龍の初恋、Dr.の受諾 樹生かなめ

February 06 [Sun], 2011, 4:36
『龍の初恋、Dr.の受諾』 樹生かなめ   講談社X文庫ホワイトハート 2009/08/05


二見シャレード文庫『DRは龍に乗る』の加筆修正版です。

あらすじ
「氷川諒一、俺の女房にします。これでいいですね」
明和病院に勤める患者思いの内科医・氷川諒一は、ある日、幼い頃大事にしていた清和くんと思いがけない再会を果たす。ところが、小さくって可愛かったはずの清和はすっかり立派なヤクザになっていて!?
今度こそ離れない!氷川は自分を避ける清和の元に乗り込むのだが……。



↓以下ネタバレ







「氷川諒一、俺の女房にします。これでいいですね」
よくないです。思わず帯に突っ込みを入れました。
BL界は例え男であろうとも女房、花嫁という表現が許される世界なのです。

あらすじで分かるとおり氷川先生(受)と清和くん(攻)の再会話です。

氷川先生はとりあえず日本人形のような顔立ちの美人内科医です。
捨て子だった氷川は氷川総合病院の院長の跡継ぎとして引き取られます。
しかし、15歳のときに院長夫妻に実子の正人が生まれると誰よりも優しかった養母の態度は一変。
氷川を施設に返すとまで言い始めます。
世間体を気にした養父によって、そのまま氷川家に残ることにはなりますが実子が生まれてしまえば所詮赤の他人です。
そんな氷川先生の心の支えになってくれたのが10歳年下の清和くんだったのです。

再会した清和くんと話しをしようと氷川先生は組の事務所を訪ねます。
普通の人間には中々できないことを氷川先生はやってのけます。
怖いお兄さんに追い返されても先生は諦めません。
清和くんに「来るな」と引っ叩かれても、水を浴びせられても諦めません。
氷川先生は日本人形のような楚々とした見た目とは裏腹に以外とタフなのです。

しかし、先生はついに事務所で一般人が聞いてはいけないお話を聞いてしまいます。
そして「死ぬか、仕事に手を貸すか」という選択を清和くんの養父である橘高さんに迫られます。
そこに組長代行である清和くんが現れます。
そして「氷川諒一、俺の女房にします。これでいいですね」と宣言します。
一同呆然です。氷川先生も呆然です。
何がこれでいいのかよく分かりません。
とりあえず、組長の妻も橘高の妻も子供を産んでいない=子供を産まないなら男でも女でも一緒ということらしいです。
こうして氷川先生は清和くんの姐さんになります。男でも姐さんなのです。

清和くんの女房になっても氷川先生には10歳年下の清和くんが子供しか見えません。
ベッドの中でも清和くんのおむつを取り替えてあげた話をします。
正月に親戚が集まったときに親戚から子供の頃の恥ずかしい話を聞かされたきの気分です。
女房におむつの話しをされるなんて清和くんが気の毒です。
とりあえず清和くんの体の方は立派な男に成長していました。

それから氷川先生は姐さんとして清和くんと一緒に暮らし始めます。
新婚生活を始め幸せいっぱいな氷川先生の前に清和の前の女である京子が現れます。
先生を姐として迎えたことで、清和くんは京子に手切れ金を渡します。
清和くんは氷川先生以外もう抱かないと決めたのです。
しかし、当然京子は納得ができません。

清和くんの不在を狙って京子は新居に乗り込んできます。
京子は今回のことで恥をかかされたと先生に詰め寄ります。
傍から見れば彼女は男に男を寝取られた女なのです。
京子はその落とし前として先生に「10億が指2本」を要求します。
氷川先生は10億をローンで払うと言いますが、そんなのは許されません。
京子は違法な金貸しを営む藤堂組長を引き連れていました。
ちなみにこの藤堂組長は今後も話に大きく絡んできます。

氷川先生の発言は京子の怒りにどんどん油を注ぎます。
結局清和が最初の手切れ金2億に10億を上乗せすることで清和の女性問題は解決します。
12億って一体どんな分厚さですか?一般庶民の私には分かりません。

結構とんでもない話ですけど、読んでいて普通におもしろいです。
何と言うか読んでいてだんだん癖になってきます。
ベッドシーンの描写が少ないように感じたのですが、ホワイトハートだからなのでしょうか?
ホワイトハートの作品を読むのはこれが初めてなので比較対象がないです。
個人的にはショウくんの友達の京介くん(ホスト)が好きです。

この本にはもう1つ「龍の産声」というお話が収録されています。
橘高家の養子となった後の清和くんの話しです。
清和くん(中学生時代)が年上の女と初体験を済ませたり、男に迫られたりします。


プロフィール
  • アイコン画像 ニックネーム:みらこ
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 血液型:A型
  • アイコン画像 職業:大学生・大学院生
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