桃はその情報を仕入れた

November 15 [Fri], 2013, 14:47
っとした。

 また、何か説教をされるような不躾な真似を自分がしたのだろうかと、慌てて我が身を振り返ったのだ。

 しかし、幸いなことに心当たりはなかった。

 家に入ると、母とエンチェルクの他に、もう一人いることが分かる。

www.ritasrebla.com


 だが、テルよりも遥かに落ち着いた声に呼びかけられ、彼女ははっとした。

 ぴしっと一度、背筋を伸ばし、それから深々と腰を折る。

 ここは、道場でもないし、相手はテルでもない。

 更に、母とエンチェルクが自分を見ているのだ。

 他のどんな環境より、怖いことこの上なしだった。

「ああ、堅苦しいことはいいよ。今日はお願いがあって来たんだ」

 子供の頃に、桃は彼──ハレと会っているらしい。

 だが、余りに小さい時の思い出過ぎて、よく覚えていない。

ブランド 財布


 ハレが、桃を側仕えとして旅に連れて行きたい、というのだ。

 これこそ。

 これこそ、彼女の望んでいた、旅立ちの大義名分。

 だが。

 桃は、それをテルに頼んでいたのだ。

 彼自身の旅に同行させて欲しい、と。

「テルからの推挙でね……」

 その言葉に、ほっとすると同時に疑問も覚えた。

 何でわざわざ、兄弟に推薦したのだろうか、と。

「料理、裁縫、礼法……そして、剣術。それらの力を、私に貸して欲しい」

mcm リュック


「リリューにいさんも、ハレイルーシュリクス殿下のお付きに?」

 伯母づてで、桃はその情報を仕入れた。

 正確には、誘われただけで、まだ返答をしていないという。

 リリューにいさんが一緒だといいなあ。

 彼が一緒なことほど、心強いことはないと思った。

 桃にとって、ハレはこれまで無縁に近い相手で。

 テルよりも、もっともっと気を
P R
カテゴリアーカイブ
http://yaplog.jp/gsgser/index1_0.rdf