札幌市の人口が189万人強 (2007.11.1現在)と190万人に迫ろうとしている。
人口100万人以上の都市で一冬の降雪量が約6mという都市は世界でも札幌だけだと言う。
スノーワールドとか
ロマンチックな白銀の世界とか、素敵な呼び名もあるようだが、雪国の宿命と言おうか、この雪の処理が、市の財政を圧迫しているのである。
札幌に降る雪は半端ではない。
一晩に10cmを越すなんてことは珍しいことではない。
そこで、登場するのが「
除雪作業」なのだ。「除雪」と言うのは、文字通り「雪を除く作業」であり、降った雪を掻き分ける作業で、通路を確保するだけのことであり、かき分けられた雪は、通路の両側に山のように積まれる。
札幌市では、降雪10cmをめどに、この作業を行う。
除雪の時間は主に交通量の少ない、夜から通勤、通学時間までであり、夜明けの除雪は、通勤、通学ラッシュが終わる時間、交通混雑を避けて行われる。
除雪作業が市内一斉に行われると、その距離は一晩で約5.200kと、札幌、鹿児島間の往復距離に相当すると言う。
市内の道路を一斉に除雪したとすると、その費用は、一晩で、1億2000万円にもなるという。
次に、通路わきに積まれた雪の山のを「たい積場」に捨てるために、
「
排雪」と言う作業がある。
この作業は、雪の山が自然に融けてくれれば必要はないが、寒さの厳しい札幌では、そう上手くはいかない。
幹線道路や通学路は、一冬に1回は必要となる。
除雪により山と積まれた雪の量は、多い年で札幌ドームに14杯分の排雪量にもなる。
この作業は、人手が必要となるため、費用も膨らみ除雪作業の8倍もの費用がかかると言う。
落語でくまさんの読んだ句に「初雪やこれが砂糖なら大儲け」というのがあるが、
残念ながら砂糖ではなく「雪のまま」なので市の財政にとっては、大損と言うか厳しい現状である。
(札幌市の話より)
(昨年度の除雪風景・・・・・イメージです。市で行っている除雪作業ではありません)