月岡温泉 浪花屋旅館(新潟)

May 22 [Wed], 2013, 23:27
ここ数年、テレビ・雑誌などでよく紹介されている月岡温泉。温泉好きの皆様の結構評判もよく、マネージャーからいつかは行きたい!とずっと言われていた温泉地です。源泉の素晴らしさがいろんなところで紹介されていますね。また、温泉街としていろんな企画も考えられ実行されているようです。今回新潟湯巡りの行程の中で、日帰りでも良いから是非寄りたいと思っていました。ネットの宿泊予約サイトや旅行代理店では、月岡温泉の中でもごまちゃん好みの湯を提供している宿の空室がなかなか見つかりません。ところが、浪花屋旅館HPの空室情報を見たら、まだ予約可能のマークがついているではありませんか!もしかしたら更新が遅れているだけかとも思いながら、ダメもとで宿のHPから直接申し込んだら予約が取れてしまいました。


[100%源泉掛け流しの宿です]

浪花屋旅館は月岡温泉の中でも最も源泉に近い宿。〔浪花屋旅館HPより〕 源泉から引湯距離が短いということは、鮮度の良い湯を提供している確率が高いです。しかも100%源泉掛け流し。今でも自炊湯治も受け入れている宿です。事前にネット上で情報収集してみると、かなりお湯に関しては評判が良いようです。これはいいかも。GWでも通常の休前日料金というのも魅力的でございました。
到着すると、車何処に停めたら良いのだろう?と悩んでしまいました。いつまでも路駐できないし。マネージャーが宿のスタッフに聞きに行ったら、宿のすぐ隣にある小さなスペースに停めて良いとのこと。乗用車4台分程度のスペースに後からくる車のことも考慮し、できるだけ端っこに停めました。

宿泊
料金:8,650円(1泊2食 2名1室 税込)

平成24年4月訪問  快晴

[帳場前ロビー]

帳場で簡単にチェックイン手続きを済ませると、すぐに部屋に案内されました。お部屋は2階の朝日。宿の雰囲気からすると、宿の中でもわりと良い方の部屋ではないかと思われます。10畳+縁側、洗面台とトイレもお部屋についています。


[宿泊した部屋 2人で10畳は楽]


[縁側もついています]


[部屋の洗面台 扉の奥が様式トイレ]

部屋の設備としては、冷蔵庫(但し、中身入っている)、大きめなテレビ、ポットは普通のポット。エアコンはついていましたがリモコンが見当たらず。季節的に要らないと判断されていたのでしょうか。浴衣、タオル、バスタオル、歯ブラシはもちろん完備。自炊湯治の時はつかないと思いますけどね。


[縁側部分に冷蔵庫有]


[バスタオルは宿洗濯かな?]

宿の人から夕食と朝食の時間確認があり、あとは放置状態です。この時すぐには気づかなかったのですが、部屋の鍵って特に渡されませんでした。部屋の内側からは掛けること可能ですけどね。特に目立って良いという所はありませんが、値段からすると十分な部屋ではないかと思います。わりと古めの宿ではありますが、それなりに手入れはされていますね。


[1階平面図]


[2階平面図]

部屋でちょっと一息ついたら、まずはお風呂に向かいました。他の宿泊客がどんどんチェックインしてくる前に一度入っておこうという考えで。
お風呂は1階になります。宿入口より右奥側にあります。男女別内湯×1。


[風呂入口]

脱衣所は結構狭い!同時に2人着替えるのが精一杯。脱衣棚や脱衣籠もそれほど数が用意されていません。


[脱衣所 結構狭い!]

