I LOVE YOU 

2006年04月02日(日) 14時33分

見知らぬ土地のホテルにやっさんと二人。


こんなところに二人で来てたら絶対楽しいはずやのに。


ふと、そんなことを考えてしまう。



社長に反対された。



仕事終わりに二人で呼び出されて、なんや思ったらそんな話やった。

俺はどうしたらいいのかわからんくて、自分のとるべき行動ってもんが1こも浮かんでこうへんかって、

やっさんの腕をつかんでそこから逃げるように走った。


なにも考えてなかった。というか、よく覚えてない。
ただただ頭がまっ白になった。

やっさんを失うことは俺にとって恐怖やった。










「どう、するの?」

「どうするて、なにが?」

8本目の煙草を灰皿に押し付けた。
イライラして煙草ばかりくわえてしまう。
なにも出来ない自分に。
やっさんを守れない自分に。
いずれこうなることは予測できたのに。


「明日‥しごと…」

やっさんの目に溜まった涙がこぼれ落ちた。


「夕方、からやんな?」

「‥っ…うん」

「それまでには、戻るから。」


泣きじゃくるやっさんを腕の中に入れた。


「東京戻って、ちゃんと社長に言うから。」


「‥っ…たっちょんっ…」

「ん?」

柔らかな髪を撫でる。


「‥っ…おれっ、わかっ‥れたくない…っ…」


俺は小さく「俺も」とつぶやいて、震えるちいさな体を抱きしめることしかできひんかった。



I love you.
今だけは悲しい歌聞きたくないよ
I love you.
逃れ逃れたどり着いたこの部屋

なにもかもが許された恋じゃないから二人はまるで捨て猫みたい
この部屋は落ち葉に埋もれた空き箱みたい
だからお前は子猫のような鳴き声で‥

きしむベッドの上で優しさ持ち寄り
きつく体抱きしめ合えば
それからまた二人は目を閉じるよ
悲しい歌に愛がしらけてしまわぬように

I love you.
若すぎる二人の愛には人には言えない秘密がある
I love you.
今の暮らしではたどり着けない

ひとつに重なり生きてゆく恋を夢見て傷つくだけの二人だよ
何度も愛してるって聞くお前はこの愛なしでは生きてさえゆけないと‥

きしむベッドの上で優しさ持ち寄り
きつく体抱きしめ合えば
それからまた二人は目を閉じるよ
悲しい歌に愛がしらけてしまわぬように


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