仲里依紗主演の映画『時をかける少女』が13日(土)に公開されるのを前に、本作の主題歌を手がけたいきものがかりの3人がインタビューに応えた。
映画『時をかける少女』の写真 映画は、筒井康隆の人気小説を基に、小説の主人公・芳山和子の娘・あかりが、事故で昏睡状態に陥った和子に代わって1970年代にタイムリープする物語。映画の主題歌『ノスタルジア』は、インディーズ時代に発表された曲だが、この度、再録して主題歌に起用された。
当初、本作の主題歌には新曲が予定されていたという。しかし、リーダーでギターの水野良樹は、「『ノスタルジア』の歌詞を読み直したら、『これは映画に合ってるから聴いてもらおう』ということになり、聴いてもらったら(映画スタッフ側から)『映画にピッタリじゃないですか!』という返事が来て。ずっとリリースしたかったんですけど、タイミングを逸していたので、今回の話は奇跡みたいなものだと思っています」と語る。さらに1983年製作の映画『時をかける少女』で主演の原田知世が歌った『時をかける少女』のカバーも手がけた。ボーカルの吉岡聖恵は「私はストレートに歌うのが持ち味だと思っているんですけど、オリジナルの原田さんのボーカルはすごく微妙な“波”があってチャーミング。だから、そういうエッセンスをマネしたいなって。ただ、原田さんが裏声で歌っているところを、自分なりに強く歌ってみたり、いいところをうまく取り入れたかった」と振り返る。
映画やTVドラマ、CMなど映像とのコラボレーションが多い彼らだが、ギターの山下穂尊は「普段は能動的に曲を書きますが、曲を作るきっかけとしてタイアップのお話はいい機会になる。“そのお話がなかったら、存在しなかった作品”が生まれたりするので、ポジティブに考えています」と述べ、水野も「相手の世界観に合わせる部分も多いので、最初は戸惑うことも多かったんですけど、でも今は相乗効果があるといいなと思ってますね」という。
これまで繰り返し映像化され、世代を超えて愛され続けてきた『時をかける少女』と、普遍的なメロディ作りをめざす彼らとの相性は抜群。曲作りについて「いつの時代になっても、世代が違っても自分にあてはめることができる曲を作りたい」(水野)、「今までいろんな人が作ってきたものの延長線上に自分たちがいるという意識があるので、普遍的なものをずっと作り続けてきたし、それしか作れない」(山下)と語る言葉は、そのまま『時をかける少女』という作品の魅力を解説しているようだ。
ちなみに、本作で一番好きなシーンをたずねると、水野は「理科実験室で、中尾明慶さんが入ってきた時に手を振る仲さんが一番可愛かったです。顔の横でちょっと手を振るのがいいんです。あれは反則ですよね」と力説し、メンバーの笑いを誘っていた。
『時をかける少女』
3月13日(土)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
【3月12日13時19分配信
@ぴあhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100312-00000002-pia-movi