着替える時楽なようにベンチが用意されています。このへんの造りを見ると、基本的に湯治宿だったのかしら?と思いますね。もし、団体の宴会を受け入れるような宿でしたら、脱衣所もお風呂もそれなりの人数同時に利用できるよう設計する必要があります。


[脱衣所内のベンチ 着替える時は楽で良い]

浴室もそれほど大きくありません。湯船も2〜3人程度が入るのに丁度良いサイズでしょうか。


[男湯 落ち着きあります]


[湯口]

湯船の淵のみ石造り。湯船の中はタイル貼りになっています。実は、この湯の香りを期待していたのですが思ったほど香りが強くありません。どうしてだろう?と最初考えてしまいました。もしかしたら・・・ここに来る前に強烈なアブラ臭のする新津温泉に寄って来ています。そのせいもあって、本来はもっと強く感じるはずのいろんな香りが鼻が麻痺していて感じにくくなっていたのかもしれませんね。


[タイルの色の関係でお湯の色良くわからず]

さて、お湯の色はと思い覗きこむと、湯船のタイルの色のせいで正直よくわかりません。透明にも見えますし緑色っぽくも見えます。置いてある洗面器にとってみたのですが、洗面器にとったぐらいでは色がわかりにくい湯でございました。明らかににごり湯でないことは確か。香りもよく分からず、色もよく分からず。何しに来ているのだろう?なんて自分で思いながら、湯の温度を確かめてまずは掛け湯。ちょっと熱目ではありますが、十分に入れる温度です。
ゆっくり体を湯船に沈めていくと、温度が伝わってくると同時に体に染みこんでくる湯だな〜と実感。まとわりつく湯って感じ。なんとも心地よいですね。一人で入るには十分すぎる広さ。広過ぎない空間を独り占めできている幸せを感じることができます。
少し舐めてみたらえぐいほど苦まずい。この味だったら、なんらか体に効きそう。硫黄や銅のようなまずさとわずかに塩辛さのようなものが複雑に混じっている湯です。100%源泉のピュアな湯なのでしょうけど、味に関しては混じりっけだらけの素晴らしい湯だと思います。
お湯の表面を見ると、わずかに油のようなものが浮かんでいます。だんだんと鼻の感覚が戻ってくると、アブラ臭と硫黄の香りが混じったような湯だとわかってきました。やっぱり、舐めた時と同じ混じりっけだらけの湯だと実感。茶色っぽい湯花があるのも確認できます。湯花なのかどうかは正確に分からず。

湯船の淵に頭をもたげてぼけ〜っとしていると幸せな時間ですね。この日は既に何回も湯に浸かっているので、あまり長湯がもうできません。せっかく良い湯なのですが、最初だけ3分ぐらい連続で浸かること出来ましたが、あとは連続1分も湯の中にいることができませんでした。ちょっともったいない気もしますがそれだけ体は十分過ぎるほど湯を受け入れていたのでしょう。あとは宿泊なので、回数多く入れば問題なし。結局5回入りました。

湯船からの排水部分の変色状態を見ていると、湯の成分の濃さを感じます。


[排水部分 タイルも黒く変色している]

シャワーですが2台設置されています。特に可もなく不可もなく。


[シャワー]

シャワーの数より洗面器が多めに用意されているのはいいですね。このお湯だと、湯船の淵に座りながら掛け湯している程度でも十分に気持ち良い時間を過ごすことができます。


[ケロリン桶&風呂椅子]

女湯はというと、男湯とほぼ同じ。脱衣所もお風呂もほぼ一緒のようです。ただ、レイアウトの関係上、若干女湯の方が狭いのかもしれませんね。


[女湯脱衣所 男湯と基本一緒]


[女湯 男湯より若干狭いか?]

男湯は結構一人で入っていることが多かったのですが、女湯は他の客とかち合うことが多かったようです。日帰り入浴客も女湯側が多かったみたい。親子連れもいたようです。ごまちゃん的にはどうなんでしょう、小さな子連れの場合、このような湯治宿だと熱くて入れないとか狭くて子供の体を洗ってやるのにたいへんとかいろいろありますよね。小さな子連れはやっぱりある程度大きな旅館のお風呂の方が利用しやすいのではないでしょうか。まあ、すっかりこういう環境に慣れている親子というのも新潟だと多いのかもしれませんけどね。
マネージャー、なかなか一人で入浴がかなわない状況ではありましたが、それでも、十分に満足できたようです。
浪花屋旅館は夜11時までと朝6時からしかお風呂は利用できません。宿泊だとちょっと寂しい気もしますが、清掃等のことを考えると致し方ありませんね。

