水谷家の日常SS 

June 09 [Fri], 2006, 0:22
また始まった、栄口は自分の心の中でそう呟いた。





「勇貴、昨日の復習!」

最近歩き始めたばかりの愛息子を、向かい合うような形で膝の上に座らせ、水谷はそのつぶらな目をじっと見つめる。
何日か繰り返されているこの行為。
まだ1歳という年齢の子供にとっては理解できるものではないけれども、大好きなパパに抱っこしてもらうことは勇貴も嬉しいらしくにこにこと笑みを浮かべている。

「お口開いて・・パパって言って?」
「あー」
「惜しい!口の形は一緒だから、「あ」じゃなくて「パ」だよ。」

見本とばかりに大きく口を開き、水谷は「パ・パ」と今度はゆっくりとその単語を紡いだ。

「あーあー」
「パパ、パパだよ」
「あー、う」
「・・勇貴・・」

何度目の前で「パパ」と繰り返しても、返ってくるのは「あ」や「う」といった言葉になりきらないものばかり。
「1歳ならそろそろ話し出すんじゃないの」と同僚から助言を受けてから1週間、毎日繰り返してきたというのにその成果は一向に現れない。
別に発育を焦っているわけじゃない。
他の子よりも遅いとか、そんなことはどうでもいいのだけれど。

「あーうー」

膝の上にじっと座らされていることに飽きたのか、勇貴は水谷の膝の上から下りようと身を捩らせた。
時間にして10分ほど。まだ1歳の子の集中力なんて、これぐらいが限界。
第一、勇貴はこれが言葉の練習なんて理解しているわけもなく、多分ただの父親との触れあい・・みたいに考えているんじゃないだろうか。
水谷はガクリと肩を落とすと、勇貴を膝の上から下ろしソファの上へと座らせた。

「また、駄目だったね」
「うん・・」

落胆した様子で、水谷はテーブルの上に置かれたカップへと手を伸ばす。食事が終わった頃に栄口がいれてくれた紅茶は、もうすっかり冷めてしまっているが気にせず口をつける。
「入れなおそうか?」という栄口に、「平気、おいしいよ」と言葉を返すと水谷はそれをもう一口、口に含んだ。
喉を伝わる、程よい甘さが心地よい。

「勇貴、いつごろ喋るのかなぁ?」
「まだまだな感じがするね。」
「そうだよね・・」

宣戦布告・ハルミハ 

March 25 [Sat], 2006, 20:41
三橋が榛名の存在を知ったのは、榛名が三橋を知った少し前のこと。
二人の出会いは、少女漫画なんかで例えて言うのなら劇的なものだったのかもしれない。
場所がトイレであったという点と、同性であると言う点を除けば。
特に自己紹介をしたわけでもないし、話が盛り上がったわけでもない。
三橋にとっては阿部や栄口によって榛名に対して多少の知識はあったのだが、でも榛名の場合は違うだろう。
阿部と、いまだに連絡をとっているとは思えない。
だとしたら三橋と榛名の繋がりなんて、それこそゼロに等しいのだ。
お互いのことで知っているのは、学校名と部活ぐらい。これといって繋がりもなく、そのまま面識があるというだけの関係だった筈なのに。

それなのに、今三橋は榛名と向かい合って喫茶店に座っている。


「は、榛名さん」

目の前に運ばれてきたおいしそうなパフェに手を伸ばす気にもなれず、三橋は目の前でコーヒーを啜る榛名にびくびくしながらも声をかけた。
どうしてですか、と。

「どうして?どういう意味?」
「あ、ど、どうして、俺をここに?」

びくびく、おどおど。視線を彷徨わせながら、三橋は必死に言葉を紡いだ。
監督の都合で出来た急な休みに、三橋は従兄弟へのプレゼントを買いに来ていたのだけれど。
散々悩んで無難なアクセサリーを選んで購入している際に、後ろから声をかけられたのだ。
みはしれん?と、ちょっと戸惑いがちな声で。

「俺さ、お前に興味あんの。前に会ったときから気になって、タカヤに探りいれたけどあいつ返信してこねーし。そしたら、今日たまたまそいつが目の前にいたから。」
「え、あ・・そう、ですか。」


