きっかけ 

2004年07月28日(水) 23時28分
練習中の真剣な顔、休憩中の楽しそうな顔。
毎日新しい彼の姿をみつけて、どんどん好きになっていった。

ヨシユキはすごく明るくて、誰とでも話せる人。
人見知りな私とは正反対。
それが眩しくて、時には遠く思えた。

入ったばっかの頃は全然話すことができなかった。
自分から話しかけることなんてできなかったし、
彼が話しかけてくれてもあせって話せなかったり。
いろんなこと話したいのに。
好きな食べ物は?好きな野球選手は?
好きな人はいるの…?
聞きたいことがいっぱいなのに。
そんな自分がすごくイヤになったりした。

入部して一ヶ月のたった7月。
大会に向けて強化練習が始まった。
練習が終わったときはもうあたりはすっかり暗くなっていた。
ユリとユニフォームを洗濯していたら学校にはもう
誰もいなくなってしまっていた。

ユリとは家は反対方向だったけど、
危ないからといって待っていてくれた
ユウキと3人で帰ろうとユリが言った。

申し訳ないしいいよって断ったけど、
危ないからって2人にいわれて自転車をとりにいったとき、
そこにヨシユキが1人で座っていた。

「どうしたの?忘れ物?」
「いや、お前待ってたんだけど。おんなじ方向だし
送ってこうと思って。ユウキ先輩たち邪魔しちゃ悪くねーか?
あ、俺と2人ってのがヤだったらいいけど…。」
「イヤなんかじゃないよ!」
思わずいってしまった。すごくドキドキしていた。
こうしてろくに話したこともないのに2人で帰ることになった。

大きな一歩 

2004年07月21日(水) 22時35分
6月、雨の季節。
雨の日は体育をしている彼の姿をみることができない。

「好き」っていうよりは「憧れ」に近い気持ちだった。
だからユリにも話すことができなかった。
自分から告白なんて絶対にできない。
とても恋愛に対して臆病だった。

ユリには同じ高校に中学の頃からつきあっている
ひとつ上の彼・ユウキがいた。
ユウキは見た目はちょっと怖かったけど、
話してみるととっても気さくで明るい人だった。

「一緒に野球部のマネージャーやらない?」
ユリが誘ってきた。
ユウキが野球部で、マネージャーが足りないから
なってほしいといわれたらしい。
私もユリも部活に入ってなかったけど、
一年間だけでもいいからとユウキに説得されて、
あんまり気は進まなかったけど引き受けることにした。

はじめての顔あわせの日。
そこにヨシユキの姿があった。
その日から、私とヨシユキとの距離が
どんどん近くなっていった。

ユリとの出会い 

2004年07月20日(火) 15時51分
高校ではわたしと同じ中学からきた人はいなくて、
入学したときはだれも知ってる人がいなかった。

みんなおなじ中学どうしで固まるから、わたしはひとりぼっち。
お昼の時間。お弁当を一緒に食べる人がいなくて
どうしようって思ってたとき…

「あたしもいっしょに食べてくれる人いないから、よかったらいっしょにどう?」

と声をかけてくれた女の子がいた。
とても美人で、背が高くて、大人っぽい子。

今から思えばこのときのユリとの出会いがなければ、
私のなかにヨシユキとの思い出は存在しなかったかもしれない。

ユリはどんなときでも私を支えてくれた。
ヨシユキとのことで悩んでいるときは何時間も相談にのってくれた。
ヨシユキを失ったあの日も、一緒に泣いてくれた。

ユリがいてくれたから、
私はヨシユキとの時間を過ごすことができたんだよ。

ユリがいてくれたから、
私はヨシユキを失った現実から立ち直れたんだよ。

遠い存在 

2004年07月18日(日) 21時52分
入学式後の初授業。クラスでの自己紹介。
何度も何度もさがしたけど、
おんなじクラスに彼はいなかった。

まだ名前すら知らない彼。
知ってるのはおんなじ一年生ってことと、
自転車で通ってることだけ。
彼は何組なんだろう?名前はなんていうんだろう?
ほんとにこのときのヨシユキはわたしにとって
とても遠い存在だった。

教室の窓際から、体育の授業をやってる
ヨシユキの姿を見つけたときは本当にうれしかった。

でも彼は8組なんだ。
わたしは1組…
教室は校舎の端と端。

何の接点もない。

やっぱり遠い存在なんだな。

でもあのときのわたしはそれで満足だった。
彼の姿を見つけてドキドキしてる自分も、
彼の姿を見られないでがっかりしてる自分も好きだった。

ただヨシユキがこの世にいることだけで十分だったんだよ。
元気な笑顔をみられるだけで幸せだったんだよ。

出会い 

2004年07月17日(土) 22時03分
いろんな希望に満ち溢れていた高校入学式の日、
私はヨシユキと出会った。

でもヨシユキはその時のことなんて覚えてもなかったよね。
わたしは今でもはっきり覚えているのに。

たしかに出会ったっていっても、たいした会話もしなかった。
自転車置き場で、なくした私の鍵を一緒に探してくれた。
ただそれだけ。

でも私にとっては彼の笑顔がとても眩しくて、
とても心地よい時間だった。
このまま鍵がみつからなきゃいいのにって思った。

この人のこともっと知りたい、この人ともっと一緒にいたい。
どんどん彼に惹かれていく自分がいた。

プロローグ 

2004年07月17日(土) 0時40分
忘れられない思い出。
今までわたしはこの「思い出」にしばられていた気がする。
忘れなきゃ、忘れなきゃって思ってきた。
でもそう思えば思うほどどんどんつらくなっていく。

そんなわたしを変えてくれる人があらわれた。
それはいまの彼・ジュン。
彼と出会ったことで、いままで踏み出せなかった
一歩を踏み出すことができた。

そして私の中でつらい思い出でしかなかったものが、
とてもたいせつなものに感じた。
自分の気持ちを整理するために、
そしてこれからジュンと一緒に歩いていくために、
これからその「思い出」をつづっていきたいと思う。
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