第76位『Annniversary』 

November 09 [Thu], 2006, 8:33
次の曲はちょっとひさしぶりにミディアムテンポの曲、『Anniversary』だった。
明るいメロディーが好きな曲だ。
たまにこういう曲が入ってくるととても新鮮だ。
「きみはひーろーじゃなくて〜 かんぺきじゃないけど ぱわーをくれる〜 みえないかがやきのなかで トゥル ル〜ルルル〜」
この曲で76位とは、全く予想ができないランキングとなっている。
曲が終わると明かりが点き、MCのようだった。

「はい、4曲続けて聴いてもらいました。『気づいて!』は本当にひさしぶりなので、懐かしかったです。この曲はちょっと残念な思い出があって、初めて武道館でライブを歌って時の一番新しいアルバムなのに、なぜかこの曲は歌わなかったんですよ。今思っても、なんで歌わなかったのかなぁって不思議です。『RIDE A WAVE』も懐かしかったですね。」
椎名へきるの言葉に確かにと納得した。
「あのちょっと提案というか、お願いがあるんですけど、ここでちょっと長めの休憩入れません?」
どうやら、みんなやバンドメンバー、スタッフ全員に言っているみたいだ。
みんなはもちろん「え〜っ」と言うが、実際の所、本当はちょっと休みたい。
バンドメンバーはもちろん「休もう」という感じだった。
そこで、舞台袖から誰かが椎名へきるに声をかけたらしく、「じゃあ、ちょっと休憩です。だいたい10分くらい。」と椎名へきるが言った。
その言葉を皮切りに休憩が始まった。
みんなは何だかんだ言って、トイレに行くやつもいたりしていた。
会場にはさっきまでの雰囲気とは全く違う、ガヤガヤした雰囲気にあっという間に包まれた。

第77位『気づいて!』 

November 08 [Wed], 2006, 8:26
次の曲はちょっとしたハプニングから始まった。
前奏が無く、椎名へきるの歌が突然始まるこの曲に椎名へきるは反応することができず、歌詞が飛んでしまったのだ。
「だれにもさがせない あなたらしさでこいにさそって」
その部分がすっぽり無かった。
椎名へきる本人はこの曲が『気づいて!』だと気づき、手を合わせて笑って、「ごめ〜ん」と叫んだ。
そんな椎名へきるがとてもかわいらしかった。
その後は歌詞をきちんと歌っていた。
「きづいてむねのなか」
ちょっと暗めの曲で、盛り上がるという感じではない。
曲が2番になると、椎名へきるが思い出したかのように昔のライブでやっていたフリをしたのである。
それに気づいた僕は驚きと懐かしさに打ちひしがれた。
僕はそんなフリがあったことをすっかり忘れてしまっていたが、すべて思い出した。
この部分ではあんなフリが、あの部分ではあんなフリがと『気づいて!』の中にあるフリをすべて思い出したのである。
椎名へきるはそれからも時々フリをした。
歌の終わりに椎名へきるが突如として「ラッキーナンバー」と叫んだ。
??
何事かと思ったが、77位だから「ラッキーナンバー」と叫んだのだと理解した。

第78位『be yourself』 

November 07 [Tue], 2006, 8:24
次の曲は最初から一気に突っ走る曲だった。
『be yourself』。
『RIDE A WAVE』に続き『be yourself』とはいい流れだ。
みんなの盛り上がりもよりいっそうすごくなった。
手を振りながら、ジャンプをしまくった。
椎名へきる自身もステージの上を走ったりして暴れていた。
こんなに盛り上がる曲なのに78位とは意外だ。
人気のない8枚目のアルバムに収録されている影響だろうか。
この2曲だけでこんなに体力を使っているのに最後までもつのだろうか。
少しずつ自分の体力が心配になっていった。
それでも今はとにかくこの1曲1曲を楽しもうと思った。

