三国の及川

August 31 [Wed], 2016, 23:34
現在、インプラントの人工歯根はチタンが多くなっています。金属の中では、骨との親和性が高い方でアレルギーの発症例も少なくなっています。インプラント治療が可能かどうか、頭部CTの他、レントゲン、口腔内検査など検査を綿密に行い、その上で治療方針を決めて本格的に治療をすすめていくので納得した上で治療を始められます。また、治療そのものと同じくらい大事なメンテナンスを患者と歯科医が連携して進めていくことで、長い間、問題なく使うことが可能になります。
どんな治療でもそうですが、インプラント治療で重要なことは自分にとって一番良い治療をしてくれる歯科医を見つけることです。この治療独自の技術を身につけた歯科医であるかは当然として、手術に至るまでの検査や治療、術後のアフターケアなどの点で歯科医の技量は厳しく問われるのでかなり治療実績には差があると考えられます。インプラント治療は、特に歯科医ごとの差が大きい治療法なのは明らかで、とにかく入念に、歯科医選びをすることがインプラントを快適に使えるかを決めるのです。
ごく普通の歯科医院で、外来診療を受けてのごく一般的なインプラント治療でも、どうしても院内感染のリスクは伴います。このため、歯科医院を探すときにその医院の感染症対策についての取り組みを知っておくことが治療の成否に関わる問題です。院内感染防止の対策をウェブサイトの中で説明している歯科医院もどんどん増えているので、まずはそこを見てください。
典型的なインプラント治療は、3つの段階に分けられます。最初に人工歯根を、歯茎を切り開いてあごの骨を掘ったところに埋め込みます。それからあごの骨や周辺組織と人工歯根がしっかり結びつくのを待ち、歯根と義歯の間をつなぐアタッチメントをつけ、義歯をかぶせれば使用可能です。というのが大まかなプロセスです。人工物を骨に埋め込むのですから、組織が歯根の周りにできて骨に定着するまでには時間がかかり、定期的に検査をしながら、2ヶ月から6ヶ月の期間を必要とします。義歯が完成して使えるようになるまで、治療を始めてから短めなら3ヶ月ほど、長いと10ヶ月に渡る治療期間を要します。
皆さんが気にしているインプラントの耐久性は、歴史が比較的浅いのでデータも多くはありませんが、日頃のケアと、定期的なメンテナンスによって本来の歯同様の耐久性を得られると考えていいようです。とすれば、普段のメンテナンス次第で長期間の使用も問題ありませんが、ひとたびケアを怠れば取り返しのつかない事態が起こってしまうと考えなければなりません。
いろいろな事情からインプラント治療を始めるでしょうが、治療にかかる費用は気がかりでしょう。ちょっと調べればわかりますが、治療費は歯科医院ごとに大きく異なります。なぜなら、インプラントは保険適用外がほとんどで、費用を自由に決められるのが建前です。大まかな相場はありますので、心配しないでください。インプラントが欠損歯一本分とすれば、30万円ないしは50万円くらいというのがおおよその相場と考えてください。
忘れてはいけないインプラントのメリットとして仮歯が入れば、義歯だと気づかれることは本当に少ないという点です。根元から再生しているので、見た目は自分の歯と同じようにかなり自然にうつり、自分から、義歯だと他の人に明かさないでいれば義歯を入れたと気づかれることは気にする必要はありません。自然な見た目を重視している場合、この治療方法を選ぶべきでしょう。
歯科医にインプラント治療をすすめられるケースとしては、他の歯を削ったり、かぶせたりしたくないといったケースです。例えば、ブリッジで義歯を入れようとするとブリッジの支柱になる両隣の歯を削ることになりますが、インプラント治療では、歯根部から人工的に再生するので周辺の歯には関係なく失った歯だけを再生できます。周辺の歯に影響を与えたくないと考えている患者さんには、インプラント治療を優先して良いでしょう。
歯科治療の中でも、インプラント治療が難しいとされるのは、失敗したとき、やり直しはほとんどあり得ないという点です。義歯の中でも、入れ歯やブリッジと違い、人工歯根とあごの骨を結合させてしまうのでインプラントと骨の間に自前の組織が形成されず、インプラントの定着がみられなかった場合、普通は再手術しか手段はなく、骨を深く削る大がかりなことになってしまいます。また、あごの骨を掘ってインプラントを埋入するため、手術時に神経を損傷する危険を伴います。
虫歯の危険性は、インプラントにはありませんがお手入れを必要としないとは言えません。インプラントを維持するためには、小さな異変でも放っておけませんし、食べかすを残しておくと歯茎の炎症を起こし歯周病で、インプラントを維持できなくなることが考えられます。残存している歯と同様に必要なお手入れをきちんと指導してもらい、毎日のケアで口腔内の清潔を維持してください。その上で、定期的に歯科医院でメンテナンスをしてもらえば完璧です。
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