2003年6月の日記(22)

February 20 [Mon], 2012, 18:18
六月二十二日日晴真っ青な空に綿のような白い奄ェあちこちにポカリ、ポカリ浮かび、辺りに明るい太陽が照っているなんとも長閑な朝だ。
そんな陽射しを浴びて穏やかな気分でスロットコーナーに着くと、すでに客が来てビンゴのT二でゲームをしていた。
しまった。
もうコリアンが来ている、と焦ったがスロットの従業員は誰も来ていなくて客が自前のコインでゲームをしていた。
私より先にコリアンが来ていたら立て替え金を幾らつけるか知れたものではないと心配したが、そんなことよりトラブルが発生した。
曹チたホールに玉が入らなくて、苛立った客が思わずゲーム機を揺らしたらしくてアラームが鳴ってゲームが中断した。
こんなときは客が賭けたコインを返金これも立て替え金の一つしてもう一度ゲームをさせるのがセオリーだが、コリアンが来るまで待ってもらった。
高々一0バーツだから立て替えてもいいが、私がこの種の金を立て替えても松島と同じで、彼女らも返してくれないからやりたくない。
そのコリアンが七時四十分に来て、スライマオは四十五分、なんとヌントゥまで五十六分に来るとは、バンレムに雪が降るかも知れない。
この日ゲーム機を拭いていてあることに気付いた。
パチスロのホッパーを開けると、金属鍍金のフレームや扉に触れて指紋が付くということだ。
これまではフレームや扉が指紋で汚れていると、誰がこんな所に触るんだと腹立たしく思っただけで、扉の開閉までは考えなかった。
それがパチスロのコインに不審を持ったことでこの指紋に疑問を持ち、今朝は特にそのことを念頭において念入りに調べながら拭いた。
すると毎朝きれいに磨いているのに全ての機械に指紋が付いており、今日から帰るときにもう一度ゲーム機を拭いてチェックすることにした。
十時過ぎに性懲りも無くオーナーファミリーのおばはんがゲームに来たが、私がチェックしたので不正ができなくて、五0バーツ負けて早々に帰った。
オーナーのファミリーか知らないが、こんな汚い客は来て欲しくない。
このおばはんの今日の立て替え金はゲームが始まった途端にゲーム機を揺らし、アラームが鳴って中断した一0バーツだけだ。
その他はコンピュータートラブルで、球が四個入った所でゲームが中断したが二つの役にリーチがかかっており、ゲームを続行したが外れた。
私が見ていなければこれでも一0バーツ渡していたが、今日は私がチェックしていたから誰も渡さなかった。
これで普通なのだ。
とにかく、このおばはんがゲームに来ると油断も隙もあったものではない。
ファミリーの顔を最大限に利用してごねるからだ。
こんな現状から推測すると、コリアンは立て替え金を隠れ蓑にして、このおばはんのゲーム代を調達していい顔をしているとしか思えない。
このおばはんと入れ替わりに掃除の兄ちゃんがゲームに来てスライマオがチェックしているが、今度は安心して見ていられる。
ジャッジがおばはんとは比べものにならないほど公正だからで、五月末までは誰に対してもこうだったのにどうして変わったのだろう。
十一時頃のこと、いつも来るバカラテーブルの男がガールフレンドと来てパチスロのエキゾーストでゲームをすると、第四リールが回転してハンドルを握ったライーの手の絵柄になった。
これを見てはしゃぎまくったコリアンが自分の金を五00バーツ出し、この男にゲームをさせたがジャックポットにならなかった。
コリアンは頭が悪いだけあって観察力が足りない。
このエキゾーストは第四リールにハンドルを握ったライーの手が出ても、オートバイの爆音がしなければジャックポットにならないからだ。
このところ、これまでスロットコーナーに来てもゲームをしなかったと言うより、金が無くてできなかった人がするようになった。
どんな風の吹き回しだろう。
あの人達の金回りが急に良くなったとは思えない。
