一寸 待っていて 

December 30 [Sat], 2006, 22:33
後 10年遅ければ
せめて 5年遅かったら
僕達は永遠を手にしていた筈で
ずっと2人で離れることなく一緒に居られたのに
音の無い地下室の冷たい石畳の上で
昼も夜も無く愛し合えたのに

ー出会うのが早過ぎた。

大好きです。 愛しています。
いっそ この手で殺してやりたい位に
でも 其れは貴女もでしょう?
今は未だ お互いの強すぎる愛を受け止められる程
僕達は成熟していない
きっと この先いつか必ず別れる事でしょう
今の僕達には未だ 永遠は無いのだから
ずっと2人で居る ずっと一緒に居る
なんて 泣いても無理なのです

ねぇ 今 貴女をこの手で絞め殺して良いですか?
この先で確実に待っている 別れを見る位なら
今 死んでしまいたい
貴女の頭が だらりと力なく垂れてしまった後に
僕もこの胸をナイフで抉って 鼓動を止めよう
そうしたら今の僕達にでも 永遠を手にする事が出来るでしょう?

後 10年遅ければ
せめて 5年遅かったら
僕達は永遠を手にしていた筈で
ずっと2人で離れることなく一緒に居られたのに
音の無い地下室の冷たい石畳の上で
昼も夜も無く愛し合えたのに

ー出会うのが早過ぎた。


だらりと力なく垂れてしまった 愛しき貴女の頭

負けず嫌い 

December 27 [Wed], 2006, 0:56
私が一番じゃないんでしょう? 本当は。
だったら私のことを「一番愛してる」なんて嘘を吐かないで
「離したくない」と言って 抱き寄せてキスしたりもしないで
私は多分知っていたの 私が一番じゃないって
付き合ってるときも 薄々気付いていたの
其れを理由に 会う約束は破られたし
其れを理由に 私好みの外見すら変えてしまった

私にはもう 貴方を愛する理由が無い

もう 止めてよ
そんな悲しそうにしないで 泣かないで
だから好きって言わないで
もう無理なの
既に終わったの

私よりも其れが好きなんでしょう? 本当は。
人間ですらない漠然としたモノ 貴方の「存在理由」
其れに私は負けてしまったから。 貴方の嫌う「負け」
貴方は多分知らなかったの 私が不安になっているって
付き合ってるときも ずっと解らなかったんでしょう
其れを理由に 私は疲れ切っていたし
其れを理由に 私はだんだん醒めて行った

貴方にはもう 私を愛せる資格が無い

もう 止めてよ
そんな悲しそうにしないで 泣かないで
だから好きって言わないで
もう無理なの
既に終わったの


ごめんね
私はそこまで出来た人間じゃなかった



湾曲した愛を赦して 

December 24 [Sun], 2006, 22:07
貴女が 泣いている
夕暮れの斜光が差す この屋根裏部屋で


貴女が僕の為だけに 涙を流すのが嬉しくて
僕の些細な冗談を 本気にするのが可愛くて

つい意地悪してみたくなったんだ

嫌いになった なんて嘘だよ
本当は誰より貴女のことを愛してる

でも 僕は曲がっているから
そうする事で 貴女の僕への愛を確かめたんだ

悲劇は幻 嘲うは穢れ 

December 12 [Tue], 2006, 22:23
世間は僕達の事を 嗤うでしょうか
馬鹿な二人だ と
僕と貴女は結ばれてはいけないのに愛し合ってしまった
其れがやってはいけないことだとは
幼き頃から訓えられて来たのに

今 している事は禁断
今 交わした言葉も禁句
誰一人 決して許してやくれない

ペレアスとメリザンド ロミオとジュリエット
物語の恋人達と僕達の置かれた状況は似ているが違う
僕達は汚れてしまっている
心の結び付きだけじゃ足りなかった
体温に抱かれて
唇を合わせて
指を絡めて
あんなにも貴女を感じてしまった

ねぇ 二人して水の中に消えてしまいましょうか
それとも 何処かに逃げてしまいましょうか
嗚呼 狂ってしまいそうな程愛しているのに
其の純愛さえも認めてはいけなかったのなら
何故 誰も止めてはくれなかったのか

心地よい重さの鎖 

December 12 [Tue], 2006, 21:52
「好き」なんて軽いモノじゃない
そんな「今」しか無い様な言葉では既にない

貴方は私のことを もう「好き」とは言わないと云った
「別れ」や「終わり」とは 全く違う意味を込めて
「離れたくない」「だから他の男なんて見ないで」という意味を込めて

それなのに 未だ私は貴方に
「好き」と言ってしまう
其の言葉があまりにも照れくさいから
貴方の様に 自分の愛情に自信が有る と言い切る事が出来ないの
貴方の強すぎる愛情は 私の口から無意識に言葉を奪ってしまう

