その132 神の答

March 25 [Sat], 2017, 20:37
神の答
ヨセフの生涯D
創世記42
42:1 ヤコブはエジプトに穀物があることを知って、息子たちに言った。「あなたがたは、なぜ互いに顔を見合っているのか。」
42:2 そして言った。「今、私はエジプトに穀物があるということを聞いた。あなたがたは、そこへ下って行き、そこから私たちのために穀物を買って来なさい。そうすれば、私たちは生きながらえ、死なないだろう。」
42:3 そこで、ヨセフの十人の兄弟はエジプトで穀物を買うために、下って行った。
42:4 しかし、ヤコブはヨセフの弟ベニヤミンを兄弟たちといっしょにやらなかった。わざわいが彼にふりかかるといけないと思ったからである。
42:5 こうして、イスラエルの息子たちは、穀物を買いに行く人々に交じって出かけた。カナンの地にききんがあったからである。
42:6 ときに、ヨセフはこの国の権力者であり、この国のすべての人々に穀物を売る者であった。ヨセフの兄弟たちは来て、顔を地につけて彼を伏し拝んだ。
42:7 ヨセフは兄弟たちを見て、それとわかったが、彼らに対して見知らぬ者のようにふるまい、荒々しいことばで彼らに言った。「あなたがたは、どこから来たのか。」すると彼らは答えた。「カナンの地から食糧を買いにまいりました。」
42:8 ヨセフには、兄弟たちだとわかったが、彼らにはヨセフだとはわからなかった。
42:9 ヨセフはかつて彼らについて見た夢を思い出して、彼らに言った。「あなたがたは間者だ。この国のすきをうかがいに来たのだろう。」
42:10 彼らは言った。「いいえ。あなたさま。しもべどもは食糧を買いにまいったのでございます。
42:11 私たちはみな、同じひとりの人の子で、私たちは正直者でございます。しもべどもは間者ではございません。」
42:12 ヨセフは彼らに言った。「いや。あなたがたは、この国のすきをうかがいにやって来たのだ。」
42:13 彼らは言った。「しもべどもは十二人の兄弟で、カナンの地にいるひとりの人の子でございます。末の弟は今、父といっしょにいますが、もうひとりはいなくなりました。」
42:14 ヨセフは彼らに言った。「私が言ったとおりだ。あなたがたは間者だ。
42:15 このことで、あなたがたをためそう。パロのいのちにかけて言うが、あなたがたの末の弟がここに来ないかぎり、決してここから出ることはできない。

ヨセフの夢の解き明かしどおりに、世界中にききんが起こり、人々がエジプトまで食料を求めてやってくることになりました。そこに13年以上前に、ヨセフを奴隷として売った兄弟たちがあらわれたのです。ヨセフはすぐに気づきますが、兄弟たちは目の前のエジプトの総理大臣が弟のヨセフだなどとはまったく気づきません。ヨセフはわざと兄弟たちをスパイと疑い、シメオン一人をエジプトに残して、ヨセフの実の弟であるベニヤミンを連れてくるように命じ、退去させます。

1、人の思いにまさる神の計画。
 兄弟たちに売られ、ポティファルの妻に偽証され、無実の罪で牢屋に入ることになったヨセフは、解放されてエジプトの総理大臣にまで上り詰めた後も、どうして自分にこのようなことが起こったのか、完全には理解できなかったことでしょう。「主よ、どうしてこのようなことになったのですか?」と、神に尋ねる祈りもしたでしょうが、その答はすぐには与えられなかったのです。しかし兄弟たちが目の前に現れたこのときはじめて「ああ自分の苦しみは家族を救うためだったのか」と理解することができたのではないでしょうか?
 私たちの人生にも「主よ、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?」と神様に聞きたくなるようなことが起こります。またその時にいくら祈っても、すぐには神様から答が返ってこないということもあります。しかしこのヨセフのように、何年も後になって驚くような神様の計画が明らかになることがあるのです。私たちの思いをはるかにこえたところで、私たちの人生を良い方向に導いてくださる神さまを信じていきましょう。

