駅前広場 

2006年03月07日(火) 22時27分
帰り際の煙草は切ない味がする。
それは私がせめてあと五分、と時間を引き延ばすための工作だからだ。
そして、
「煙草が吸いたい、この辺灰皿置いてない」
とうろうろする私を
「そんなに吸いたいのか」
と私の必死の工作など露も知らずに笑う人のせいだと思う。
何メートルか下のタクシーの群れと、後ろで歌う青年も絶対に罪の一端を担っている。

胸の内を晒す事は容易いだろう。
けれどそれが、そうそう都合よく結果をもたらしてくれないと分かるくらいには、私は大人だった。

ああ、もう 

2006年02月20日(月) 23時49分
一服しようかな、とベランダに出たところ、ずうっと降っていた雨が止んでいた。
冷たく湿った夜風が私の髪を揺らしていった。
そろそろ切りに行かないとな、とぼんやり思った。
寒くて暗いベランダで煙草を吸いながら、私は泣きたくなった。
こんな夜は、人恋しくてだめだ。


誰か、側に
いてくれないか。

叶うものなら
叶うものなら

ささささむいよう! 

2006年02月04日(土) 23時27分
バイトが終わって、外の愛車(原付)を見たらシートとメーターの所に霜が降りていました。
東京も寒いなあと地味に思いました。帰り道で指先が痛くなりました。
こういうときは変態詩人パワーがマックスになります。
散文詩っぽい文章が頭の中ぐるぐる回ったりして。
小説、と言うものを書けたら良いなあといつも憧れて書き始めたりしますが、毎回挫折します。
小説と言う形で、文章を書いてゆくのは苦手みたいです。
沢山書けばいいのだろうか。
1シーンだけがぱっと出てきたり、セリフだけ出てきたりで、全体像というものが浮かばないのです。
だからばーって書くと詩になってしまうのですね。最近書いてないけど。
アザミさんのところのあやめさんが、とてもすごい人に思えきました。


「すきだよ」
彼女はフローリングの床にぺたんと座って、ぐしゃぐしゃに泣きながら、ひたすら私に訴えた。
「すきだよ。ごめんね、ごめんね、わかんないよ、わかんないけどすきなのごめんね」
胸の底から搾り出すように、涙に濡れた声で、こどもみたいに泣きじゃくりながら。
窓ガラスの向こう側で冷たい一月の雨が降っていた。
部屋の中でもしっとりと雨の匂いがして、私の髪の先がその雨で濡れていた。
ぎこちなく包んでやった彼女の指は氷のように、冷えていた。
それがかなしくて、愛しくて、私もつられてひたひたと泣きながら、彼女の頭をくしゃくしゃと撫でた。

鞄の底で 

2006年01月22日(日) 0時47分
酷く風の強い、木曜日だった。

私はいつものように家を出て、寒さに耐えながら原付で駅へと向かう。
半ば無人駅の改札を何もせず通り抜け、電車に乗る。
柔らかな眠気と冬の日差しを抱いて、私は学校を目指した。


気がついたのは、学校の最寄駅へ着いてからだった。
財布が無い。
バイトに行く時と学校へ行く時では違う鞄を使う。
最寄駅では定期を見せたり、当然ながら切符を買うこともしない。自動改札が無いからだ。
だからこそここに来て駅員に定期を見せようと鞄を漁るまで気がつかなかった。
私はうろたえた。一駅二駅ならば戻れば良い。しかしここから家までは一時間半、往復などしていたら授業は終わってしまうだろう。
必死で鞄の中を探す。せめてキャッシュカードがあれば。

それは、鞄の底でひっそりと息づいていた。
貰ったまま、忘れていたそれはお年玉だった。もう半月はたっているのに。
袋を開けると、福沢諭吉が静かに役目を待っていた。
自分のずぼらさに心底感謝した瞬間だった。

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2006年01月22日(日) 0時36分
題名に特に意義はありません。ちなみに一部130ガバスほどです。
少しくらい笑いに走ってもいいか、という若気の至りです。
そもそも、これ以上ないほど面倒くさがりの私が、タグ打ちで日記をつけてゆくほうが間違っていました。
さらに言えば特に変わり映えしない日々であることや、三ヶ月以上経っているにもかかわらず、私には浮いた話一つ無い事も、更新を鈍らせる原因の一端を担っていると睨んでいます。

ここを見ている人がどれだけいるのかは分かりませんが、これからも生暖かい目で見守ってくださることをお願いいたします。
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