第79位『RIDE A WAVE』 

November 06 [Mon], 2006, 8:45
ライトが点き、MCが始まった。
「ふぅ、疲れました。今の『わからない男』でちょうど20曲が終わりましたね。『Size Up』も入れれば21曲ですが。みんなまだまだ大丈夫〜?」
「おぉー!」
みんなはさすがにまだまだ元気はあるようだ。
「おお、まだまだ気合入ってますねぇ。私も負けないようにまだまだがんばりますよ。」
本当に大丈夫なのか少し心配になっていた。
「バンドメンバーは大丈夫?」
椎名へきるがバンドメンバーに聞いた。
「おぉー」
すかさずKENさんが答えた。
「まだまだ」
続いてJAKEさんが答えた。
「あーー」
ケン坊も続く。
しかし、そこで止まる。
宋さんとべ〜あんはお互いに顔を見合わせていた。
「俺はまだまだ大丈夫だけど。べ〜あんは駄目そうだな。」
宋さんの一言にみんなが笑った。
「きついねぇ。先に謝っとくけど、途中で倒れたらごめん。」
「え〜、何言ってるんですか!」
またみんなから笑いが出た。
「曲の途中でドラムの音がしなくなったら嫌ですよ。べ〜あんにはライブの最後で、X JAPANのYOSHIKI並みにドラムを壊してほしいんですから。」
椎名へきるのその言葉には大爆笑だった。
「ええ〜、俺ドラム壊すの。ドラム高いんだよ。そんなもったいないことできないよ。」
さらに大爆笑が起こる。
そこから爆笑劇が10分くらいは続いただろうか。
体の熱さが元に戻ったのが良くわかった。
「みんな行くよー」
「おー」
5分の2回戦が始まった。

特徴のあるギターイントロだ。
夏の海を感じさせるこのギターは『RIDE A WAVE』だ。
さわやかな感じがけっこう好きだった。
と言ってもこの曲も『RIGHT BESIDE YOU』に収録されている曲なので、かなり聞いたことがない。
「どんななみも RIDE A WAVE のりこなしてみせるわ〜」
ライブで改めて聴くとかっちょいい曲ではないか。
なんといってもギター。ギターの音が曲に合っていてかっこいい。
KENさんとJAKEさんのギターは最高だ。
今までの所、今日 一番 心の中で盛り上がった。

第80位『わからない男』 

November 05 [Sun], 2006, 8:24
次の曲はテンポの良い曲だった。
『80位 わからない男』。
けっこう好きな曲である。
「なぞときパズル あたまにはてなマーク」
ギターがなんといってもかっこいい曲である。
KENさんの方を見てみると、けっこう激しく動いていた。
JAKEさんはそこそこ激しく動いていた。
椎名へきるももちろん激しく動いていた。
そして、僕の隣の人も激しく動いていた。
「ありったけのあいで おとしてあげる かくごしていて」
サビの部分では手を大きく前後に振った。
さすがに少し疲れてきていた。
80位ということはやっと5分の1が終わったということである。
そう、まだたったの5分の1なのだ。
想像していたのよりもずっと長いライブになりそうな気がした。

第81位『REAL LOVE』 

November 04 [Sat], 2006, 8:20
次の曲は新鮮な気分だった。
その曲は『REAL LOVE』だ。
なぜそんな気持ちになったかというと、『REAL LOVE』が収録されている7枚目のアルバム、『RIGHT BESIDE YOU』が全体的に好きではなく、あまり聴いていないのだ。
一応どんな曲が収録されているかは知っているものの、1年に1回くらいしか聴かないと思う。
ライブでの『REAL LOVE』はCDで聴くよりも悪い感じになっていた。
音が寂しい。
CDの方が音の加工をけっこうしているからそう感じるのだろう。
何が変なのかといったら、ドラムの音が強すぎるのかな。
フッとべ〜あんを見ると、どこか疲れてきているような感じがある。
普通のライブだったら、もうアンコールに突入しているくらいだから、そりゃ疲れていて当然だ。
僕の体力はまだまだあった。
途中、バラードが続いたこともあるが、まだまだ盛り上がる曲が登場していないからだろう。
次の曲に期待しながら、『REAL LOVE』が終わった。