2、恨みを捨て、心をまっすぐに生きる。
 ヨセフは自分をひどい目に遭わせた兄弟たちが目の前にあらわれたときに、「今こそ復讐のチャンスが来た」とは思いませんでした。彼の心には恨みはまったくなく、むしろ家族を救うためにはどのような形が良いかを冷静に考えていました。まっすぐな心で現状を見ることができたのです。考えてみればヨセフも当初は、見た夢をすぐに「ねえねえ聞いてよ。」とあたかも自慢するように話していた自制心のない人でした。おそらく彼の身に起った様々な苦難が彼の人格を磨き、自制心を鍛えていったのでしょう。私たちも心の中の苦い思いを捨てて、神様の御心を行うまっすぐな心を求めていきましょう。

3、神様としっかりと結びつく。
 長く沈黙されているようにみえた神様のご計画が突如としてヨセフの人生に表され、完成されていきました。それまでの悪い状況のなかで、また良い状況にあっても、ヨセフをまっすぐに立たせ続けたのは、神様との不断の交わりです。日頃から神様と密接につながっていることが、人生の苦難を乗り越え、成功をおさめる鍵です。この1週間も神様としっかりと結びついていきましょう。

今週の暗証聖句
天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。
イザヤ55:9

その131 神の人類救済計画

March 18 [Sat], 2017, 23:20
「神の人類救済計画」

創世記12:1-4
12:1 【主】はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。
12:2 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。
12:3 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」
12:4 アブラムは【主】がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハランを出たときは、七十五歳であった。

 神様は世界中のすべての人が、キリストを信じることによって救われ、永遠のいのちを持つことを願っておられます。では神様はどのようにして、その救いを人々にもたらそうとされているのでしょうか。神様の方法を学びましょう。

1テモテ2:4 神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。

1、人を選ぶ。
 全知全能の神様はこの人類救済計画を、あえて人を選び、その人を用いて遂行されます。神様はまずアブラハムという老人を選び、彼とその子孫を通して人類に神様の言葉を伝え、救い主を送り出すことを定められました。このように、神様はご自身の御心に適う人を選んで用いて、神様の救いの業をなさせようとなさるのです。聖書を通して明らかなことは、神様から選ばれ、用いられる人は、必ずしも人間の目から見て、力や知恵に満ちた、リーダーに相応しい人とは言えないということです。むしろ人間的には欠点があり、大きな失敗さえした弱さを持った人をこそ、神様はあえて選ばれ、用いようとなさるのです。
ヨハネ15:16 あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。
 神様は私たち人間を用いて、人々を救いたいと望んでおられます。このことを自覚し、感謝しましょう。

2、人を遣わす。
 アブラハムは神様から「故郷を離れて、見ず知らずの土地に出てゆくよう」に命じられました。これが神様の人類救済計画の始まりとなりました。同じように神様は、聖書のなかで様々な人に、「出てゆく」ように命じ、それに応えた人を通して救いの業が進められていきました。
マタイ28:19 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。
今も同じように神様は、私たちの住み慣れた環境、状況、立場、人間関係などから「出て行って」、神様の人類救済計画に参加するように呼びかけておられます。

3、人が応答する。
 私たちが覚えなければならない最も大切なことは、この神様の人類救済計画は、選び、遣わされる神様の存在と同時に、その神様からの呼びかけに応えて立ち上がる、名もない人々の応答なくしては進まないということです。呼びかける神様の声に、誰も応えないのならば、誰も主イエスの福音を聞くことがなく、救われないのです。  
 神様は今も、この地上で神様の呼びかける声に気付き、勇気を出して立ち上がる信仰者を探しておられます。この日本の、そして世界の救いのために、神様に選ばれ、遣わされようとしている人はいないでしょうか?もし神様の呼ばれる声に気付いている人がいるならば、その声に応答しましょう。

今週の暗証聖句
私は、「だれを遣わそう。だれが、われわれのために行くだろう」と言っておられる主の声を聞いたので、言った。「ここに、私がおります。私を遣わしてください。」 イザヤ6:8