どういう意味だろう?榛名の発した言葉の意味が良くわからなかったけれど返事をしないわけにもいかず、三橋はただ曖昧に頷きを返す。
怒られるとかそういう類ではないことにほっと胸を撫で下ろし、水滴を浮かべ始めたパフェの容器を自分の元へと引き寄せた。
が、次の瞬間に返された榛名の言葉に、三橋はビクリとその動きを止めてしまう。

「お前、俺の言葉の意味わかってないだろ。」
「あ、え、あの、」

もともと会話が苦手な三橋が、咄嗟に言い訳なんて出来るわけがない。
キョロキョロと視線を彷徨わせた後、三橋は「ご、ごめんなさい」と小さな声で呟いた。

水谷一家の日常編。 

March 21 [Tue], 2006, 20:36
朝9時。
寝室のダブルベットの横に置かれたベビーベットから響いた声に、栄口は目を覚ました。
今日は祝日。水谷の仕事も休み。
ゆっくり寝ていいからね。と昨晩水谷に言われた言葉に甘えて、普段よりも2時間以上眠らせて貰ったため、夜泣きで疲れていた体もだいぶ楽になっている。
栄口は体を起こし、ベビーベットへと駆け寄った。

「ごめんね、お腹空いちゃったかな?」

普段のミルクの時間は、とうに過ぎていて。
それでも今まで泣かずにじっと待ってくれたのは、この子なりに気を使ってくれたのかもしれない。
栄口はそんな事を考えて、小さく笑った。





「・・・・・ええっ!!??」

目の前の光景に、栄口はただ呆然と立ち尽くしてしまう。
部屋の端から端に結ばれた紐。そこにぶら下がるのは手作りらしき日の丸の旗。
それも1つじゃなくて、いくつも作られている。
昨日寝る前まではこんな風にはなっていなかったはず・・。
『これからパーティーでも開くんですか』と聞きたくなるような部屋の有様に、栄口はこれを施したであろう水谷に詰め寄って、その肩に触れた。
と、

「水谷!なに・・こ、れ?」

振り向いた水谷の顔に、吐き出しかけた声が止まってしまう。
頬に描かれた日の丸。しかも水谷は誇らしげに満面の笑みまで浮かべていて。

「おはよう!栄口!」

栄口も座って、なんていいながら逆に腕を引かれてしまい、そのまま腕の中の子供共々その場所へ腰を沈めた。
問いかけたいことはたくさんあったのだが、その時ちょうど流れたテレビから『ついに決勝ですね!』というアナウンスが耳に届き、栄口はそういうことかと納得し水谷へと視線を戻す。
今日は水谷が前々から楽しみにしていたWBCの決勝戦。高校時代に自分も野球をしていただけあって、水谷の熱の入れようは凄まじいものが合った。
一度敗れた時の落ち込みようは、みてるこっちが辛くなってしまうほどで。
楽しみにしていたのは知ってる。栄口だって、育児の忙しさに忘れていたけれど楽しみにしていたのは事実だ。
けれど、だからといってここまでするだろうか。

「水谷って、ほんとバカ。」
「ひどっ!これ結構苦労したんだよ?ペイントだって、3回も書き直してさ。」


アベミハ 

March 06 [Mon], 2006, 16:27
二人の間にある距離を、一気に飛び越えて行けるなら
俺はきっと、なんでも出来るよ。




「あ、阿部君」

三橋が躊躇いがちに、阿部の名を呼んだ。
出会ってからもう半年以上もの時間が流れ、二人の関係が恋人へと変化したというのに三橋のこの口調は変わらない。
阿部がその声に振り向くと、自分で呼んだ癖に恥ずかしそうに視線を俯かせ、自分の指を絡めあうように弄ぶ。

「何だよ」
「な、なんでもない」

今日は休日で、今は部活の合間の昼休み。
阿部が部室で次の対戦相手のデータを見ると言い出した為、三橋もそれに付き合うように部室へとやってきた。
畳の上に腰を下ろして、二人でデータに目を通していたのだけれど。
もともと頭を使うことが得意でない三橋は、5分も経たない内にそれを放棄してぼーっと阿部の姿ばかりを目で追っていた。

「なんでもないなら、呼ぶなよな」

阿部が三橋の額を、パチンと軽く弾く。
言葉とは裏腹にどこか優しい阿部の仕草に、三橋は頬を緩ませた。
阿部のこの優しさに気づいたのはいつだっただろう。
最初はそれが全然わからなくて、ただ怯えてばかりで。
近づきたくて、でも近づくのが怖くて。
そんな矛盾だらけの自分がわからなくて、きっとたくさん傷つけた。
手元の資料へと視線を落としている阿部を、三橋はそっと盗み見る。
(真剣な目だ・・)