でも 感じて
私も貴方に対して 貴方と釣り合う位の愛情を持っている
私は上手く言葉に出来ないから 肌で感じて

「愛してる」
もう「好き」じゃない
「今」だけじゃない これからもずっと

所有物は心臓、および自由を奪う枷 

December 03 [Sun], 2006, 22:02
ーずっと一緒に居て。「  」は俺のモノ、大切にするから。離さないから。
 だから ずっと一緒に居て。離したくない。−

「私はアイツの所有物。」「私はアイツの一部分。」
「私はアイツの悩みの種。」「私はアイツの大切な何か。」
離さないで。 こんなに愛してるのに。

ーずっと一緒に居て。私は「  」のモノ、好きにしてくれて良い。
 離さないで。だから ずっと一緒に居て。−

「アイツは私の所有物。」「アイツは私の一部分。」
「アイツは私の悩みの種。」「アイツは私の切れない鎖。」
何処にも行かないで。『傍に居ない』と言う事自体が怖い。

恋愛に永遠は無いと 随分前から知っていたのに
「  」は アイツは其れを可能にしてしまう。

Who are you? 

December 03 [Sun], 2006, 21:36
誰が私に孤独を与えた?
 私は要らぬと言ったのに
誰が私の手を取り進んだ?
 其の手はあまり温くはなかった
誰が私に言葉を授けた?
 孤独な私には必要無いのに

月が私に言ったのか?
 「其の手は既に穢れておる」と
氷が私に触れたのか?
 温もりの無い冷たい其の手で
花が私を救ったのか?
 堕ちるのはまだ早いと言うか

神でも無いのに 知らぬ「貴方」は
私に一体何をした?

痛みの無い棘 

December 03 [Sun], 2006, 21:29
置いて行かないで
貴方は気付かない様だけど
私が追いつけない速さで ずっと走っている
 
釣り合いが取れていないの? 
でも貴方は私でなければ駄目だと言った
諦めさせてはくれないの?

とても邪魔なんて出来ない
私は走る貴方をずっと後ろから見ているだけで

好きなだけ行って来て
私は此処で待っているから
切なくても 寂しくても 気温が下がったりしても
泣いたりしないで待っているから
待つ と言うのが愛の具現化なら
貴方は私が待つ此処へ
笑顔で帰ってきてくれる

囁き 

December 02 [Sat], 2006, 0:21
生きてたって無駄なんだろ?
楽しい事も 生きる理由もないんだろ?
ジャア 死ンジャエヨ

このまま生きて居ても 徒に時間が過ぎていくだけだぜ?
死んだほうが案外『勝ち組』かもな
こんな濁世 キレイなものなんて何も無いんだ
分カッテイルンダロ?

ほら周りをよく見てみろよ
お前の父親も母親も友達だった奴らも昔の先生だって
そんなにお前を必要としてないぜ
死んだほうが良いんじゃねぇの?
絶対そっちの方が楽だし お前に向いてるよ

なんなら 手伝ってやろうか?
そうだ もっとギリギリまで行くんだ
下が良く見えるだろ?
お前が憎んだ 穢い世の中が 朝も夜も無い都市が
アピールしてやろうぜ「俺は確かに存在してた。生きてた。」って
怖いか? 根性無しめ
俺が手伝ってやるよ

言ったな?俺が手伝っても良いんだな?
じゃあ 行くぞ
3…2…1…
ほら 今だ



アハハハ アイツ本当に堕ちやがった
俺を天使だと思っていやがった
警察が来る前に逃げないとな
バイバイ 哀れな人間
結構 楽しかったよ
お前は死を持って 生の証明をしたんだ

ガラスの箱 

December 01 [Fri], 2006, 22:29
 「寂しい」といくら思っても
 どんなに願っても
 その度 引き離されて行く
 結局 無力な行動と散る

ー遠目から見ても とても強い光を放って
 全ての望みを消化してくれそうだった

 だから 少しでも近づこうと
 私は この世の花を一本ずつ 花弁をゼロにしていき
 唯一 私だけのために与えられた部屋に 
 撒き散らした

ーガラスの大きいな箱 と誰かが嗤った私の居場所

 異常にセンチメタルな乙女が
 馬鹿にした様に通り過ぎたけど
 自分が世界一幸せだと思っている作家が
 にっこりと笑い掛けたけど
 私は突っ立って 俯いたまま
 ロリコンの大学院生が
 興味ありげに近づいて来た
 眼鏡を掛けたキャリアウーマン風の女性が
 非難がましき目つきをした

 でも私はもうその時には花の中に倒れていた
 此処には 私を脅かすモノなど無い
 代償として私は最後まで一人だったけど
 
 憧れた場所に逝くには
 このままガラスの箱の中で 多すぎる花弁の中で
 横たわっていれば良い
 
 「寂しい」は言い過ぎて私から逃げて行った
 
P R
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