なお、脱衣所に入る前のスペースに、共同の洗面所があります。なんかクラシックな感じがこれまた湯治宿っぽくていいですね。


[懐かしい衛生陶器の洗面台がズラリ]

今回も食事付きで宿を申し込んだので食事も楽しみ。この宿、食事に関してとてもよい配慮というかシステムになっているというかがあります。それは、基本部屋食です。しかも、空き部屋があると、そこに1組ずつ食事を準備してくれます。大広間での食事ではなく、他の客に気兼ねすること無く、また、布団の上げ下げでホコリのたつ部屋での食事でもなく、なかなかよい配慮だと思います。今回はたまたま隣の部屋が空いているようで夕食も朝食も隣の部屋で頂くことになりました。


[夕食 豪華!こんなに食べきれるわけない]

夕食として並んでいる品数&内容をみてちょっと面食らい。あれ?そんな良いプラン選んだつもり無いんだけど。焼肉もあるし、カニもついているし。刺身も4点盛、焼き魚もブリかまかな?なんだろう?見た目にも豪華ですが、実際食べてみると更に驚き。鮮度の良さもあるし、また、旅館料理にしては味付けがあまり濃すぎずどんどん入っていきます。でも、最初から予感していましたがやっぱり全部食べることができませんでした。GWに9千円しないプランでこの料理なら文句なしですね。本来なら食事中もしっかり飲みたいところなのですが、軽く飲む程度で食べる方に集中致しました。海の物、山の物、両方の良い所が取り入れられた食事だと思います。

ただね、やっぱり量が大杉。新潟の人は全体的に大食いなのでしょうか?そんなことないですよね。余るぐらいの食事を出すのが宿側のスタンスとして常識という認識なのかもしれません。団体宴会ならともかく、個人客の時は食べきれる内容で量より質をあげるやり方も喜ばれると思うのですけどね。
デザートのメロンはお部屋に持ち帰りさせていただき、後からゆっくり食べましたよ。

夕食の後は一度部屋でごろんとなって、それからまた風呂に入りに行きました。日本式旅館マジックで、食事中にちゃんと布団が敷かれています。


[布団 綿のふとんでした]

朝食は朝8時。少し遅目にしてもらいました。品数的にも今度は十分食べきれる量になっています。このぐらいの朝食がいいですね。見た目以上に鮭が美味しかったし、前日の暴飲暴食の後でもどんどんごはんが進む内容になっていました。ちなみに、新潟の宿の特徴なのでしょうか、米がほんとにうまい。日本酒も美味しい土地柄だと思いますが、食事の時おなかいっぱいだからとご飯いらないというのは絶対に損だと思います。せっかくなので、ごはんをしっかり食べるようにしたほうが良いと思いますよ。


[朝食 わりと適量、米がうまい!]



食事付きの温泉宿はブロイラー育てているのと同じですね。たいして動かず飯だけガッツリ食べしっかり飲んでしまい、ゴロンと寝ているだけ。これではあっという間に大きくなってしまいます。でも、不思議なのは通常晩酌の3倍ぐらいの量飲んでいても、二日酔いにはなりにくい。お湯に何度も浸かっているからかな。でも、しっかり酔っ払いますよ。二日酔いにはなっていないのですが、朝起きた時、前日の記憶が曖昧なことがしょっちゅうあります。

ここの宿のスタッフ、湯治宿的要素もあるので、もっと宿の人が客にからんでくるかな〜と思っていたら、結構ホテル並の客とのスタンス。放置しているわけではありませんが、あまり深く関わってこないのです。この距離感はイマドキのスタイルとしていいかもしれません。逆に、べったりからんでくるのを期待している人には物足りないかもしれません。