「あ、阿部君」
「んー?」

三橋はもう一度、阿部の名前を呼んだ。
けれど阿部は振り向かない。
それは多分、さっき用事がないのに三橋が呼んだからなんだろう。
視線は下に向けたまま、お座なりの返事だけが三橋の元に返された。

「阿、部君」

なら、もう一度。
それでも阿部は振り向いてはくれなくて。
資料に熱中し始めているのか、今度は返事すら返してはくれない。
休憩時間は後15分。
15分たったら自分たちはまたあのグラウンドで、18.44Mの距離を空けて向かい合うのだ。
投げることは好き。
だから部活は大好き。
たくさん阿部に球を受けてもらえることが、すごく嬉しい。
それは間違うことない事実だ。
でも。
だからこそ。


ミズサカ新婚話〜栄グッチマタニティブルーになる〜 

March 04 [Sat], 2006, 15:45
「おめでたですね。」
目の前に座る医師から告げられたその言葉に胸の奥をチクリと何かが刺した。
胸に広がるこの小さな痛みの正体を、嬉しそうに微笑む水谷に言えるわけもなくて。
曖昧に笑みを浮かべることで、
必死にその痛みに気づかない振りをした。



「ただいま!」

家中に響くほどの大声で、水谷の帰宅を知らせる声が届く。
栄口はキッチンから顔を覗かせ「おかえり」と声をかけようとしたが、両手に物を抱えた水谷の姿に思わず声を失ってしまう。
妊娠が発覚して1ヶ月ほど。
その間に水谷が用意したベビー用品の数は、小さなものから大きなものまでとうに20を越していた。
(またか・・)
思わず出かけた溜息をすんでの所で止める。
悪気がないことは十分にわかっているし、水谷が自分の妊娠を本当に喜んでいてくれるのもわかっていたから。


「栄口、体調どう?悪阻とか酷くない?」

手にした荷物を一端リビングに置くと、水谷は自らもエプロンを着けキッチンへと足を運んだ。
完成した料理を盛り付ける栄口の周りをうろついては、心配そうに顔を覗き込む。

「大丈夫だって。俺、あんまり悪阻とかないみたいだし。」
「ほんと?お昼はちゃんと食べれた?」
「うん。たくさん食べた。ほら、水谷もう出来るから向こうで待ってて。」

このやり取りも、もう何度目になるのだろうか。
一緒に病院へと行き栄口の妊娠が発覚してから、水谷は今まで以上に優しくなり栄口の体を気遣うようになっていた。
つらくはない?と毎朝声をかけ、
ゆっくりしててね、とお昼にメールをくれる。

「そう?じゃあ、これ運ぶね。栄口、足元気をつけて歩いてね??」
「わかってるよ。」

水谷は申し分のない結婚相手だと、栄口は実感していた。
仕事に対しても愚痴を零しはするが真面目に取り組んでいるし、家に帰ってきてからも家事を手伝ってくれたりもする。
せっかくの休日にも車で気分転換に連れて行ってくれたり、変わりに夕食を作ってくれたり。
そんな彼を愛おしいと思うし、大切だと思う。
その気持ちに嘘はないのに、今胸に渦巻くこの感情は一体何なのだろうか。
栄口は水谷を横目で見て今度こそ困ったようにそっと溜息を零した。


ミズサカ新婚話〜妊娠編〜(笑)  

March 03 [Fri], 2006, 10:10
疲れやすいな、って感じ始めたのは少し前から。
普段なら何でもないような日常動作でも、すぐに体が重くなってしまう。
結婚して体力が落ちたんだろうって最初は思っていたけど、それもどうやら違うみたいで。
疲れやすくて、すぐ眠たくなって。
そういえば、食欲も少し落ちた気がするし、最近は微熱だけれど熱も続いてる。
なんか変な病気だろうか・・と目を通した本に載っていた項目に、栄口は持っていた本を床に落としてしまうほどの衝撃を受けた。



―子供が出来たみたい。

そんなメールを水谷が受け取ったのは、ちょうど帰りの電車を降りた頃だった。
満員電車に揺られたせいで乱れてしまった髪の毛を、手で軽く整えながら改札をくぐった所でポケットにしまってあった携帯が震えた。
ディスプレイに表示された栄口の名に何か買い忘れでもしたのかな、と水谷は考えながらメッセージを表示させる。
その瞬間。