なんせ仕事がなくて働いていないからで、それを考えると、さっきのパチスロのようにコリアンが出しているのではあるまいか。
彼女なら自腹を切ることもなく立て替え金に上乗せして簡単に捻出できるからで、この金でゲームをさせ、ゲーム機のトラブルのときに不正をして稼いでいるのではないか、などと勘ぐってしまう。
いつも来る若い男がキャッシャーに来てコリアンから三00バーツ受け取ったが、これはなんの金だろう。
貸し付け金とは思えないし、そうかと言ってコリアンが自分のバッグから出した金では無いことも確かな事実だ。
暫くすると、この男はふらっとバカラテーブルがあるカジに行ったが、こんなことを目の当たりにすると彼女らの行動の一つ一つが疑わしくて目が離せなくて、ゆっくり飯を食いに行くこともできない。
昨日まで沈み込んでいたコリアンが急に奇声を上げてわざとらしくはしゃぐし、そうかと思うとジーッとバカラテーブルの方を見ている。
暗い顔をしたスライマオは何を考えているのか一唐激D詰めたままで、彼女も人の子だけに良心の呵責に耐え兼ねているのだろうか。
いやいやそれはない。
この期に及んであいつらにそんな殊勝な心の欠片が残っているとは思えない、などと自問自答を繰り返す。
私はこの可愛らしい二人の泥魔戸惑っている。
まだうら若き女の子だけに痛ましくて無残で、心の整理がつかないからだ。
こんな事を考えている今も、私が見ているとも知らずにコリアンがキャッシュボックスの金を自分のバッグに入れた。
五00バーツ札を二枚だから一000バーツだがなんとも間抜けな泥魔ナ、女の子だけに尻を出すのがよほど好きらしい。
十二時三十五分にスライマオがビンゴで二00バーツほど勝ったが、彼女はそのコインをキャッシャーにいたヌントゥに渡した。
自分のコインでゲームをしたのであれば勝った金は自分のものだが、私はスライマオがキャッシャーのコインをくすねるところを見ていた。
暫くしてヌントゥに、彼女らはどうしてコインを交換しないんだと訊くと、交換していると答えたので頭にきて、違う。
いつも交換していないじゃないかと、思わず大きな声で怒鳴りつけた。
これには閉口したらしくて小さな声でイエスと言い、後は苦笑いで誤魔化すのを見て情けなくなり、オールゴーホック嘘だと言った。
するとキャッシャーに戻っていたコリアンが、あなたは毎日いつもチェック、チェック、チェックばかりだとヒステリックな声で怒鳴った。
これでムカッとした私は負けないくらい大きな声で、当然だ。
私は毎日いつもクエスチョン、クエスチョン、オールクエスチョンだとやり返した。
すると、目を剥いて私を睨みつけていた彼女が急におとなしくなり、貸し付け金のメモを出して何やら書き込み始めた。
おそらく自分がキャッシャーの金でゲームをして負けた金額を書いたものと思うが、それにしても泥魔フくせに大きな面さらすな。
一見の客が来て一00バーツ紙幣を三枚コインに交換したが、この紙幣をいつまで経ってもキャッシュボックスに入れないで物欲しそうな顔でコリアンが弄んでおり、これを見たスライマオがキャッシャーに戻った。
するとコリアンは私の顔を見ながらこの金をスライマオに渡した。
これを受け取ったスライマオは思わせぶりにキャッシュボックスを開けたものの、金を入れないで持ったまま外に出た。
暫くしてキャッシャーに戻ったスライマオはキャッシュボックスに二五0バーツ入れて、貸し付け金のメモに何か書き込んだ。
おそらくスライマオは先ほどのゲームで勝った二00バーツのうちの五0バーツを自分で取り、二五0バーツは貸し付け金の返済に充当して処理したと思う。
まるで手品を見ているような見事な処理の仕方で、スライマオはそっぽを向いて私の方を見ようとしない。
おそらく見られないのだ。
カジに屯している若い男や従業員が一日に何回もコリアンの所に得体の知れない金を持って来るが、いったいなんの金だろう。
