困難です

February 13 [Mon], 2012, 17:08
本日も日経新聞からになりますが、
政府・日銀が一体となって円高の是正に動きました。
市場介入と金融緩和を組み合わて機動的に対応しました。

しかし、これだけで問題が解決するとは思えません。
過度の円高に対しては、引き続き断固たる姿勢で臨むべきです。

円高の主因は米国の景気減速懸念や欧州の信用不安です。
ドル売りやユーロ売りの圧力が強いため、
日本経済が問題を抱えながらも、円が買われる構図が続いてきました。

円高はエネルギーなどの輸入コストを押し下げる効果もありますが、
景気の持ち直しに水を差すリスクの方が大きくなります。
震災の傷痕が残る日本経済にとって、
最高値(1ドル=76円25銭)に迫る円高は極めて重いです。

円売り・ドル買いの市場介入は4カ月半ぶりです。
日本単独の介入には確かに限界もあります。
それでも円高阻止に強い姿勢を示す意味はあると思います。

一連の行動を受けて、円相場は急速に戻しました。
しかし、歴史的な高値圏にとどまっていることに変わりはありません。
日本だけの努力で円高に歯止めをかけるのは困難です。

米欧は輸出主導の景気回復に頼らざるを得ず、
自国の通貨安を容認しているといわれています。
円売り介入で協調するのは難しいかもしれません。
しかし、日本の景気が再び悪化すれば、
世界経済への影響は避けられません。

「過度の為替変動は好ましくない」との認識を共有すべきでしょう。
米国は景気浮揚と財政再建を両立させ、ドルへの不安を和らげ、
欧州もユーロ不安の根源にあるギリシャ問題などの解決に全力を挙げます。
少なくともドルやユーロの安定には責任を負ってもらいたいものですね。


さて、本日も日経新聞からになりますが、
米国の与野党幹部が連邦債務の上限引き上げで大筋合意しました。

米国債の債務不履行(デフォルト)を避けるため、
議会での手続きを直ちに完了してほしいものです。

しかし。本格的な財政再建のメドは立たないままです。
米財政問題が世界経済や金融市場のリスクであり続けるのは間違いありません。

米連邦債務は5月中旬に法定上限の14.3兆ドル(約1110兆円)に到達し、
国債を増発できない状態が続いていました。
議会が2日の期限までに上限の引き上げを認めないと、デフォルトの危険があったのです。

与野党幹部は今後10年間で2.5兆ドルの財政赤字を削減する代わりに、
上限を2.1兆ドル引き上げる内容で折り合いました。
世界的な危機の回避を優先した形なのです。

2.1兆ドルの引き上げに踏み切れば、
来年秋の大統領選までの財政運営に支障が生じることはなさそうです。
下院共和党の出方にまだ不透明な点が残りますが、
一刻も早く実現してもらいたいものです。

デフォルトを回避できても赤字削減が不十分なら、
米国債格下げの可能性が残ります。

ドルの急落や長期金利の高騰というリスクを排除できるわけではありません。
与野党には財政再建の努力を続ける責務があります。

今回の合意を受けて、世界的なドル安にはいったん歯止めがかかりましたが、
米景気の減速懸念もあり、円相場は最高値(1ドル=76円25銭)に迫りました。
P R
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