硬水・軟水の使い方

January 31 [Mon], 2011, 18:52
 例えば紅茶の場合、ダージリンなどの高品質葉の場合は硬度50までの軟水、アッサム、ケニア、アールグレイ、ラプサンス・チョンなどの個性の強いリーフは硬水が適しています。コーヒーの場合は硬水が苦味成分を抑制する性質があるので深煎りの一部の品種(フレンチロースト、イタリアンロースト)では硬水のほうがおいしいでしょう
 緑茶の旨みを引き出すには軟水が適しているようです。これは緑茶のタンニンが天然水のカルシウムと結合して、タンニンの旨み成分も閉じ込めてしまうのが原因と思われます。

 また、「ミネラルは体にいいので赤ちゃんにも飲ませてあげたい」という話を聞きことがあります。しかし、赤ちゃんに硬度の高い水を与えると内臓の発達が未熟なため、下痢を起こしてしまうのです。赤ちゃんにはマグネシウムは軽い下剤として作用してしまいます。ミネラルは食品からも摂取していますから、硬度の高い水を乳幼児に無理に飲ませる必要はないでしょう。特に新生児のミルクを高い硬度の硬水で調合すると、粉ミルクメーカーが調整した数値を大幅に上回るミネラルイオンが体内に取り込まれてしまい危険を伴います。さらに、重要なことですが、国産品と違い、輸入物の天然水のほとんどは、一切除菌されておらず、製品に微量の細菌が含まれている場合もあることも知っておかないとなりません。