「え、・・」

そこに映し出された文字に、水谷は息を呑んだ。
改札口の前、人が行きかう場所で呆然と立ち尽くす水谷にいろんな人が肩をぶつけては、邪魔そうに顔を顰めその横をすり抜けていく。
何人目かの衝撃で、やっと水谷は自分がいる状況に気がついて、慌てて体を隅に寄せた。
胸がうるさいぐらいに高鳴っている。
栄口に電話をしようとふと下ろした視線の先に、自分の震える指先がうつりこんだ。

「・・・・」

耳に当てた携帯から響く無機質な機械音。逸る気持ちを押さえ、栄口が電話に出るのを待つ。
こういう時は何ていう物なんだろうか。
おめでとう?ありがとう??男の子、女の子?とか、あっ体調はどうなのかな、そういえば最近疲れやすいって言ってた・・
水谷の頭の中でいろんな考えが巡っていく。
と、

「・・はい、」

少しの間を置いて、携帯から栄口の声が響いた。

☆ミズサカ新婚話☆ 

March 01 [Wed], 2006, 19:23
「疲れた・・」

栄口はエプロンをはめたまま、近くのソファへと腰を下ろした。
このソファは二人が結婚する際に水谷がどうしても欲しいと買ったものだ。
少々値の張ったそれに栄口は難色を示していたが、こうして座ってみるとさすがにすわり心地がよく、ふわふわとした感触に眠気が襲ってくる。
母親がいなかった栄口にとって、家事をすることは慣れていたこともあり苦痛ではなかったのだが、なぜか最近はひどく体が疲れてしまう。
睡眠が足りないのかなと昨日は早めに就寝したが、その効果もなかったようだ。

「30分ぐらいなら、大丈夫かな。」

洗濯物はもう干したし、部屋の掃除も済ました。買い物は、まだだが起きてから行っても十分に間に合う。
段々と途切れてしまいそうな意識でなんとか思考を巡らせてから、栄口はそっと目を閉じた。



「ん・・・、」
鼻を擽る匂いに、意識がふっと浮上する。
まだどこかボーっとする頭で、キョロキョロと周りを見渡して、栄口は自分の失態に気がついた。
30分だけと決めて目を閉じた時にはまだ外は明るかったはずなのに、今ではもうすっかりと闇に染まっている。
一体自分はどれだけ眠ってしまったのか。
視線を壁にかけられた時計へと移せば、時刻は6時を過ぎた所。

「寝過ごした!えっと洗濯物と・・あっ買い物も!」

慌てて体を起こすと、自分の体からパサリと音を立ててタオルケットが落ちる。

「・・えっ、」

自分が眠る時には少しの間のつもりであった為、何もかけなかった。
それなのにこれが自分の体にかけられていたという事は、彼が帰ってきていると言うことになる。
どこにいるのだろうか。
水谷は普段なら帰ってくるとこのお気に入りのソファに座ってテレビを見ているのだけれど、今日は栄口が占領してしまっていたせいなのかリビングに彼の姿はない。
寝室だろうか?でも、寝室にはテレビもないし、いくらなんでも寝るには時間が早すぎる。


「あれ?栄口起きたの?」

声のした方に視線を移すと、両手に洗濯物を抱えた水谷の姿。
水谷はそれをリビングまで運ぶと、床に腰を下ろし一枚一枚丁寧に畳み始めた。

携帯バトン 

March 01 [Wed], 2006, 17:31
携帯電話で「あ」から「ん」までをいれて出てくる
予測変換ワードを書いてください。
あなたのプライバシーがだだもれです!

あ…会いたいけど
い…イエッサー
う…後ろから
え…えらいもんが(三河弁だ・・!すごいってことです・笑)
お…応接室 (雲雀・・!!!!)

か…()
き…期待
く…空中(多分ハウル)
け…玄関 
こ…恋人

さ…早速
し…して
す…少ないし
せ…咳き込む
そ…相当

た…ターゲット(??デジモン??)
ち…ちくしょう(口癖です)
つ…机
て…出遅れた
と…トーク

な…ないらしいけどね
に・・・逃げるんですか(携帯で小説書いた名残かな?)
ぬ…×
ね…願い
の…呪い(!?)

