして、色んなジャンルの音楽がサブカル的な立ち位置でどんどん入ってくる。これが音楽好きにはたまらないツボ。
 正直、ハマッた…。録画したドラマはこのままとっておいて、また観たい。
 映画の方にもドラマのいいところがちゃんと生きてるといいなと思いつつ、映画館へ。

 映画は、時間軸としてはドラマ版の続きだけど、漫画を読んでいなくてもドラマを観ていなくても問題ないストーリー。
twitterや各サイトのレビューで見た限りでは、残念ながら、ドラマを観た人のほとんどが、ドラマの方が良かったと思ったみたい。
 まず、大問題として、「モテキ」ってタイトルなのに、主人公の幸世がそれほどモテてないっていう…。ドラマではびっくりするほどのモテっぷりで、「モテキよぉーーーっ!」ってセリフにも納得だったのに…。(時間軸としては)数年前に、あれほどのモテ期を経験している幸世が、この程度の“モテ”で一喜一憂してる意味がわからない。
 そして、話題を呼んでいた4人の女性。前評判通り、長澤まさみ演じる松尾みゆきは破壊的な可愛いさで、女性から見ても納得の「男ウケする女」像。ストーリーに興味がなくても、男の人はこれだけで楽しめるんだろうなと思う(笑)
でも、他の3人のキャラの立ち位置が微妙すぎる…。真木よう子演じる唐木素子が幸世を好きになっている(つまり、幸世が唐木素子にモテている)訳ではないし、仲里依紗演じる愛に至っては、出演時間がほんの十数分で、幸世が彼女にモテるモテないの問題以前に、いてもいなくても変わらないようなキャラ。これだけのキャストとこれだけ話題性のある映画に名前いれてもらって、仲里依紗としてはラッキーだっただろうけど。
唯一、“モテ”的な動きをきちんとしてくれたのが麻生久美子演じる枡本るみ子。彼女にモテてモテてモテまくって、最初はウハウハだった幸世が、彼女の気持ちの重さにだんだん辟易していく姿はものすごく面白かった。
 ラストシーンにはあまり納得がいかなかった。松尾みゆきの行動に必然性がない。あそこまで拒絶しておいて、最後の最後に急に幸世の気持ちに応える、その行動の理由が見つからない。だから、共感できなかった。ラストシーンの舞台は野外フェスなんだけど、音楽や照明の演出にとても凝った割に、そこらへんのツメが甘かった。

 映画がドラマ版に比べるとイマイチだったことで、またドラマを観たいっていう気持ちは高まった(笑)




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【Memo】independent action

September 17 [Sat], 2011, 22:26
“お一人様”のお出かけの記録。




2011.9.28.Sat. 映画「アンフェア the answer」
 @TOHOシネマズ
 2006年のドラマからずっと大好きで、特別版やら映画第一弾やら必ず欠かさず観てきた作品。これはもう、観るしかない。ストーリーや演出、脚本は期待して間違いなし。この映画から参加したキャストも実力派揃いで、ハズレじゃないことが観る前からわかってた。
 予想通り、期待を裏切らない出来。スピード感と緊張を煽る演出はドラマ時代からそのままで、最後まで誰が犯人なのかわからないストーリー展開。みんな怪しそうに見えて、みんな信頼できそうに見えて、いかにも怪しいっていう人物は恐らく黒幕じゃないんだろうな、っていう、そわそわした感覚。
 映画の冒頭に復習映像付き、っていうことだったけど、ドラマと特別版をフラッシュバックのようにざっとさらう程度で、あれじゃよほど熱心に観てた人しか復習どころか予備知識にもならない。
それに、今回の映画のキャラクターたちの動きには、この映画だけでは根拠が足りない部分があるように思った。ドラマからずっとキャラクターたちを観てきた“この人はこういう人”感がないと、納得がいかないんじゃないかと思う。
 だから、これを観るなら、ドラマと特別版第一弾、映画第一弾、特別版第二弾をきちんとみて、これまでのストーリーや「謎」の内容、そして各キャラクター像をしっかりと取り込んでから観るべきだと思う。
だから、ここでは内容に触れるコメントは避けておく。
 私が一番気に入ったのは、大森南朋さん演じる結城脩。前から気になる俳優さんではあったんだけど、よく見るコミカルな役や“いいおじさん”的な役はどうしても違和感があって、もっと黒い悪役をやって欲しいと思ってた。そして、「軽蔑」を観てから、この人はやっぱり悪役が似合う!と確信していたところに、この配役。…えぇ、もう萌え萌えだったとも(笑)なんかもう、この人なら餌食になってもいいやと思わされる犯罪者(笑)その表情を観ただけで体が固まるくらいの不敵な笑み、鬼畜で高らかな笑い声、罵声、なぜかそれがとても似合う。そう思ったのは私だけだろうか…?(私だけかも知れない。)
 あとはやっぱり、佐藤浩市さん演じる一条道孝。設定自体がすごく魅力的でセクシャルな役なんだけど、映画の最初の最初の場面が、いきなりセクシーすぎてどきどきどきどき。初登場ながらその場面だけでキャラ作りはばっちり。だからこそ、後ろのストーリーの彼の動きが衝撃的で刺激的で…。
 私は、今までの復習する前に、公開初日にいきなり観た訳だけど、このあとこれまでのぶん全部ちゃんと復習して、もう一度、映画館で観たいなぁ…。