第82位『裸のプリンセスマーメイド』 

November 03 [Fri], 2006, 8:43
「へきるちゃんはどうしてこんなすごいライブをやろうと思ったわけ?」
そう聞かれると椎名へきるは少し悩んだ。
「正直、私は100曲も歌うつもりなかったんですよ。せいぜい20曲から30曲くらいのつもりだったんですけど、スタッフさん達といろいろ話しているうちに、某Tプロデューサーが『どうせだったら100曲やっちゃえば?』って言ったことがすべての始まりで…」
みんなが爆笑だった。
きっと某Tプロデューサーが誰かわかっているから笑ったのだろう。
「そうなんだ。へきるちゃんは20曲歌えばいいだろうって思ってたわけね。」
「いや、なんというか、いつものライブがだいたいそれぐらいですし、100曲も歌い続ける自信がなかったですからね。」
「同じミュージシャンとして、ライブで100曲は考えないよね。」
それからしばらくどうでもいいような二人の会話が続いた。
時々 笑ってしまうようなことを平気で言う二人がおもしろかった。
「じゃあ、そろそろへきるちゃんの疲れもとれたと思うので、僕は帰ろうかなと…」
「え〜っ、帰っちゃうんですかあ。」
それからしばらくそんなやりとりが続いた。
結局、木根さんは帰っていってしまった。
木根さんが帰るとバンドメンバーが戻ってきた。

「木根さんが来てなんかあわただしかったですけど、ライブに戻りましょう。まだ83位までしか歌ってないですからね。みんないくぞー!」
「おー!」
掛け声と共に次の曲が始まった。
あぁ、あまり好きじゃない曲だ。
ちょっと残念だった。
『82位 裸のプリンセスマーメイド』。
なぜこの曲が好きじゃないかというと、中途半端な感じが嫌いなのだ。
盛り上がりにかける、リズムが早くも遅くもない。
いまいち曲にのれないまま進んでいった。

『Size Up』 

November 02 [Thu], 2006, 8:32
バンドメンバーが居なくなり、ステージの中央に椅子に座っている椎名へきるとギターを持った木根さんが居たのである。
これはもしかしてと僕は思ってしまった。
そう思っていると木根さんがギターを弾き始めた。
やっぱり『Size Up』だ。
「であったころは まさかねこんな ベッドがせまく なるなんてぜんぜん〜ん」
ひさしぶりのひだまりの復活だ。
ひだまりでライブをしたのが去年の5月だから11ヶ月ぶりくらいだ。
どこかのほほんとした雰囲気に包まれたような気になる。
その時 気づいたのだが、モニターにはただ『Size Up』と書かれていた。
さっきの『私の未来』が83位だったから、『Size Up』は82位だと思ったのだが、違うのだろうか??
まあ今はあまり気にせず曲に集中しよう。
「もしもしあわせす〜ぎて〜 い〜まい〜じょうSize Upして」
ひだまりの世界に再び引き込まれると、とても居心地の良い気分に自然となった。
曲の終わりの音までその雰囲気に呑まれたままだった。
曲が終わって、椎名へきるが話し始めるまで、その空気の中に居た。