は…ハウル(来た、来た!!!)
ひ…ひぃ
ふ…復活(普通に使ったのかリボーンねたで使ったのか・・??)
へ…屁(何だこれ・笑)
ほ…☆

ま…まじで
み…ミクシー
む…むかつく
め…面倒
も…もうすぐ

や…やばいって
ゆ…夢
よ…様に

ら…ラブリー
り・・・リアルタイムで
る…ルール
れ…廉(またキャラ名来た!!!)次に冷徹とかでたよ。
ろ…×

わ…わからんかったら
を…×
ん…×


次に回す人・・は誰か貰ってください!!
するのは好きなんですが、回すのが苦手で・・・



+++
宇由さん、ありがとうございましたー!!

同人バトン 

February 28 [Tue], 2006, 18:38

○同人バトン○

Q1*同人歴(一般orサークル歴とコス歴)
一般は高1で始めて行きました!
サークル暦はないですが、友達の本のゲストと売り子は良くしてました〜。
ゲストは、ハンター・封神・ワンピ・薬屋探偵・デジモンなど。イラストを描いてました☆
コスは誘われたけど出来なかった・・!!やっておけばよかったかなとか密かに後悔(笑)
ちなみにバトロワです!

Q2*この世界に入ったきっかけは?
高校で友達になった子が活動してたので。
しかも絵がうまくて、隠れオタクタイプの子だったので抵抗なくずるずるとはまって行きました。
そうしたら同じ学校内に意外にたくさんいて、楽しかったです!オタク学園!!

Q3*今、萌や活動しているジャンルは?
リボーンとおお振りですね。萌えております。
本は作ってないです。

Q4*あなたは隠れ同人?オープン同人?
同人を知ってる友達にはオープン。でも知らない人がその場にいたら隠します。
家族にも隠してます。ベット下が怪しいです(笑)
最近は回りにあまりいないので、ネット上でたくさん発散させてもらってます!

Q5*今後は?
友達と名古屋に行くかも。一般で。まだ未定です。
大きいのにも行ってみたいですが。

Q6*野望とかありますか?
最近、はまるのがマイナー気味なので、それが広まるのを密かに願ってます。


Q7*バトン5人
止めちゃいます!回すのが難しくて・・
やってもいいぞって人がいたらお願いしますー



せらきよさん、ありがとうございました☆☆

アーサーさん、ありがとうございました!! 

February 27 [Mon], 2006, 14:34

水谷は、本当はとても泣き虫で。
傷つきやすいくせに強がりで、誰にも心の内側を見せようとしない。
へらへら笑って、軽口をたたいて、また笑って。
笑って、笑って、笑顔で自分を隠す。
「そんなだから疲れちゃうんだよ」って教えやったのに、
「栄口はやさしいね」なんてまた笑ったりするから。
そんな水谷を、心底殴ってやりたくなった。



「栄口、顔怖いよ。」
「怒ってるからね。」

即答で返された答えに、水谷はまた笑みを浮かべる。
普段から笑顔でいることの多い水谷のそんな顔はもう見飽きるぐらい見ている筈なのに、今はその笑顔が腹立たしくてしょうがない。
大体、怒ってるって言う相手に笑顔を向けるのっておかしくないか?と栄口は思う。
まるで自分の言葉が全て無視されているみたいじゃないか。
ごめんなさい、と誤って欲しいわけじゃない。
けれど。

「水谷、さっき俺が言ったこと聞いてた?」
「うん。当たり前だよー。俺、返事したでしょ?」

なら、そんな風に笑うなよ。
出かけた言葉は、声になってしまう前になんとか飲み込んだ。
栄口は考える。
どうしたら伝わるんだろうか、と。
寂しい時に傍にいたい、俺の前では強がったりしないで欲しいと。

「俺たち、付き合ってんだよね」
「うん。どうしたの、急に」
「確認したかっただけ。じゃあ確認出来たし、率直に言わせてもらおうかな。」
「うん?」


「泣いていいよ。」


気持ちが伝わらないことはすごくもどかしいけれど、俺は水谷のそいういう不器用な所嫌いじゃない。
悔しいから言葉で伝えてはやらないけど、嫌いじゃないから、
・・・せめて抱きしめるぐらいはしてあげる。
栄口は、水谷の肩を自分の胸元へと抱き寄せた。

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