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【Memo】independent action

September 12 [Mon], 2011, 23:02
“お一人様”のお出かけの記録。



「…実は今回はお一人様じゃないんだけど、感想を残しておきたいから、番外編ということで。」
…と書いていた、7日の記事「【Memo】independent action〜番外編〜」の続き。



2011.9.06.Tue. 2011.09.12.Mon. 「アートアクアリウム展〜江戸・金魚の涼〜」
 @日本橋三井ホール
    ※公式サイトはこちら
 6日に行ったときはある人と行ったんだけど、入り口で「会場内は、動画の撮影、フラッシュをつけての写真撮影はご遠慮ください。」と言われてびっくり。「フラッシュつけなければ撮っていいの!?」と、デジカメを持って来なかったことを心の底から後悔。絶対に撮影禁止だと思ってたから…。
 ということで、デジカメを持ってお一人様でリベンジ。
 この企画を知ったのはテレビだったんだけど、観た瞬間に何故かビビビッときて(笑)、「コレは絶対に見なくちゃいけない!行かなきゃだめだ!」って思った。
 いつもなら、こうやって記事を書くときは、感想とか批評とかするんだけど、この展覧会については、言葉では何とも言えない。ただ、私の心にはとてつもなく染み入って、とてつもなく衝撃的で、気持ちが震えた。鳥肌が立った。
 野生の鮒から、人の目を楽しませるためだけに改良され続けてきた金魚。その姿は美しいけれど、居場所は金魚鉢の中にしかなく、そこから出ては生きていくことはできない。その虚しさと美しさが、とても穏やかな悲しみを誘った。とても気持ち良く酔わせてくれる悲しみだった。
 同じ作品がまた公開されることがあるかわからないけれど、そのときはまた行ってしまうと思う。




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【Memo】independent action〜番外編〜

