米国IBMは3月16日、2009年6月にリリースしたプライベート・クラウド版のソフトウェア開発/テスト・サービスに続き、同サービスのパブリック・クラウド版もまもなく提供予定であることを明らかにした。米国とカナダでは第2四半期に、またそれ以外の国でも今年中にサービスを開始する予定だという。
【関連画像を含む詳細記事】 ソフトウェアの開発/テストをクラウド基盤の弾力的な環境で行うことにより、IT部門にとってはコスト削減が見込める。これまで開発/テスト環境では、あらかじめ一定数のマシンを用意し、その多くが頻繁にアイドル状態になるという無駄が生じていた。
また、「クラウド・ベースで開発すれば、社内システムの使用時間やスペースの確保のために作業中断を余儀なくされることもなく、必要に応じてリソースを呼び出せばよいので、プログラマーの作業効率もアップする」というのがクラウド推進派の意見だ。
IBMは同日、クラウド分野におけるパートナーのリストも公表した。この“パートナー・エコシステム”には、クラウド管理ソフトウェア・ベンダーの RightScaleとKaavo、セキュリティ・ベンダーのNavajo Systems、パフォーマンス監視ソフトウェア・ベンダーのAppFirst、アプリケーション開発ベンダーのAviarc、Corent、 Wavemakerが含まれる。
パブリック・クラウド版の同サービスは、米国Red Hatの仮想化技術も採用しており、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」、米国Novellの「SUSE Linux」、およびJavaをサポートする。
パブリック・クラウド基盤のベンダーとしては、米国Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)や米国Rackspaceなども同様のパートナーシップを形成しており、IBMの競合となる。とはいえ、エンタープライズIT ではIBMのほうが歴史が古く、同社のソフトウェア開発ツール「Rational」が広く普及していることから、競争上有利な立場にいることも事実だ。
なお、IBMは同日、「Rational Software Delivery Services for Cloud Computing v1.0」も発表している。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)
【3月17日18時16分配信
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