ラブリーボーン (2009)

February 01 [Mon], 2010, 14:30


THE LOVELY BONES
アメリカ/イギリス/ニュージーランド
監督:ピーター・ジャクソン
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
原作:アリス・シーボルド
出演:シアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、ローズ・マクアイヴァー、他


久しぶりのピーター・ジャクソン監督作品
スピルバーグも絡んでるとなりゃ〜期待せずにはおれません。

そうなんですけどねぇ・・・

(ちょっとネタバレしているかもしれないのでご勘弁を)

優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが…。 allcinema ONLINEより

宣伝にだまされたのか、期待しすぎたのか、
どうも乗り切れなかった様です。

前半の元気なスージーと家族のやりとりは
かなり丁寧に描かれていて入り込みやすかったですね。
そこから犯人ハーヴィ(スタンリー・トゥッチ)の魔の手に落ちる描写も
結末を知っているだけに悲しみ倍増です。



しかし天国と現世の間にいるというスージーの立ち位置が
よく分からないまま物語は進んでいった感があります。

取り残された家族の行動に一貫性がないような・・・

父親ジャック(マーク・ウォールバーグ)は犯人に目星をつけ
暴走するもののあえなく玉砕、その後怪我人のまま・・・

母親アビゲイル(レイチェル・ワイズ)は暴走する夫に耐え切れなくなり家出、
終盤、気持ちの整理をつけ帰宅。

祖母リン(スーザン・サランドン)は娘を失った絶望の家族から
明るさを取り戻そうと自己流の励まし方で家がグチャグチャ、
その後活躍するシーンは特にナシ。

妹リンジー(ローズ・マクアイヴァー)も犯人に狙われながらも
危険な行動にでようとするが・・・



で?どうした?

意味ありげに出てきたクラスメイトの霊視能力者の女の子

この役立たず!
しかも彼とくっ付いとるじゃないか!

犯人ミスター・ハーヴィのラストは・・・



なんでしょう?

一つ一つのシーンが短いのか分かりませんが
てんでバラバラに見せられているようで
出演陣の気持ちがいま一つ伝わってこなかったんですよ。

含みを持たせ伏線のように感じる人、物が
あまりにもスルーされている事が多く完全に消化不良です。

この作品で描きたい事は犯人を捕まえるサスペンスのようなものではなく
“スージーの魂と家族の再生”であることは解ってはいたんですが
そこに結び付けられる描写があまりに中途半端すぎる気がしましたね。

あの世の描写は綺麗です。
しかしこれもロビン・ウィリアムズの『奇蹟の輝き』(1998)
を思い出させるようで自分的には目新しさは無いような気もします。
CGは流石ですけどね。



このストーリーと世界観は大好きなはずだし、スージーの魅力もタップリです。



言いたい事、伝えたい事は分からなくもないんですが
イマイチ腑に落ちないモヤモヤだけが残った
そんな作品でした。

劇場を後にして最初に出た言葉が

解る気がするが、よく解らん・・・

でした。

いまでもモヤモヤする・・・もう一回観ようかしら。

★★★★★★★★★★

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» ラブリーボーン


ある日突然犯罪に巻き込まれ、子供を失った辛さから家族がすれ違い崩壊していく…事件の被害者側に起こる悲劇ですね。 
殺されてしまった主人公の少女が死後の世界から現実を見つめるというのは目新しいと思いますが、もどかしくスッキリ終わらない作品です。実際、もやもや感が残ってしまった。
それでも、犯人を捕まえるよりも、出来なかったことを優先する純粋な少女の気持ちはわかります。しかしそれなら犯人の事故死はいらなかったように思う(自業自得のように描かれている)し、せめてひとかけらの骨だけでも家族に見つけさせてあげたかった。
後半の金庫を廃棄するシーンでは、どうにかならないのかと思ってしまった。のうのうと暮らす犯人、すれ違う家族、それを見守ることしか出来ない自分。やはり死を受け入れることで前に進めれるという事なのでしょうね。
死後の世界は不思議で美しいですね、現実的にどうなのかは別として、美しく撮られていたと思います。
シアーシャ・ローナンちゃんが主演ですが、さすが演技力達者です、恐れる表情なんかがとくに凄く上手かったと思います。

【概略】
家族と共に幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー...