宿泊中、マネージャーと温泉街の散歩をしてみました。足湯がある場所には結構人が集まっていますね。それも、じいさんや婆さんではなく、結構若い人が多いです。こんなに若い人が多い温泉街って久しぶりかも。
立派で大きな宿は黒服を来たスタッフが客をお出迎えしておりました。噂では少ない源泉を大切に丁寧に循環して環境に配慮した湯の使い方をしている宿のようです。酒屋や飲食店も結構ありますね。ただ、歩いたのが昼間だったため、いまひとつ活気づいているという雰囲気でもなく。やはり飲食店は営業が夜になるから昼間は寂しいですね。逆に賑わっていたのはお菓子やさん。特定の店にはかなりの客がいましたよ。寄ってみようかなとも思ったのですが、店に入ると何か買わないと・・・と思うタイプなので今回は外からなんとなく雰囲気を見る程度に。


[宿の前の通り]


[宿の前の通り 反対側 写真右奥にスーパー有]

宿のHPに書いてあるとおり、ほんとに宿の目の前に「月岡源泉発症の地」という石碑がありました。そのすぐ脇に6号源泉井があるようです。現在の月岡温泉では何号源泉が生きていて何号まであるのかわからないですけどね。


[6号源泉井 宿のすぐ目の前]

泊まってみての宿の率直な感想ですが、コスパに優れた素晴らしい宿だと思います。宿泊料金の割りには食事はいいし、お部屋もまあまあだし。そのうえで、お湯の質の良さもとても感じることができます。
それほど新しい宿ではありませんが、管理状況がまあまあ良いと思います。修繕すべき所は結構直しながら対応していますね。
立地条件もなかなかだと思います。宿の目の前に「月岡旧湯前」のバス停もありますし、徒歩1分ぐらいの場所に小さいながらもスーパーがあります。ここで食材も手に入るしアルコール類も調達可能。他に酒屋も温泉街にありますしね。そして何より、なんとなく存在感のある宿だと思いました。月岡温泉には他に大型旅館がたくさんあるのですが、流行に流されること無く、温泉宿の在り方はこうあるべきという一本筋の通ったようなものを持っている宿のような気がしました。
唯一残念かな〜と思うのは、お部屋に鍵がほしいかなということだけでしょうか。出来れば、入浴可能な時間がもう少し長いともっとうれしいかな。

チェックアウトの時は、もう帰らなきゃならないのか〜って感じがしましたよ。宿のスタッフに見送られて帰る時、いつかまた泊まりにきたいと思う宿でございました。
ほんとはもっと長くゆっくりしていたかったです。連泊でここを利用するのも良いかも。その場合は、1泊は食事付きで頼んで、もう1泊は素泊まりで泊まるというのも良いかもしれません。

今回初めての月岡温泉。まだまだ月岡温泉のほんとうの魅力を知らずに帰ってきてしまいました。また時間とお金を何とか工面して、月岡温泉に訪れてみようと思います。


主婦湿疹 ◯


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sibata さま

コメントありがとうございます。
新潟は鮭をはじめ美味しい物がたくさんある土地柄だと思います。

今回は旅館の朝食のため、どうしても作ってから口に入るまでの時間があると思います。そのため、最初の印象が期待していたほどではなかったというだけで、とても美味しいものを頂くことが出来ました。料金を考えると、旅館の料理レベルもとても素晴らしいと思います。
けして新潟の鮭を馬鹿にしているつもりは全くありませんが、そのように受け取られる書き方になっていたことをお詫び申し上げます。

なお、食に関してはその土地の味というのもありますので、何処と比較して美味しいまずいというのはあまり考えないようにしています。
ただ、どうしても自分の生まれ育った土地のものは贔屓ににしてしまう傾向があることは自分でも認めております。
October 31 [Thu], 2013, 18:55
sibata
「見た目以上に鮭が美味しかった」????

新潟の鮭をバカにするな。
どこの鮭よりうまいんだよ!!!!
October 31 [Thu], 2013, 11:03

            
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