古傷 

2004年10月15日(金) 13時57分
ぐじゅり、と

古傷が痛む。


痛くて痛くてたまらない。

涼しい顔で

君は平気で踏みにじる。


そんな君を切り捨てても

誰も文句は言えないだろう?


文句など言わせない。

僕は君を否定する。

 

2004年10月11日(月) 0時10分
僕が君に

僕を偽りつづける限り

僕は幸せであり

僕は不幸せである

パンドラの箱 

2004年09月26日(日) 13時36分
自分の肯定が他人の否定

自分の否定と他人の肯定

全部箱に詰めた

鍵をかけた


仕舞っていた時間が長すぎて

錆びた鍵はまわらない

蓋が箱と化合している


箱はあまりに頑丈すぎて

壊そうにも壊れない


自分で鍵を錆びさせ

自分で蓋と箱を化合させ

深く海に沈めた

誰の目にも留めないように


世界に自分を合わせる為に

否定と肯定を箱に仕舞った所為で

肯定と否定に自分が食われる


鍵を破壊し

化合を分解し

今すぐ箱を

あけなくては

あけなくては

赤い夢 

2004年09月19日(日) 20時06分
ぽたり

ぽたり

血が流れる


そこには真赤な血溜まりが

僕は必死で始末をする


なくならない

なくならない

早く片付けなくては


ぽたり

ぽたり

血が流れる


必死で床を拭いていたら

床は消え失せ布団に化けた

隠し事 

2004年08月14日(土) 21時07分
惚れてるからこそ

隠し事がある


どうでもよければ

隠す事などない


愛するあなたに知れた時こそ

僕とあなたの関係は崩れてしまう


それほど僕は醜悪だから

許容 

2004年08月05日(木) 17時54分
それでいいんじゃない?とあなたは笑った

たったそれだけで救われた気がした


救われた気がしたから

沢山の人に秘密にしていることを言ってみた

そうしたらやっぱり

それでいいんじゃない?とあなたは笑った


大多数に赦されなくとも

ごく少数にさえ赦されれば

それだけで生きていてもいい気がしてくる


それだけで明日も生きられる気がしてくる

月と太陽 

2004年07月31日(土) 14時10分
日差しはあまりに強すぎる


夜行性の僕にとって

太陽はあまりに明るすぎる


月の柔らかな光と違って

太陽の刺すような光は

僕を容赦なく照りつける


日光はいらない

月光に恋焦がれ

僕は静かに眠りにつく

愛人 

2004年07月28日(水) 23時30分
甘えてごめんねと君は言う

別にいいよと僕は言う


幸せだと君は言う

それは良かったと僕は言う


自分はどんな存在かと君は言う

愛人かなと僕は言う

愛人になれたと君は喜ぶ

そんな君に僕は甘える


一緒に眠りキスをするだけの関係

それのなんと心地よいことか


甘えているのは君ではなく僕

僕は緩やかに君が壊れていくのを眺める存在

 

2004年07月25日(日) 19時54分
海は緑色だった

海は塩辛かった

日差しの強さに砂は焼けていた


あまりの暑さに海へ飛び込み

水の冷たさに砂浜に上がり

オンかオフ

1か0の温度地獄


海に入っても砂だらけ

浜に上がっても砂だらけ

オンでもオフでも砂だらけ


海に浮かぶのは

汚い草と

まとわりつく海草と


奇麗なものなどひとつもない

それはまるで

僕のココロのようだった

己惚れ 

2004年07月22日(木) 1時34分
嫌悪をぶつけられたことのない奴の

ただの己惚れだと思わないか?


“なんでみんな反応してくれないんだろう”

“みんな見てないのかなぁ”


少なくとも僕は

君の存在自体に意味を見出せない


“俺面白いでしょ?”

“俺みんなの中心にいると思わない?”


腹の中でそう思っていることがひしひしと

ちやほやとされていたことがひしひしと

大衆からのけ者にされることがなかったことがひしひしと

昏いナイフで傷つけられたことがないことがひしひしと


そんな君のその言葉は

嫌悪をぶつけられたことのない奴の

ただの己惚れだと思わないか?
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