第42話 

2006年08月31日(木) 21時00分
2人で登校する朝は気まずかった。
「…。」
「…。」
「あのさ…。」
「ん…?」
「昨日…変事いってゴメン…。」
「うん…大丈夫…。」
「…。」
「キツイいい方してゴメン…。」
「大丈夫…。機嫌悪くなったかと思って。」
それから少し沈黙が続いた。
「あのさ…。」
「俺達ゆっくりでいいよな!!」
あたしはその夜斗の大声に少し驚いた。
「うん!!別にいいよ!!」
あたしも負けじと大声を出した。
「明日、応援賞間違いなしだな。」
あたしは顔が真っ赤になった。少し昨日の事を思い出してしまったからだった。

第41話 

2006年08月27日(日) 17時46分
「何あったのよ。」
あたしはしつこく聞いた。
「何でもねぇよ。」
夜斗は答える。
「嘘つき。」
あたしはすねて前の方へ走っていった。
「待てよ!!…じゃぁ、メールで教えっから。」
そういった夜斗の顔は赤かった。

夜斗からメールが来てた。

【今日のことだけど。。。馬路恥ずかしい(照*ノД゛)】

なんだか知りたい。

【 どした??夜斗らしくないぞぉmm。。。】

恥ずかしいって…?どういう意味だ?

【あwwもうどうでもぃぃゃ!!あのな幸哉が、華恋に
「応援賞とったらキスして。」
って言ったら
「ぃぃょ。」
ってぃったんだって!!だからぁww】

ドキドキが止まらなかった。

【キスして欲しいというわけかい??】

本当は、こんな冷静じゃないくせに。

【うん…。。。(///Д///)=つ)Д`)ノ】

?!な…夜斗?!

【工口。】

自分だってしたいくせに。本心を隠す悪い癖。

【俺とじゃぃゃヵぁww^^】

う…。その事を言われると…。

【したい。】

本心だった。あたしはドキドキしながらも『送信』ボタンを押す。

【馬路?!お…俺焦るmm…(汗))えっ?!馬路…どうしょ・・・。】

焦らないわけがない。

【じゃぁ、しないって事で。焦るんだったらしない方まし。】

あたしは少しキツイ言い方をした。

【ぅ…ん…。。。ごめんな…。。。俺落ちるゎ。。。】

そういって夜斗は落ちていった。
こんな緊張したメール、夜斗に初めて送ったとき以来だ。

第40話 

2006年08月26日(土) 20時16分
「では、今日は運動会の実行について話し合います。」
級長の皐月が教卓にたって話し始める。
いよいよこのシーズンが来た。運動会のシーズンが来たのだ。
「はい!はい!!俺、応援団するー!!」
夜斗は、真っ先に手を挙げた。あたしもしようかな、って思ったけど、あたしは看板を描く仕事がしたかった。
「あたし看板描く仕事したい!!」
あたしと同時に手を挙げたのは華恋だった。
「じゃぁ、2人で看板係ね。」
そうして着々と準備が進んでいった。

あたしたちの運動会は、競技部門、応援部門、看板部門の3つが評価される。あたしは、どうしても看板を描く仕事がしたかった。競技も応援も上手にできないあたしだから、看板だけは全力でやろうと思ったから。まだ2年生だけど、悔いの残らない運動会にしたいのだ。

やっと仕事が落ち着きを見せた頃。応援団は忙しくなったらしい。一緒にも帰れない。華恋も、幸哉が応援団だから2人で帰る。
「ちょっと、覗いてかない?」
華恋がそう言ってあたしの手を引っ張った。
「ちょっとっ!!待って!!」
応援団は体育館で練習していた。
「見てよ。かっこいい!!」
華恋は幸哉を見てそういっている。
でも、あたしは、声も出なかった。
ジャンプしたり振り付けを一生懸命している夜斗を見ているとその場から動けなくなった。自分でもびっくりするほどおそろしいものだった。
「しずくー!!へへ。疲れた。汗びっしょり!!」
夜斗がこっちへ近付いてくる。『美人は3日で飽きる』というが、あたしはまだドキドキしたままだ。
「はい、タオル。」
あたしは自分のタオルをやる。
「しずくのにおい。」
夜斗はニコニコしながらあたしのタオルを使う。
「一緒帰れる?」
夜斗にあたしが聞いた。
「幸哉も帰ったぽいし、いいよ。」
え?!帰っちゃったの?!あの2人は、いつも居なくなる。ある意味憧れでもある。
「帰ろっか。」
夜斗の優しい笑顔にはいつも癒される。