「もう、いきなり驚いたじゃないですか?」
曲が終わりいきなり話し始めたのは椎名へきるだった。
「いや、サプライズじゃないですかあ。」
そう答えたのは横に居る木根さんでした。
「ほんと騙されました。もしかして、みんなは知ってたの?」
「知らな〜い」
みんながいっせいに答えた。
「じゃあ、みんなも相当驚いたでしょ。てか、何が一番驚いたって、ライトが消えて真っ暗になったでしょ。そうしたら突然誰かがやってきて、私を強引に椅子に座らせるんですよ。もう、その時は怖かったですね。拉致されるんじゃないかって思いましたよ。」
「あはは」
会場中から笑いが。
「そうだよね。そりゃ確かに怖いわ。俺もね、ライトが点いて『あいつ誰だ?』って言われたらどうしようってすごい不安だったんだ。」
「それは大丈夫ですよ。木根さんは有名人ですから。」
「そんなことより、なんで今日来たかっていうとね、まあへきるちゃんがすごいライブをやるってことでね、こりゃ一応プロデューサーだし、見に行こうとは思っていたんだ。で、俺が見に行くことを聞きつけた奴らが、『どうせならひだまりの曲をやりませんか?』って言って来たんだよ。そこで断るわけにも行かないじゃん。で、仕方が無くこうして出てきたわけ。」
「いやいやだったんですかあ!」
「いや、そんなことはないよ。だって武道館ですよ。ミュージシャンなら誰もが夢見る舞台にそんな立ちたくないなんて思わないですよ。」
そう言っている木根さんはわざとらしくて面白かった。

第83位『私の未来』 

November 01 [Wed], 2006, 8:30
次に始まった曲に思わずズッコケてしまいそうだった。
突如として始まったアコギソロ。
この曲も武道館に相応しい一曲だ。
「それはただあめのように ポツンとおちた おもい しょかのころ」
なんかこの曲を聴いているとライブの最後みたいな雰囲気になる。
「ずっときいてたかった こえだから ばんごうさえ いまも わすれない」
とても悲しい曲。その雰囲気が武道館に広がっている。
2番になると小声で自然と一緒に歌っている自分がいた。
どんな気持ちで椎名へきるは歌っているのだろうか?
どんな気持ちでみんなは聞いているのだろうか?
なぜかそんなことを考えていた。
『私の未来』が終わると、ステージ上は真っ暗になり、なにやらドタバタ足音が聞こえた。
再び明かりが点くとそこには驚きの光景があった。

第84位『Red』 

October 31 [Tue], 2006, 8:43
演奏が止まり、椎名へきるにライトが当たった。
「4曲続けてバラード、ミディアムテンポの曲を聴いてもらいました。『いつまでも…』はライブで歌う機会がなかったので、歌えてうれしかったです。よくぞランクインしてくれたって感じです。『Love Your Name』は自分が初めて映画に出た時の主題歌なので、すごい思い入れのある曲です。『晴れのち I Miss You』は意外でした。この曲は女の子ちゃんには共感できる歌だと思ってたけど、ケダモノ達にも少しは人気があるのかなあと思いました。『今すぐギュッと』は懐かしいですね。97年の春に初めてここでライブをやった時に歌った曲なので、歌いながらちょっとあの時のことを思い出したりしてました。」
みんなから静かな、落ち着いた拍手が自然と出た。
「ここで、MCってことは次からまた激しい曲ってことですか?」
メンバーに問いかける椎名へきる。
「まあ、それはお楽しみということで。」
そう話すJAKEさん。
「ちなみに次の曲は前奏が長い!」
そう言ったのはKENさんだ。
「前奏が長いって言われて、一つの曲がすぐに思いついたんですけど。あの曲かなあ?私の曲の中で前奏が長いって言われるのは他に無かったと思ったんだけど。」
僕も前奏が長いある曲がすぐに思いついていた。
「タイトルが色の種類じゃないですか?」
椎名へきるがメンバーに質問する。
メンバーは口に一指し指を当てて、「シーッ」やっているようだった。
「あっ、当たっちゃった。まあいいや。じゃあ、次の曲に行っちゃいましょう。」
その合図で曲が始まった。

やっぱりそうだ。
『Red』だ。
みんなも自然と立ち上がっていた。
ケン坊のキーボードが見せ場の前奏だ。
すごいの一言だった。
長い前奏が終わると、ケン坊に対して暖かい拍手が送られた。
椎名へきるの歌が始まると、テンションが上がりジャンプをしまくっていた。
僕の隣の人もすごいほど暴れていた。
「もやさなきゃあかあかと」
今までの曲のギャップだろうか、すごい勢いのある曲に聴こえた。
長い曲だが、あっという間に感じた。