September 07 [Wed], 2011, 19:37
“お一人様”のお出かけの記録。



…実は今回はお一人様じゃないんだけど、感想を残しておきたいから、番外編ということで。



2011.9.06.Tue. 「アートアクアリウム展〜江戸・金魚の涼〜」
 @日本橋三井ホール
    ※公式サイトはこちら




…以下、訳あって12日の記事へ続く。


【Memo】independent action

July 20 [Wed], 2011, 21:20
“お一人様”のお出かけの記録。



ちょうど1ヶ月ぶりの“お一人様”は美術館と映画館をハシゴ。



2011.7.20.Wed. 美術館 「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」
 @国立新美術館
 「これを見ずに、印象派は語れない。」との宣伝を見て、6月からず〜っと行きたいと思っていた展覧会。
アメリカの国立美術館=ワシントン・ナショナル・ギャラリーから日本初公開の絵画も多数寄せられた、印象派〜ポスト印象派の作品がメインの展覧会。しかも、ワシントン・ナショナル・ギャラリーは常設作品から1回に貸し出すことができるのは12作品までと決まっているのだけど、今回はなんとうち9作品も展示されて、事実上、国内史上最大級にして最高級。
彫刻より絵画、日本画より西洋画、中でも印象派やらキュビズムやらをこよなく愛する私としては、これはもう!マネ、モネ、ゴッホ、ロートレック、クールベ、ピサロ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、…名前を並べるだけで垂涎のメンツ!
 展覧会のスタートは、印象派の前身とも言えるバルビゾン派から。外に出て今その瞬間にそこにある眺めを切り取って残そうとした最初のグループ。風景や人々の日常を中心に、写実的でありながらもリアル感よりも表現を優先した絵画が多い。
 それを象徴していると思うのは、静物画。今回はテーブルの上で皿に載った牡蠣や桃の静物画があったけど、立体的ではあるのだけれど、リアル感がなくて美味しそうには見えない。そういうところが、リアルな写実よりも独特の表現や空間の雰囲気を優先しているところなのかなと。
 でも、質感の違いの表現はすでに確立されつつあって、静物画の中の皿の陶器の質感や、マネの「キング・チャールズ・スパニエル犬」に見られる犬の柔らかくてふわふわの毛の質感などは、同じ絵の中の違う質感のものとははっきり区別されて見えた。
 次に、メインの印象派へ。まず、メモ的な意味で、印象派という名前の由来から。1874年、パリでモネ、ルノワール、ピサロなどが集まってグループ展が開かれたとき、モネの「印象、日の出」という絵画が批評家から酷評されたことがきっかけで、港の日の出を柔らかい筆致で書いたこの作品に共感した画家たちの集まりが「印象派」と呼ばれるようになった。
 この頃、チューブ入りの絵の具が普及したことで、画家たちは外に出て絵を描くようになり、それまで屋内で宗教画を描いていたものとは明らかに目的が変わった。しかし、そこでリアルに風景を描くだけでは写真と同じ。画家たちは、写実的でありながら同時に写真には無い表現を追及する方向へと向かっていった。その結果が、印象派の特徴である柔らかいラインや点描の筆致。その筆致で、風景や何気ない日常の一コマを切り取ったのが、生き生きとした印象派の作品。
 特に解説されてはいないけど、私が勝手に思っているのは、印象派の作品はあまり人物の表情がわからないこと。柔らかくぼんやりと描かれているせいかも知れないけれど、あまり生気が無いように私には見える。絵画のメッセージが、人物の表情より全体の雰囲気に依存している感じ。全体の眺めから受ける印象として、嬉しかったり哀しげだったりするような。
 あと気になったのは、モネの風景画。私は写真でも絵画でも、一点透視図法の遠近のものが好きなんだけど、今回のモネの風景画は、奥に視線を誘われて吸い込まれるような遠近法で書かれていて、けっこう長いあいだ見入ってしまった。
 このあと展覧会は、キャンバスではなく紙に描かれたデッサン的な作品へと移る。どんな展覧会に行っても、大体真ん中あたりで小休止的な意味でこういうのを挟んでくるんだけど、実は、私はあんまりこういうのが好きではなくて、いつもさっと見て終わりにしてしまう。今回も、紙の上に鉛筆で描かれた線にはあまり印象派らしさが無くて、一通り目を通したら次のエリアへ。
 最後は、ポスト印象派からそれ以降の作品。印象派の柔らかい表現を受け継ぎつつ、写実性をもう少し追及したのがこのあたり。私は、印象派の中でも、このあたりの後期の作品が一番大好き。絵の具を厚塗りしたり、柔らかい筆致の中に強い筆致を交えて、よりはっきりした表現になってくる。
 このあたりはよく知られた名作が多い。セザンヌの「赤いチョッキの少年」、ゴッホの「自画像」などなど。特に、ゴッホの自画像は、去年の12月に見たゴッホ展にきていた「灰色のフェルト帽の自画像」とは違って帽子をかぶっていない方の自画像で、ゴッホが拳銃で頭を打ち抜いて自殺する直前に描かれたもの。帽子をかぶっているほうが世間的には有名だけれど、悲壮な表情はこっちのほうがより伝わってくる。
 代表的な作品にどんなものがあったかは、公式サイトを見ればわかるし、何より、日本初公開で私が好きで好きでいつかは見たいと思っていた作品が多すぎて、全部書いていたらキリがないので省略。
 でも、今回の展覧会は、印象派が特に好きじゃない人でも、絵画に興味が無い人でも、きっと楽しめると思う。色が綺麗だなぁ、優しい絵だなぁ、素敵だなぁ、ってそれだけでいいと思う。ジブリのイラストみたいに、予備知識やストーリーを知らなくても、絵ヅラだけで楽しめるものが揃っているから。おばちゃんたちが始終「あらまぁ〜素敵ねぇ〜うっとりしちゃうわねぇ〜」ってうるさくてイライラしたんだけど(笑)、純粋に絵画を楽しむには知識なんて不要で、おばちゃんたちみたいに純粋に“いいな”と思う作品を直感で探すのもいいと思う。ぜひぜひ、興味が無い人にも行ってほしい。ここまでの展覧会は、きっともうほとんどない。




