お知らせ:転載 戦争社会学研究会 第3回研究大会

February 09 [Thu], 2012, 13:31
戦争社会学研究会から第3回研究大会のお知らせ会場は筑波大学東京キャンパス文京校舎40代の研究者を中心にした学会のようです。
今回の大会には知り合いもたくさん出るので足を運びたいのはやまやまですが、これもまた、ちょうど、京都の某研究会での自分の報告と重なるので残念。
以下、内容を貼付けておきます。
プログラム2012年3月10日土研究報告112301400報告亘明志長崎ウエスレヤン大学テーマ戦時朝鮮人強制動員と統治合理性要旨戦時強制労働に関心を持つ人たちの間では、しばしば炭鉱では食べ物も十分与えず、過酷な労働を強要し、徴用された鉱夫が死んでも葬式もせず、死体を山野に埋めたということが当然の前提のように語られてきた面がある。
ところが、北海道で収集された炭鉱鉱山企業の資料からは、一定の食糧の確保や死者の葬儀、遺骨の遺族への返還に努めていた面もうかがわれる。
また、福岡県の炭鉱で死亡した朝鮮人労働者の遺骨の多くが、企業によって遺族のもとに届けられていることも確認されつつある。
これらの事実を踏まえると、植民地動員は天皇制イデオロギーの貫徹や強権的な国家権力の行使とだけ捉えるのは妥当ではなく、統治合理性フーコーという観唐ゥらの捉えなおしが必要なのではないか。
また、日本の近代化過程の中に戦時植民地動員を位置づけるためには、戦争遂行としての強制動員の実態解明とともに、それがいかなる動員計画のもとに実施されたかを検討し、計画と実態の齟齬を解明する必要がある。
1植民地動員を含む国家総動員計画はどのようにして策定されたか、2総動員体制下での動員組織機構の形成とその整備運営はどのようになされたか、3動員法の体系化とその施行を通して動員はどのようになされたか。
これらの唐ついて統治合理性の観唐ゥらの分析解明を試みたい。
司会打越正行首都大学東京休憩14001415シンポジウム14151715報告高橋三郎、吉田裕一橋大学テーマ戦争研究の視角社会学と歴史学の交差要旨戦争をめぐる研究は、社会学でも一定の蓄積がなされつつある。
だが、同時に歴史学に学ぶところも多かった。
では、社会学と歴史学をどのように交差させていけばよいのか。
本シンポジウムでは、戦記ものを読む1988年強制収容所における生2000年共同研究戦友会1983年など、社会学において戦争体験研究を牽引してきた高橋三郎氏と、日本人の戦争観1995年兵士たちの戦後史2011年などで社会学にも影響を与えた歴史学者吉田裕氏にご報告いただき、ご自身の研究史や周辺領域のディシプリンをどのように位置づけこられたのか等について、語っていただく。
それに対し、決死の世代と遺書1991年若き特攻隊員と太平洋戦争1995年等で戦争体験研究を進めてきた森岡清美氏、満州移民の歴史社会学1994年等、満州移民研究の蓄積が厚い蘭信三氏、戦争体験の社会学2006年などで新たな戦争体験研究を拓いた野上元氏に、コメンテーターや司会を務めていただく。
研究者の世代をまたぎながら、戦争研究における社会学と歴史学の交差を、討議を通じて考察していきたい。
コメント森岡清美、蘭信三上智大学、司会野上元筑波大学総会17301815懇親会18303月11日日研究報告210301200報告直野章子九州大学テーマ被ばくと受忍戦後補償の歴史から原発事故を考える要旨2011年3月11日に起こった大震災をアジア太平洋戦争と比較するは数多いが、特に、原発事故に関する責任を戦争責任と重ね合わせてカるものが少なくない。
実際に、東電福島第一原子力発電所事故の問題は、戦後補償の問題と通底する。
本発表では、受忍を中心概念としつつ、戦後補償の歴史から、現在作られつつある原発事故に対する補償制度の問題唐考えていきたい。
戦争被害に関しては、非常事態だったからという理由で、財産損失も身体被害や生命損失も一様に受忍すべしと国家が命じて耐え忍ぶべき被害が戦後に作り出されてきた。
原発事故では、非常時を理由に、作業者が高線量の被曝を余儀なくされ、周辺住民が不要な被曝を強いられた。
健康被害が生じたとしても、厳しく放射線起因性を問うことで事故との因果関係を否定し、放射能恐怖症として国や東電が補償を拒否する可能性も高い。
他方で、事故を起こした責任者たちは、国家の援助によって保護されかねない。
戦争に対して最も責任がある高級軍人に対しては手厚い援護をしながら、非戦闘員には被害の受忍を強い続けてきた戦後補償の歴史が繰り返される可能性が高いのだ。
司会青木秀男社会理E動態研究所昼食休憩12001300ワークショップ13001530テーマ戦争社会学をいかに構想するか戦争社会学ブックガイドをめぐって要旨戦争に関する研究は、従来、政治学や歴史学で多く扱われてきたが、社会学の方面でも、この種の関心が高まっている。
本研究会も、こうした学問動向のなかで発足した。
しかし、その方法笊ェ析手法は、メディア研究から言説分析、システムAライフヒストリー研究等、多岐にわたる。
それだけに、方法フ共有化はさほど進んでおらず、むしろ専門分化が進行しているようにも思える。
そこで、本ワークショップでは、野上元福間良明編戦争社会学ブックガイド創元社、2012年3月刊行予定を取り上げながら、戦争社会学をいかに構想できる093877のか歴史学、思想史研究等、近接分野との関係をどう位置付けることができるのかといった唐ついて、議進めたい。
コメント一瀬俊也埼玉大学木村至聖甲南女子大学応答野上元筑波大学福間良明立命館大学司会石原俊明治学院大学
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