昔話を少々。

September 28 [Fri], 2012, 15:17
私がライトなノベルに手を出すようになったきっかけは、たしか母校のバザーだった。
当時小学校も中学年あたりにしかなっていなかったから、正確にはライトノベルなんてジャンルも確立されてなく、母校と言っても兄の母校であり後に私も通うとは思ってもいなかったのだが…
とりあえず、在学中の兄に見つからないように祈りながら(羞恥心で私がはたかれるのは目に見えていた)、母と学祭に行ったのはよく覚えている。
今でもやっているのだろうか、生徒会主催の結構大規模なバザーで売り上げの大半は寄付か何かされると言っていた。
兄はバス通学が当たり前だったのでどうかは知らないが、私に限っては毎月のお小遣い制度なんてものはなく、母が一緒だったから3冊ほどの小説を買ってもらえたのだろう。それが私が初めて手にした文庫本だった。

買ってすぐにお気に入りの1冊ができて、繰り返し読んでいた私は、何を思ったかスイミングスクールにも持っていって読んでいた。
友人もそっちのけで時間がくるまでロッカーで立ち読みをしていたら、声をかけてきた人がいた。
「何読んでるの?」
在籍クラスは同じか隣か、顔は知っていても話をするのは初めて、年齢も中学には行っているだろうお姉さんだった。
お姉さんは表紙を見るなり顔を綻ばせて読んだことあるよ!と言い、その人のシリーズ好きで何冊かあるんだ、読む?とにこやかに言ってきたのだった。
それからというもの、お姉さんと主に一方的な貸し借りが続き、仲良くなり、住んでる場所は全然違っても(そして遠くても)数回ほどだが遊びに行ったり。

ビブリア古書堂の事件手帳 三上 延 著 メディアワークス文庫

September 28 [Fri], 2012, 15:17
メディア・ワークスって電撃文庫のとこでしょ?ラノベの。そこ出身の作家さんの古書店を舞台にした殺人のない身近な謎と本に関するウンチクの連作短編集でございます。本屋大賞第1位。うーん、私にはちょっとゆるすぎたかも。
なにせ超人見知りの若い古書店の店長(ただし、本に関する知識と並はずれの推理力を持つ)とニート気味の五浦くんとのほのぼのラノベと並行して、金の為に離婚して有名人と妻が結婚し、その元旦那は妻が結婚した男のボディガードをしていたのだが、有名人が浮気してその相手に子供が出来、離婚されそうになったので遺書が書きかえられる前に愛人ともども射殺、なんてミステリを読んでいたので、男性と顔を見て会話も出来ない栞子さん(古書店主)なんて、おぼこ過ぎて…

おまけに、実は私、漱石も太宰も国語の教科書で読んだ以外、読んでおりません。そのうち読もうとは思っているんだけど、目先のミステリやSF、ファンタジーで手いっぱいなもので…
だから作中に取り上げられている作品にそんなに思い入れがないもので、その分謎解きやキャラ設定などで読むしかない訳で、そうなるとラノベ不利。インパクトの弱さは否定出来ません。きっとタイミングが悪かったんだと思います。ロバート・B・パーカーを読んでハードボイルドな気分な時にラノベは読むな!という教訓でございました。

シーモア・グラース・・・サリンジャーやね。

September 28 [Fri], 2012, 15:16
若い時分に文学野郎をきどっていた。東西の古典や名作に親しみ、退屈しなかった。海にいけば、もうバナナフィッシュにうってつけの日だし、ソロ活動のおかずにはG・バタイユの眼球譚が最高であった。渋沢や足穂はいまいち好みではなかったが、それなりに手にとってみたりもした。詩のほうは朔太郎に傾倒していた。二十歳のとき島田雅彦の「優しいサヨクの喜遊曲」にはまり思想的に左翼になった。また幼稚な衒学趣味が高じて、ニーチェ、ヘーゲル等の哲学老荘の思想、諸子百家を読み漁った。結果、左翼系アナーキストをきどるにいたったのである。…などと言ってみるが、要するにただの読書数寄である。本好きが嵩じて本屋に勤めたりもしたが、読むと売るでは大違い―その勘違い気づいて本屋は辞めた。趣味は趣味で楽しめばよかろう。そんな俺様も中年になってすっかりヤキがまわっているのでラノべなんてえモノを読んだりもしている。ラノべというのはライトノベルの略称であって、昔でいえば集英社のコバルト、今は亡き朝日ソノラマのソノラマ文庫がそのはしりだと思う。いうなれば小説のお子様ランチみてえなものである。現在はオタの好みにあう萌要素を盛った小規模エンターテイメントとしての市場を確立して、なかなかに盛況である。しかも競争も激しくラノベ作家予備軍が月7000作の妄想を版元に送りつけてくるのだそうだ。そんなラノべ…小説のクオリティ的にはお世辞にも高いとはいえないもののなかにも、拙いなりに傑作は存在する。
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