お風呂につかる大切さ 

December 11 [Tue], 2007, 17:33
お風呂につかる大切さ


日本に温泉が多いことも関係しているのかもしれませんが、お風呂に肩までつかるとやっぱり、ほっとします。
最近は、シャワーですませている方も増えているようですが、やっぱりお風呂に入らなくっちゃ、という方も多いのではないでしょうか?
手術の後も、もうシャワーだけでなく、お風呂に入ってもいいですよ、と患者さんにお伝えする瞬間は、外科医にとっても、なんとなくうれしいものです。
今回は、普段あまり語られることのない手術後の入浴許可について、お話します。



これからの病院選びの新基準とは? 

December 11 [Tue], 2007, 17:31
これからの病院選びの新基準とは?


今回発表されたデータの結果だけを見て、一番成績の良い病院へ、是が非でも行くということは、決しておすすめできません.
今回のデータは、数百例規模のものであり、それだけで病院の優劣が決まるものではありません。また、その時に治療を受けた患者さんの疾病的な背景や、治療を行った医療チームの状況などは、施設や時期によっても異なるために、単純な比較ができるものではありません。
全がん協のサイトでも注意されていますが、これらのデータを鵜呑みにして、安易な病院選びをすることは、おすすめできませんので、今一度、ご注意下さい。
私は、今回の報告の意義は、もう一段深いところにあると考えています。今までも、医療における情報公開の流れの中で積極的に治療成績を公開されている病院やドクターはいらっしゃいました。しかし、今回は、地域の基幹病院が一定の基準に則って、がんの治療成績を明らかにしました。このことは、他の多くの病院へ、ゆっくりかもしれませんが、確実に影響を及ぼしていくと考えられます。
各病院が、一定の基準でがんの治療成績を公表する。それは、治療方法の標準化と全体的なレベルアップにもつながっていくと思います。また、これらのデータをきっちり判断するためには、患者さんやそのご家族だけでは限界があり、やはり、日頃からよく自分のことを知ってくれているかかりつけ医の存在が不可欠です。
ブランドや種々のマスコミ報道だけを基準に病院を選ぶのではなく、専門家のアドバイスの下、データに基づいて適切な病院を選ぶ時代の到来を予感させるのが、今回の全がん協の協同調査の結果だと思います。


全国がん(成人病)センター協議会 

December 11 [Tue], 2007, 17:29
全国がん(成人病)センター協議会



全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)という少し聞き慣れない団体が、平成19年10月に「全がん協加盟施設の生存率共同調査」の結果を発表しました。
各都道府県の基幹病院の一つは、国公立のがんセンターや成人病センターになりますが、全がん協には、30施設が加盟しています。昭和48年の設立以後、がんの治療成績向上のために、様々な取り組みをしていますが、今回の調査は、厚生労働省がん研究助成金「地域がん専門診療施設のソフト面の整備拡充に関する研究」班(主任研究者:群馬県立がんセンター猿木信裕氏)によるものです。
なにやら難しい漢字が並びましたが、要するに、厚生労働省の研究班が、一定の基準でそれぞれに病院における治療成績をまとめ、それらを一般に公表したということです。

日本の医療の特徴:フリーアクセス 

December 11 [Tue], 2007, 17:28
日本の医療の特徴:フリーアクセス



日本では、患者さんが希望すればどこの病院でも受診することができます。これをフリーアクセスといい、日本の医療制度の大きな特徴です。極論をすれば、ちょっと風邪気味かなぁ、というだけでも、大学病院を受診できるわけです。
欧米では、まずは、個人の開業医(家庭医)を受診することが必要なケースが多いですし、その医師も、地域ごとに決まっていることが通例です。
そういった意味では、選択の自由が保障されていて非常に好ましいと考えられますが、逆に見ると、どの病院を選べばよいのか、困ってしまう場合もあります。
最近では、新聞や雑誌でも、病院のランキングが載ったり、病院の口コミを集めたウェブサイトがあったり、はたまた、音楽のランキング会社が病院ランキングを発表したりと、いろいろなものがありますが、それらの基準も一定していないこともあり、なかなかわかりにくいのが現状ではないでしょうか。
私は、がんの治療での病院選びでは、いろいろな基準の中でもその治療成績が大切になるのでは、と思いますが、従来は、なかなかそういったデータは公表されてきませんでした。
しかし、医療における情報開示の中で、まだまだ進行形ではありますが、病院ごとのがんの治療成績を公開する流れができつつあります。


がん治療の病院選びの基準は? 

December 11 [Tue], 2007, 17:26
がん治療の病院選びの基準は?


がんと診断された後には、どの病院で詳しい検査を受け、治療を受けていくかを決めなければなりません。その基準は、意外に簡単ではありません。
健康診断や、ちょっとした体の不調で受診した医療機関の検査で、がんと診断される。
生活の根幹を揺るがしかねないショッキングな出来事ではありますが、事実は事実としてしっかり受け止めた上で、次のステップに進まなければなりません。
具体的には、どの病院で詳しい検査と治療手術を受けるかということを決めて、一つ一つすべきことをこなしていかなければなりません。この病院選びは、患者さんにとっては、切実で大切な問題ですが、いざその段階になると、何を基準で選ぶのか迷ってしまうことがあるのも現状です。
今回は、がんの治療の大問題、病院選びに関する新しい流れについてをお話します。