手もつながず、あたしたちはゆっくり歩いて帰る。
「幸哉達羨ましいや。」
「なんで?」
「仲いいんだもん。なんかさ。」
「意味分かんない。今日の夜斗。」
「ちょっとな。」
なんかこの時、嫌な予感がした。

第39話 

2006年08月25日(金) 20時36分
いつも通りの朝が来た。
「夜斗おはよう!!」
「おぅ。」
そういって2人は手をつなぐ。
未喜は、夜斗が振った。
「もういじめません。」
そう言わせたらしい。

「指輪してる?」
あたしが夜斗に聞く。
「昨日、不要物で米山に取られた…。だから、キーホルダーにしてる。」
「大丈夫だった?」
「おぅ!!」
2人で笑う登校時間。あたしはこんな事があるなんて1年前思ってるはずはない。
授業で頑張ってる夜斗。皆と笑う夜斗。全部の夜斗が輝いて見えた。
いつもふとした時実感する。
―あたしは夜斗が好きなんだ。― と。

第38話 

2006年08月24日(木) 19時12分
あたしは夜斗の家の前まで来ていた。
「ピーンポーン。」
あたしがチャイムを鳴らすと夜斗のお母さんの声がした。
「はい?どちら様でしょうか?」
「静川です。夜斗君いますか?」
「しずくちゃんね。今、リビングにいるから表へ出すわね。」
そうして夜斗を読んでもらった。
「夜斗。あの手紙読んだよ。」
「だったら…、来んなよ…。」
あたしは、夜斗が好きなのに…、夜斗には伝わらない。あたしはそれが悔しかった。
「どうしてだめなの?」
しつこい事は分かってる。でも聞かないと気が済まない。
「手紙に書いただろ!!お前のためなんだよ!!」
夜斗の言葉が胸に突き刺さった。
  ―あたしのせいだ…。― 
辛かった。どうすればよいかも分からずあたしはただ夜斗の胸で泣いた。
「嫌だよ…。せっかく付き合えたのに…。両思いなのに片思いじゃん…。強くなるから…。あたしのことなんて心配しなくていいから…。」
夜斗の腕の感触が久々だった。
「おい…。しずく…。」
夜斗が言ってくれた言葉。絶対忘れないって決めたのに…。
「『しずくが好きだ…。』このセリフ夜斗が言ってくれたんだよ…。この言葉。絶対忘れたくないから!!」
あたしはそういって走り出した。もうこれから何していいか分からなかった。
「しずく!!」
あたしは足を止めて夜斗の方を見た。
「しずくが好きだ!!」
そういって走ってきてくれた。大きな腕があたしの体を包む。今、自分で何が起こっているかわからない。
「好きだ、しずく。俺が守るから。だから…また付き合ってください。」
あたしはもちろん、
「いいに決まってるじゃん。」
夜斗の指にはあたしとおそろいの指輪がはまっていた。ちゃんと薬指にね。

第37話 

2006年08月22日(火) 19時12分
その続きにまだ内容があった。
『ごめんな。すごく辛かったと思う。まじごめん。でも俺にはこうするしかないから。お前を守るにはこうするしかないから。だって勇翔に言われた事守らなくちゃな。男の約束だし。だから、ずっとお前とは居れない。ごめん。好きだから。こうするしかないんだ。まじごめん。俺がお前を好きという証拠に指輪を入れました。左手の薬指にはめてください。俺がはめられなくてごめんな。絶対18歳になったら迎えに来るから。』
夜斗のその手紙を見た後、あたしは袋の中をあさった。
「これだ…。」
そこには、シルバーの指輪が入っていた。裏側にはなんか彫ってある。
「H22、9、23迎えに来る日?これって、18歳のあたしの誕生日…。」
あたしはぼろぼろと泣いてしまった。
「夜斗…。な…夜斗ぉ…。」
そのあとにまだ何か彫ってあった。
「ナイト、シズク 付き合い初め記念日H18、8、20…。」
大好きだよ…夜斗…。大好きだよ…。
あたしは考えるより先に行動してしまった。
夜斗の家に行きたい。あたしは履き慣れないミュールをはきながら夜斗の家まで走っていた。

