人妻ブルーレイ
December 04 [Fri], 2009, 11:48
2008年、日本を席巻した『崖の上のポニョ』。すでに2009年7月にDVDが発売され、家族で繰り返し楽しんでいる方もいることだろう。そして来る12月8日、今度はブルーレイ版がリリースされる。価格は7,140円となっている。
ジブリ作品のブルーレイ化は今回が初めてとなる。ジブリならではの人肌の温かさを保ちながら、非常に高精細な映像に仕上がっており、DVDに親しんだ人でも驚きや新たな発見が多いはずだ。
今回は、『崖の上のポニョ』で映像演出を担当したスタジオジブリ映像部技術部長である奥井敦氏、ブルーレイのオーサリングを手がけたパナソニックハリウッド研究所(以下PHL)所次長の柏木吉一郎氏に話を聞いた。
■特別に用いられた“ポニョフィルター”
――今回の「崖の上のポニョ」は、スタジオジブリとしては初めてのブルーレイ作品となりましたが、制作を終えられての率直な感想をまずは教えてください。
奥井氏「とにかく良いものができたということだけは自信を持って言えます。ブルーレイ化は初めてなのですが、今までやってこなかったのは、実はジブリでもブルーレイに対する否定的な意見もありまして。それを乗り越えて、やっと第1弾にたどり着いたということで、そういう意味では感慨深いですね」
――否定的な意見とはどのようなものだったのですか?
奥井氏「これまで私たちはDVDを制作してきましたが、最近のプレーヤーだと、アップコンバートの画も非常にキレイなんです。もちろん、それに満足しているわけではないのですが、そこに置き換わるだけの魅力がブルーレイにあるのか?と。それとブルーレイは当然、HD解像度で出力されますので、一般的な家庭に普及している大画面のフラットパネルにブルーレイの画を映したときに、はたして我々の望んでいるクオリティの画が映せるのか、と。その点に非常に疑問がありましたし、もしかすると非常にハードルの高いものになるのではないかと。そこが少し足かせになっていた部分です」
――制作過程の中で、特に印象に残ったエピソードはありますか?
柏木氏「DVDのときには、データ自体をHDの形でいただいて、それをSDの解像度にスケーリングダウンするわけです。その時点でおのずとボケた画になるのですが、そこで副次的にジブリらしい柔らかい画になっている。ですがブルーレイの場合はHD解像度のまま収録しますから、逆にブルーレイとして出すからこそ問題になる部分が出てくるわけです。それで『画を柔らかくしてほしい』という要望を受けまして。柔らかくする方法として一番単純なのはボカすことなのですが、『ボカさないで柔らかくしてね』と言われました(笑)」
奥井氏「注文はその1点だけでした(笑)」
――その注文どおりに仕上がったということですね。
奥井氏「そうですね。言った立場で何ですが、すごい難題を吹っかけたつもりだったんですけど……もちろん、苦労はされていますよ(笑)。ですが、一発回答をいただきました」
――今回の作品用に何か特別な技術を用いたということなのでしょうか。
柏木氏「はい。ブルーレイ用マスター制作の中で、ある非常に特殊な、今まで恐らく誰もそんなことはやっていないだろうなっていうような変換処理をして、ボカさずに柔らかくするという映像を実現しました。PHLの中では“ポニョフィルター”って呼んでいます(笑)」
――“ポニョフィルター”がほかの作品に活かされる可能性は?
柏木氏「ジブリさんの作品をまた扱うとなった際、個々の作品に応じて判断しますが、必要であればもちろん使用します」
――では今後、ジブリのバックカタログでブルーレイ化の予定などはありますか?
ジブリ作品のブルーレイ化は今回が初めてとなる。ジブリならではの人肌の温かさを保ちながら、非常に高精細な映像に仕上がっており、DVDに親しんだ人でも驚きや新たな発見が多いはずだ。
今回は、『崖の上のポニョ』で映像演出を担当したスタジオジブリ映像部技術部長である奥井敦氏、ブルーレイのオーサリングを手がけたパナソニックハリウッド研究所(以下PHL)所次長の柏木吉一郎氏に話を聞いた。
■特別に用いられた“ポニョフィルター”
――今回の「崖の上のポニョ」は、スタジオジブリとしては初めてのブルーレイ作品となりましたが、制作を終えられての率直な感想をまずは教えてください。
奥井氏「とにかく良いものができたということだけは自信を持って言えます。ブルーレイ化は初めてなのですが、今までやってこなかったのは、実はジブリでもブルーレイに対する否定的な意見もありまして。それを乗り越えて、やっと第1弾にたどり着いたということで、そういう意味では感慨深いですね」
――否定的な意見とはどのようなものだったのですか?
奥井氏「これまで私たちはDVDを制作してきましたが、最近のプレーヤーだと、アップコンバートの画も非常にキレイなんです。もちろん、それに満足しているわけではないのですが、そこに置き換わるだけの魅力がブルーレイにあるのか?と。それとブルーレイは当然、HD解像度で出力されますので、一般的な家庭に普及している大画面のフラットパネルにブルーレイの画を映したときに、はたして我々の望んでいるクオリティの画が映せるのか、と。その点に非常に疑問がありましたし、もしかすると非常にハードルの高いものになるのではないかと。そこが少し足かせになっていた部分です」
――制作過程の中で、特に印象に残ったエピソードはありますか?
柏木氏「DVDのときには、データ自体をHDの形でいただいて、それをSDの解像度にスケーリングダウンするわけです。その時点でおのずとボケた画になるのですが、そこで副次的にジブリらしい柔らかい画になっている。ですがブルーレイの場合はHD解像度のまま収録しますから、逆にブルーレイとして出すからこそ問題になる部分が出てくるわけです。それで『画を柔らかくしてほしい』という要望を受けまして。柔らかくする方法として一番単純なのはボカすことなのですが、『ボカさないで柔らかくしてね』と言われました(笑)」
奥井氏「注文はその1点だけでした(笑)」
――その注文どおりに仕上がったということですね。
奥井氏「そうですね。言った立場で何ですが、すごい難題を吹っかけたつもりだったんですけど……もちろん、苦労はされていますよ(笑)。ですが、一発回答をいただきました」
――今回の作品用に何か特別な技術を用いたということなのでしょうか。
柏木氏「はい。ブルーレイ用マスター制作の中で、ある非常に特殊な、今まで恐らく誰もそんなことはやっていないだろうなっていうような変換処理をして、ボカさずに柔らかくするという映像を実現しました。PHLの中では“ポニョフィルター”って呼んでいます(笑)」
――“ポニョフィルター”がほかの作品に活かされる可能性は?
柏木氏「ジブリさんの作品をまた扱うとなった際、個々の作品に応じて判断しますが、必要であればもちろん使用します」
――では今後、ジブリのバックカタログでブルーレイ化の予定などはありますか?
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