好きな人・・・ 

June 07 [Sun], 2009, 0:47
Yとは終わったのだっと分かってから、私はますますバスケにのめり込んだ。

忘れようと必死だったのか、ただ単純に上達しようとしていたのかよく覚えていないが、確実に以前よりも恋愛に対して興味がなくなっていた。


そんな私の気持ちとは反対に、なぜか告白されることが多くなった。


人生で初めてラブレターをもらったこともあった。


部活が終わって、塾へ行って、塾から家に帰る途中に後ろから5〜6人の男子が着いてきていることがあり、コ怖くなって橋って逃げて帰ると家のチャイムが鳴る。

すると1人の男子が立っていて、「ずっと好きでした。付き合ってください。」なんてゆうベタな告白もされたりした。


告白されることが私はとても苦痛だった。

その時私は好きな人がいなかったので、断らなければならない。

それが面倒でイヤだった。


相手の傷ついた顔を見ると、なんだか悪いことをしているような気分になる。

次の日から気まずくなる。


その繰り返しにうんざりしていた。



しかし、2年生になってからは気の合う男友達ができていた。


それは出席番号が同じで、席が隣の男子だった。(以下Sと呼ぶ)


ぽっちゃりしていて、かわいい顔をしていた。


ぬいぐるみみたいだった。




塾も近かったので、待ち合わせをして一緒に帰ったり、夜は電話で話していた。


内容はとてもバカな話だったが、時間を忘れて笑っていた。


Sと仲良くなると、Sの友達とも仲良くなり、今まで全く男子と話さなかった私が男子とも普通に話せるようになった。



周りからはSと付き合っているとか思われていたようだったけど、私はそんな噂が全く気にならなかった。


「Sが私のことを好きになるなんてありえない」
「私もSのことは友達以上には見られない」

とゆう確信があったのだろう。


どんな噂をされても、私たちの間に恋愛感情が湧くこともなければ、「疑われるのイヤだし、一緒に帰るのやめようか」とかゆう会話もなかった。


そんなSが友達として、本当に好きだった。





そして私たちは3年生になった。

クラスはSと離れてしまった。

でも、Sと通じてできた男友達の1人と同じクラスになった。(以下Oと呼ぶ)



Oは明るくていわゆる悪ガキで男子からも女子からも人気があった。

Oとも気が合って、3年になってからはOと電話で話すことが増えた。


一方Sとも電話はしていたが、以前とは何か変わっていた。




3年の一学期が終わる頃だっただろうか。

Sから友達を通じて手紙をもらった。


イヤな予感がした。


内容は想像通りだった。


紛れもない友達だと思っていたのに、告白されてしまった。



私もSに対しては思いが強かったので、電話か直接話したほうが良いのではないかと思ったが、そんな勇気があるはずもなく手紙を書いた。




  「私はSのことがとても好きでした。でもそれは友達としてで、恋愛感情はありません。
   Sもそうだとばかり思っていたので、傷つけるような態度をとっていたこともあるかもしれません。
   ごめんなさい。
   私はSとは付き合えません。誰とも付き合う気はありません。
   でも、本当に仲良くしてくれてありがとう。
   楽しかったです。」


と、こんな内容だったと思う。

それ以来、Sとは全く話さなくなった。

わかっていたけど、塾のあとも送ってくれることもなくなった。

もちろん電話も・・・。



初めのうちは少し寂しかったが、原因がわかっているだけに私にはどうすることもできなかった。




Sと話さなくなってからはOといる時間が増えた。

とはいえ、女友達・部活優先の私は、Oと約束していても「〇〇ちゃんと約束しちゃったからごめんね〜」とか言って、平気でドタキャンする女だった。

まぁただの友達だし、「悪いな〜」とかゆう気持ちもなかったのが正直なところだ。





そんな日が続いていたある日、部活の友達のFちゃんに「遊びに行こう」と誘われた。

聞くと同じ部活仲間のNちゃんも来ると言う。

女3人で遊ぶと思っていた。


しかし、待ち合わせ場所には女の子2人のほかに男子が3人増えていた。

「??????」な私の顔を見てFちゃんが


  「だって男子いるって行ったら来てくれないと思って。。。
   ごめんね。」

と。


  「いいよ。平気。」

とは言ったが、男子とは全く話さなかった。

しかも見たこともない男子が1人いたので、余計に離し辛かった。



それでも途中からはなんとか話せるようになってきて、その見たこともない男子が実は一番話せた。(以下R)

どうやらその男子も騙されて来たらしい。



そして、最近転校してきたのだと言っていた。

私たちはそのグループの一番後ろで2人でずっと話しながらみんなに着いていった。



そして、帰り。


みんなで電車で帰ったのだが、私だけ降りる駅が違った。

なので、1人だけ駅で降りてみんなに手を振る。

みんなも手を振ってくれた。



電車がホームを出るまで見送る。


みんな何か話しているようで、もう私のほうに背を向けていた。

しかし、私から目をそらさない人がいた。


Rだった。


ずっと手を振ってくれていた。

私も反射的に手を振っていた。



そして、彼らの乗った電車は走り出した。

その電車を見送りながら、私は自分の心が不思議な重いに包まれるのを感じた。







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