2011.7.20.Wed 映画 「軽蔑」
 @角川シネマ新宿
 7月いっぱいで公開終了で、間に合わないんじゃないかと思っていたけど、今日ようやく観れた。角川の映画館はTOHOほど多くないから、美術館のあとのランチついでに角川シネマ新宿をチョイス。
まず、映画云々の前に、大問題があった。ここの劇場は初めて来たんだけど、予想以上に小さかった。今回のスクリーン2は、全部で50人入るか入らないかくらいで、シートピッチも狭かった。そして、終了間際とあってほぼ満席、しかも節電で空調は弱め。ここまで条件がそろえば何が起きるかは考えるまでもなく。小さな教室くらいの窓も無い空間に50人の人が押し込められて、空調も大して効いてないとなれば、簡易サウナ状態。満足に身動きも取れない簡易サウナで過ごす136分は、お世辞にも快適とは言えなかった。映画って、まず、ベストコンディションで観ないといけないものだと思う。そうでないと、映画の出来とは無関係な要素で映画の評価が少し下がってしまう。
 私がこの映画を観ようと思ったのは、主演の高良健吾が見たかったから。私が周りと話した感じでは、彼はまだそれほど知名度は高くない?たぶん、出ている作品を見れば「あーこの人か」となるんだろうけど、一人で写ってる顔写真だけでは認識してもらえないのかな。 
 まずは、映画の内容をざっくりと。田舎の名家の出身であるにも関わらず賭博をしながらその日暮らしをするヤクザ者の男と、トップレスバーのストリッパーの女が新宿歌舞伎町で出会って恋に落ちる。ある事件をキッカケに2人は男の田舎へと高飛びするも、周囲は2人の関係に反対し、それが2人の仲をぎくしゃくさせる。やがて女は一人で東京へ戻り、再び夜の世界へ。男はしばらくしてから東京へ女を追っていき、また2人で田舎に戻る。しかし、男は、女が東京にいる間に田舎でとある問題を起こしていた。その問題をきっかけに、2人はある男に振り回されることになる…。といったところ。
 キャッチコピーの「世界は二人を、愛さなかった。」からもわかる通り、悲しい悲しいラブストーリー。結論から言ってしまうと、ハッピーエンドではない。登場人物みんなが何かしらの負を抱えていて、最後まで誰一人として救われない。誰も幸せにならない。
 内容より、鈴木杏のポールダンスとか、2人の一糸纏わぬベッドシーンとかが先走って話題になったから、なんとなく「えっちな映画」みたいな印象になってしまってるかも知れないけど、ちゃんと深くてちゃんと悲しい映画だった。確かに、R-15指定なだけあって、随分な濡れ場がたくさんあったし、脱がなくても淫靡なシーンがたくさんあったけど、その生々しさが逆に2人の悲しさを際立ててくる。誰にも理解されない、っていう孤独と、強すぎる愛情。悲しくて痛い。
 主演の若い二人だけでは何となく心もとなくなりがちだけれど、まわりがベテランぞろいだから、全く軽々しくない。中でもとっても気に入ったのが、大森南朋。ドラマでは、穏やかだったり面白かったりする役が多いけど、私はずっと彼には悲しい悪役が似合うと思ってた。今回はまさにそれで、彼の鬼畜な高笑いや怒鳴り声や罵声が、すごくツボにはまった。二人を引き裂く悪役としては最高のキャラクターで、人間って怖いなって思わせてくれる。
 私は原作を読んでないからわからないけれど、主演の二人に関しては少しミスキャストな感じもした。高良健吾じゃなかったら私は観てなかったんだけど(笑)、つまり、ダメ男なのにどうしても惹かれてしまう魅力的な男じゃないといけないのに、ただの遊び人にしか見えない。なんで女がそこまでこの男に惹かれるのか、という明白な答えが見当たらない。女のほうはと言うと、単純に、鈴木杏がストリッパーには見えない。確かにポールダンスには猛特訓の成果は見えたけど、セクシーな衣装を着ていても全裸になっても、イマイチ、圧倒的な色気っていうのがない。残念。
 観て良かったとは思うけど、他の人にも薦めるかどうかとなると、薦めないかな…。ポスターとか公式サイトとか観て、お金出しても観てみたいなと思う人だけ観ればいい。恐らく、無料で観れるとなっても、観ない人は観ないと思うし。逆に、こういう世界観が好きな人は、ストーリーにハマらなくても雰囲気だけでも充分楽しめると思う。
 今度、原作を本で読んでみたい。




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