購入以来何度も読み返している本(シリーズ)を紹介します。
『月の影 影の海』 〜十二国記〜 上・下巻 作:小野不由美
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「あなたは私の主(あるじ)です」
ある日普通の女子高生“中嶋陽子”の前に、「ケイキ」と呼ばれる男が現れる。彼とその使いによって、異世界に放り込まれた陽子。ひとりはぐれ、人からも異形の獣(妖魔)からも追われ、逃げ回る陽子、やがてこの世界で初めて“友”と呼べる「楽俊(らくしゅん)」に出会うまでを書いた上巻。

楽俊の助けもあって、「ケイキ」を探す旅を続ける陽子。自分がなぜこの世界によばれたのか、「ケイキ」とは何者なのか・・・。その謎がとかれていく下巻。「良い子」でいることに努め、ただ流されて生きていた陽子。この世界でそんな彼女がどう生きていくのか。彼女に迫られた“とんでもない”決断・・・。
表紙の挿絵で甘くみてはいけません。少女向けの単なるファンタジーと思うとショックが大きすぎます。アニメにもなった『十二国記』の世界の最初の物語。ここからあの壮大な世界が始まるのです。
舞台設定がとてもしっかりしています。また、登場人物ひとりひとりが魅力的かつ個性的。上巻はとにかく「暗い」のですが、この暗さをある意味“耐えて”、下巻へ読み進むと一気に十二国の世界に入り込んでしまいます。
この上下巻からスタートしたシリーズ『十二国記』ですが、このシリーズは絶対に“出版順”に読むべきです。ほんっとに暗い始まりですが(しつこいゾ)、一度手にとってみてください。
シリーズの別の物語はまたの機会に・・・。ちなみにシリーズの中で私が一番好きな話は陽子の“次”の物語です。