『サイゴン・タンゴ・カフェ』読みました
2008.03.10 [Mon] 13:50

とりあえずたった今読了したところで、これだけは先に 言いたい!以下少しネタバレです。 読んでよかった! そして、 幸せな最後でよかった…! 念の為、今回は「短編集」で、前5編の著作が収められて います。 交差する生と死のさなかには、涙する場面もありますが、 共通してるのは、「読後感がよかった…」ということ。 「現実との三分間」で、姦計に嵌められてしまう主人公にハラハラし、でも 鮮やかにエンド。しかも希望がある! 「フーガと神秘」では、ちょっと「男性ってクズしかいないんじゃないか」 とまで思わせる筆致。ちょっとこの作品だけは、何とも言えない「男」に対する 憤りが残った。 「ドブレAの悲しみ」猫の視点から始まり、最後は…。 これ以上は読んでください。 しかし、ドブレAは氏自身なのではないか…。 おじいさんお遺体にしがみついていたアストルに、涙。 「バンドネオンを弾く女」で、ちょっと前の「ドブレ〜」 で涙した気分が上向いて。 そして表題作「サイゴン・タンゴ・カフェ」。 サイゴンのタンゴカフェ。その主人の老嬢が、失踪した人気作家 ではないのか…。そして彼女から語られる20年前の真実とは…。 もう、「ええ!どうなっちゃうの!?」とはらはらしながら読み…。 そして、最後は、もう、「よかったー!本当によかったー…!」の一言に 尽きる。 氏の作品では珍しく、ヘテロの女性が多く登場するけれど、それでも退屈 なんてしなかった。むしろ「読んでよかった!買ってよかった」 そう思いました。 久しぶりに、「良い作品」に巡りあえました…。