いやいやえん  July 20 [Wed], 2011, 11:06

» 【映画】ラブリーボーン…(サブタイトル自粛)

「プロヴァンスの贈りもの」以来のサブタイトル自粛ですが、まぁ映画感想部分を読んでくださいませ{/face_nika/}

さて本日{/kaeru_fine/}日曜日の行動…
午前中、チャチャタウンにあるTSUTAYAまでレンタルCDを返却{/dododo/}に行って、帰宅後レンタルしてた映画{/m_0058/}を観ました…で、夕方に食料品の買い出し{/silver/}…以上{/face_ase2/}
…折角の休みなのにねぇ{/face_ase2/}

本当は散髪{/m_0056/}に行きたかったんだけどねぇ{/face_hekomu/}。真夏なのに、盆明けには出張とかあるのに、すげぇ鬱陶しいんだよね頭髪が{/face_hekomu/}…でも面倒で行動しませんでした{/face_ase2/}



以下は映画観賞記録{/m_0058/}です。



「ラブリーボーン」
(監督:ピーター・ジャクソン、出演:シアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、2009年アメリカ/イギリス/ニュージーランド)

TSUTAYA DISCASさんで「Dr.パルナサスの鏡」と一緒に届いた作品。2010年7月17日(土曜日)の深夜から日付が変わって、翌日18日(日曜日)の1:45頃までにかけて鑑賞。しました。鑑賞順番としてはひとつ前の記事「トイ・ストーリー3」の前になります。



スト...

» 映画:ラブリーボーン




 話題の感動作と前評判も好評だったラブリーボーンをようやく観てきました。

よしなしごと  March 03 [Wed], 2010, 4:39

» ラブリーボーン

話題になってますね。
主演のシアーシャ・ローナンは、
「つぐない
」がとても良かったので楽しみです。(^^)

家族に愛され、恋に胸をときめかす14歳のスージー・サーモンは、
近所に住む男に殺されてしまう。
父は犯人捜しに明け暮れ、
母は愛娘を失った苦みに耐えき

映画、言いたい放題!  February 15 [Mon], 2010, 15:47

» 「ラブリーボーン」喪失と可能性を秘めたファンタジー

「ラブリーボーン」★★★★
マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、シアーシャ・ローナン主演
ピーター・ジャクソン 監督、135分、 2010年1月29日公開、2009,アメリカ,パラマウント
(原題:THE LOVELY BONES)




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「スージーは14歳で近所に住む男に殺害された、
この世とあの世の中間の天上から
まだ終わらない家族の危機をなんとか防ごうとする、
ファンタジー色の方が強い作品となっている」


ミステリーとホラーをファンタジーで包んだ意欲作。
中途半端な感じも否めず、
評価は分かれるだろうが、
自分は楽しく見た、色々詰め込もうとして
未消化な部分もあるが、本来人間ってそんなものだよね。


子供を失うことで崩れていく
これまでの日常、
それでも毎日は繰り返されるが、
その喪失感は埋まることはない。

人の狂気はどこにでも存在し、
いつ豹変するか分からない、
出来れば誰だって穏やかに暮らしたいのに
他者と過ごす社会生活の中で
調和というものはいかに脆いものか...

soramove  February 12 [Fri], 2010, 8:06

» ラブリーボーン

1973年、スージー・サーモンは14歳で殺された。 現世と“あの世”の中間の地で、現世が気になるスージー。 父は犯人探しに明け暮れており、母はそんな状態に耐えきれず、家を出て行ってしまう。 愛する家族がバラバラになっていく。 そしてその後も怪しい行動を続けている犯人。 まだ“あの世”へ行くわけにはいかないと強く思うスージーだった…。 ファンタジー・サスペンス。

象のロケット  February 02 [Tue], 2010, 2:08

» 「ラブリーボーン」え〜と、何と申しますか…。

[ラブリーボーン] ブログ村キーワード
 世界的大ベストセラーの映画化。しかもスピルバーグが製作総指揮、そんでもって監督はあのピーター・ジャクソン!「ラブリーボーン」(パラマウント ピクチャーズ ジャパン)。これで期待するなって方がムリでしょ?おまけに宣伝であれだけ『泣ける!』って煽られたらね〜。


 スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は14歳。父・ジャック(マーク・ウォールバーグ)、母・アビゲイル(レイチェル・ワイズ)、妹、弟の4人家族で仲良く幸せに暮らしていた。或る日、学校で片想いの相手から告白されたスージー。しかしその日の帰り道、近所に住むミスター・ハー...

シネマ親父の“日々是妄言”  February 01 [Mon], 2010, 22:10
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でもかなりのビビリ。

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毒を吐くのもご愛嬌

楽しめてれば
それで良いじゃない。。。。
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