第36話 

2006年08月21日(月) 22時01分
仲直り作戦…。あたしたちの計画の名前だ。
「夜斗君〜!!」
華恋が話しかける。
「ん?」
「今日さ、幸ちゃんがパーティーしようって。」
「行く、行く!!楽しみだぜ!!」
ちなみに幸哉も協力している。
「じゃぁ、今日PM2:00!!」
「おぅ。」
華恋が手をGOODという合図をした。あたしは、またGOODという合図をし返した。

あたしは少し早めに来た。すると、夜斗がPM1:45に来たのだ。
「なにしてんの?しずく。」
「呼ばれたの。華恋に。」
あたしは赤くなる。
「この前…。」
「う…うん…。」
「あれ、まじでしちゃった。」
「良かったね。」
「うん…。」
沈黙。本当は『良かったね』なんて言うつもりなかったのに。また片思いに逆戻りじゃん。
「俺。」
夜斗がまた口を開いた。
「ん?」
「まだお前の事好きだから。」
そう言ってなんか袋を投げてきた。
「左手の、左から2番目!!」
そういって帰っていった。

袋を開けると指輪が入っていた。
「ごめんな。」
という手紙が入っていた。

第35話 

2006年08月21日(月) 17時58分
「い…今の…。」
「しずく?!今のは…。」
「本当にしたんじゃないよね。」
「…。」
「何もいえないの?」
「いや…それは…。」
「信じらんない!!」
あたしはそう言って教室を出て行った。

次の日。あたしは1人で登校した。
「未喜の方が似合うから彼女降りてくんない?」
瑠璃があたしに言った。
「は?」
「未喜の方が似合うの。今日は2人でデート中だしね。」
「それで?」
「なに、めっちゃむかつく。」
そういって瑠璃はどっか言った。
夜斗なんて…大好きだ…。絶対取り返す。

華恋に頼るしかなった。
「夜斗君と喧嘩?!」
「うん…。」
「しずく嫉妬深そうだしね。」
「違うんだって!!夜斗に未喜がキスしたんだよ!!その後『にやっ』って笑ったの!!」
「キス?!そりゃ喧嘩するよ…。」
「でしょ?!」
「信友が一肌脱いであげましょう!!」
「さすが。よっ日本1!!」
そうしてあたしたちの【仲直り作戦】が始まった。

第34話 

2006年08月20日(日) 18時12分
ある日だった。
「夜斗。」
聞き覚えのある声が夜斗を呼んでいた。
「だから付き合うわけねぇだろ!!」
「未喜付き合わなくていい。キスするだけ!!」
「んなのするか!!」
未喜だ。あたしは未喜が夜斗を好きだということを今気付いた。
「夜斗の馬鹿!!」
そう言って未喜は帰って行った。
と思ったがまたもどって来て夜斗にキスをした。
「夜斗、騙された。」
そういって未喜は、教室を出た。
あたしは黙っている事しかできなかった。

第33話 

2006年08月20日(日) 18時03分
そうしてあたしは、夜斗と付き合うことになった。夢みたいだ。
「夜斗。今日一緒帰ろ!!」
「おぅ!!アイス買ってこー!!」
「いいよ!!おごってよ!!」
夜斗はすごい回復を見せたちまち元気になった。

夜斗とあたしはいつもアイスを買っていく。
「あたしスイカバー!!」
「俺メロンバー!!」
「夜斗いつもそれだね。」
「お前もな。」
2人はいつもこれを買っていく。そして仲良く食べるのだ。
「夢みたい。こんな事。」
夜斗は言った。
「なんで?」
「だって、俺…まさかお前と付き合えると思ってなかったから。」
照れくさそうに頭を下にした。
「あたしだって、あんたと付き合うなって夢にも思ってなかった。」
「?!」
「勇翔みたいな根性のある奴と付き合うと思ってた。」
「俺…根性ないかな?」
「冗談!!」
そういってあたしは夜斗のメロンバーをひとかじりした。
「おい!!」
「間接キスだね!!」
あたしは笑いながら走って曲がり角を曲がった。
「馬鹿野朗。照れんじゃんぇか。」
あたしは、いつまでも、こんな日々が続くと思ってた。
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