トガニ 幼き瞳の告発

November 15 [Thu], 2012, 20:15
解説マイファーザーのファンドンヒョクが監督と脚本を務め、実話を基にしたコンジヨンの小説トガニ幼き瞳の告発を映画化した衝撃作。
聴覚障害を持つ子どもたちに暴行や性的虐待を行い、それを隠ぺいしようとした教育者たちの本性を暴き出す。
本作の映画化を熱望したあなたの初恋探しますなどのコンユがこれまでのイメージを一新し、悩める教師役で新境地を開拓。
国をも動かした、あまりにもむごい真実の物語に戦慄せんりつする。
先週から、福井メトロで公開。
この事件、光州インファ学校事件のこと。
その後トガニ法が制定されたとか、いろんな前知識は持った上での鑑賞。
トガニるつぼ坩堝1化学実験などで、物質を溶融し、または焙焼する場合に用いる耐熱性容器。
2熱く激しい気分がみなぎっていることのたとえ。
3種々のものが混ざっている状態のたとえ。
狭い空間の中で、抜け出せることの出来ないこの映画の中の子供達を表していると思う。
観客は、チラシ等でも大体のあらすじは大体分かって観てる。
あとは、いかに見せるか。
物語の展開に、どれほど吸引力があるか。
冒頭の、霧の中の運転。
それから、事故への場面展開に引き込まれる。
それから、主要人物の女性との偶然の出会い。
学校の場面へ。
意外に展開は早い。
こんなに早く見せて、これから退屈しないか心配になるくらい。
バッタリと、事件の場面に出会う主人公。
自然と事件へ関わってしまう主人公の心理は共感できる。
後半は法廷へ。
その組織の腐敗。
これが、逆に冤罪で被告の側だったらもうおしまいである。
こんな腐った組織の中で、ハメられたら終わりだろう。
前官優遇なんて初めて聞いた。
日本では、こんなことは無いことを願う。
こうやって、映画になり。
また、大ヒット、社会現象化して法改正まで行われる。
それはそれで、健全な方向なんだろう。
いわゆるークサイドな韓国映画。
宇多丸氏もよく言うが、演者のそれらしい顔が素晴らしいんだ。
特に悪役の女性寮長の顔ったら、悪者にしか思えない。
高額バイトそして、双子の校長らの気持ち悪さ。
トイレの場面は、夢に出そうなくらい恐ろしい。
ほとんどセリフが無いが、少女らの告白のカメラを回していた男性の役回り。
イムヒョンソン氏。
この人が好きだなぁ。
多分、偶然その場に居合わせてこの件に関わっていったんだろう。
そして、法廷、デモの場面、その後のこの子供らへの支援。
いろんな場面で、ちょっとだけ登場する。
意外に思ったのが、たった3人だけの被害者だったとか。
いろいろ調べると、一審、二審で判決が違うとか。
男子児童のくだりはフィクションだとか。
個人的には、男子児童の演技に一番泣けてしまった。
ラスト周辺の件りとかも。
現実には、多分10年とか20年の単位では、もっと多くの被害者はいたのかもしれない。
映画では、描ききれなかった部分もあるだろうし、演出の為に足した部分もあるだろうし。
教室のシーンでのまったく笑顔の無い子供っていう描写は、あまりにも不穏だった。
この映画の中で、子供の笑顔って数える程しか出てこない。
でも、そのちょっとだけのシーンにホッとする。
海辺のシーンとかも。
3人の子役も、日本の映画ではなかなか見られない熱演。
顔のアザとか、傷痕とかも生々しい。
というか、日本ではこんなエゲツない場面は撮らないだろうし。
子供への虐待描写は見るに耐えない。
こんな映画は二度と観たくない。
主人公と母親との場面が印象に残る。
人は、きれい事だけじゃ生きていけないもんだ。
娘とその障害者の子供とどっちが大切なんだ。
でも、裁判が終わったら帰って来なさい、と言う。
この映画では、主人公のこの母親が一番強いんじゃないかなぁ。
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