自分達のファミリーがやっているバカラテーブルはいつも客が少なくて、コリアンはこいつらを使ってキャッシャーの金でバカラをやっているのではないだろうか。
そう考えれば辻褄が合う。
そう思って見ていると、コリアンが先ほどキャッシュボックスから自分のバッグに入れた五00バーツ札を二枚、無造作に取り出して若い男に渡した。
この男がカジに行き、暫くしてコリアンが激しく机を叩くのを見たが、負けたらしくてキャッシャーに戻った若い男は金を持っていなかった。
この直後のこと、キャッシュボックスが入っている引出しを開けたコリアンが、自分のバッグから金を出すような振りをしてキャッシュボックスから五00バーツ札を出した。
どこで習得したか鮮やかな手捌きだ。
ゲーム機に隠れてこの金を若い男に渡したコリアンがどちらに賭けるか指示して再びカジに行かせたが、待つまでもなく、カジを見ていたコリアンがオーイと言ったのを聞いてまた負けたとわかった。
今度は自分のバッグから五00バーツ出してその男に渡したが、思った通り、コリアンはこいつらを使ってバカラをやっているのだ。
なんてことだと思ったとき、コリアンが歓声を上げたので今度は勝ったらしく、キャッシャーに戻った若い男がコリアンに一000バーツ渡した。
ぐったりするほど疲れて思わず時計を見ると二時二十分で、まだこんな時間かと、時計に悪態をつくほど疲れた。
いつもの日の六時頃に感じる疲労感だ。
コリアンのビンゴの回数は減ったがこいつらを使ってバカラをやっていたとは驚きで、これでは金の出入りが忙しくて身持ちが悪いはずだ。
三時四十五分のこと。
私の視線にいたたまれなくなったのか、コリアンはファミリーがやっているバカラテーブルに行った。
それから暫くしてスロットコーナーに戻ったコリアンが、突然勝ったと大声を上げたのを聞き、私は思わず椅子に黒パンストへたり込んだ。
この泥末コは性懲りもなく、まだバカラをやっていたからだ。
この日スロットのS一六でトラブルが起きた。
それを修理した後、コリアンがホッパーのコインで試し打ちしたら絵柄が揃って一00バーツ出た。
このとき彼女がヌントゥに一0バーツ渡してキャッシャーに返すように言い、自分の手に九0oーツ残すのを私が見ていた。
これを知ったスライマオに注意されて渋々ホッパーに返すほどセコイ女だが、私を睨みつける目が一段と険しくなった。
そんなことを考えているとコリアンがキャッシャーを締めて一人で金を数えており、スライマオは避けているのか手伝おうとしない。
帳簿と現金が大幅に合わないらしく、エキゾーストのホッパーを開けてコインを出すのを見て、カリキュレートすると言うとコリアンが怒り出した。
しかしホッパーからコインを出したら勘定して帳簿に記入するのは当然で、何を考えてんのや。
このあほんだらはと一歩も退かなかった。
結局、一000バーツ出して帳簿に記入し、残りはホッパーに戻したが、この金はコリアンがバカラで負けた金で、それも一部でしかない。
私がこれを黙認すれば、コリアンは全額ホッパーのコインで穴埋めするつもりだったと思う。
しかし私がコインを数えると言ったので怒ったのだ。
気持ちはわかるがそれはできない。
何故ならホッパーからコインを出しても記帳せず、バクチの負けの穴埋めに流用すれば泥魔セからだ。
これを看過すれば私も泥魔フ同類になるのに、こいつらときたら白昼のカジで堂々とそれをやると言うのだから何をか況やだ。
客が来たので今度はビートザドラゴンのホッパーを開けて一000バーツ出したが、これも帳簿に記入させた。
よほど口惜しかったのだろう。
このときコリアンの口からオーバーステー云々の言葉が飛び出した。
それほど彼女らを追い詰めているのだろうか。
だとすれば私の推理もまんざら的外れではない。
夕方松島の母親に電話をして、これらのことを説明して伝言を頼んだ。
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