3番線のホーム

October 18 [Tue], 2011, 12:12
電車が通り過ぎた。

向かい側のホーム









今日も  いる






16時50分頃



あの人はいつもの場所に立っていた。


青いブレザーに
白いマフラー


髪は    明るい 茶色


でも夕方の光を浴びているからかな
今日はもっと明るく見える




この前までは同じ制服の女の子と一緒によく笑ってた 彼







その時の笑顔が    すごく  好きだった




笑うたびに八重歯が見えて



やんちゃにみえた






その笑顔が



本当に 好きだった。












でも











最近  彼はひとり



名前も知らない 彼はひとり



寂しそうに     うつむいている







今度いつあの笑顔がみれるのかな




自分が彼と違う制服を着ているのを羨んだ時も  ある

でも

それだから こうして静かに彼の顔を見ることもできる





でも   でも



彼が笑っていないのは    胸が イタイ



下を向いたままの彼の耳には



キラキラ キラキラ



ピアスが夕日にあたって



ひたすら輝いていた













駅のアナウンスを合図に



彼は急に顔を上げた













目が    合った








鼓動が強く

胸を   うつ













だって

彼の優しい眼に


ピアスみたいに


キラキラ キラキラ



光るものが見えたから







でもそれは激しい音を立てながら通過する電車に


かき消されてしまった





鼓動が続く 



鼓動で体が波を打つ












電車が去った後












彼は苦笑いをしてみせた






あの時の笑顔とは違うけど




私に向けた 精一杯の    笑顔だった







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