アンバランス 

2006年02月20日(月) 4時05分
目の前の雨のカーテンに情景を映し
水彩画の様な微睡みの中で
青い色と赤い色が混ざり合う様な感触
不安定な景色の中に何を求めてるの?
「きっと答えなんて無いのに…」

見慣れた景色を眺めてても何も変わらず
『何も変わりたくないだけ?』
この窓から一歩でも踏み出す勇気さえ持てず
『「今」から「未来」へ変わるのが怖いだけ?』

二度と戻らないこの一瞬を大事にしたくて
夕闇に消えた背中を忘れようとしたけど
過去の枷からは簡単には抜け出せなくて
足掻く度に嵌まる沼のようで

濡れて揺らめく視界には何も映らず
もどかしさに胸を痛めて
悲しい感情と憎しみの感情が入り混じり
心が削れていくのが手に取る様に解る…
「だけど、どうしようもなくて…」

三日月のライトに照らされるのはまだ慣れず
『なにもかも全てを見透かされそうで…』
汚れきった心を誰にも曝したくないから
『誰かに解ってもらいたいわけじゃないから…』

幸せなど一瞬の温もりにすぎなくて
そんな揺らぐものに縋りつきたくはない
もしもこの身を委ねるのならば
永遠に変わる事の無い蜃気楼の中へ

笑いつかれた瞳には涙しか残ってなくて
隙間を埋めるように上辺だけを繕い
けれど内に秘めた失望は誰にも明かす事無く
眩暈に襲われる度壊れそうに揺れる心だけが其処に
「いつか探してた答えは見つかるの?」

生ヘノ執着 

2006年02月18日(土) 15時08分
『今日もまた私は走り続けている 深い闇に捕まらないように
 振り返りそうになるけど まだ死に追いつかれたくないから…』

ワイングラスの破片に傷つき 私の足から零れだす赤い液体
生暖かさは生きてる証で 此処に私が存在している証拠
それを見る度 死の魔の手から逃れ続けられるの

全てが光り輝いていた 過去の情景に溺れて堕ちていく
純真無垢だった頃 何もかもに希望を持てていたのにね
汚れてしまった今じゃ もう何もかもに疑いの眼差しを向けるしかなくて

信じる怖さを知ってから 疑う事を覚えて 全てに刃を向けていた
意味の無い事だとも知りながら 無感の日々に漂っていたね
それはただ傷つく事を恐れて 誰にも心を許さない塞ぎ込んだ猫のよう

でも…いつかきっと安堵に包まれて 眠れる日が来る事を信じて…
でも…いつかきっと純白のヴェールに包まれて 温もりが訪れる事を信じて…

『今日もまだ雨は降り止まず ずぶ濡れの心は乾く事さえ出来なくて
 いつか心の雨を止ませて 澄み渡る青空のように…』

 

2006年02月18日(土) 15時07分
病床に臥せたキミ 弱々しく横たわり もうあの頃の面影は無いね
部屋に飾ってある 枯れかけた花のよう 光など微塵も感じなくて
鮮やか過ぎた過去 消えかかった命の灯 全てが夢ならよかった…

走馬燈の中で垣間見た 過去の情景は 時と共に薄れていき
無くしたくない物なのに 消えてしまう現実に 怯えているね

今すぐにでも戻れそうな日々 霞んでく景色の中 キミだけを想った
唯一失くしたくない 唯一離したくない 今でも大切だから

互いに傷付けあい 互いに慰めあい 二人寄り添ってるだけだけど
ほんの少しの間でも 互いの理想に近づけたから もう…いいよ

病室のカーテンから零れる 陽の筋に体と心を剥がされそうで
怖くなって隙間を閉じる様に そっとカーテンを引いた
これ以上何もかも もう失くしたくないから 願うように

古き想い出に浸る日々 息苦しさばかり込上げてくる 胸が痛む…
秒読みの二人の関係 終焉を迎えると離れて 残るのは互いの心の中にだけで…

色を失くした花のよう 照らしてくれるキミがいない ただ…淋しくて
守るべきキミを看取り 進むべき道も失くした私には もう…何も無くて

終わりなんて呆気なくて 余韻に浸ることも許されないの
脈を失い… 温もりを失くし… 其処には空のキミだけ残っていた
 

自己ノ破綻ヘ 

2006年02月18日(土) 15時07分
残月を背に虚像と肩を並べ
絶望への一途な道をひたすら歩いて
舞夢に中を彷徨い続けるの…

甘い吐色を漂わせながら
獲物を罠に掛ける様に誘う
それ自体に何も意味はないけど…

深い森の中に迷いこみ
再生不能な日々を過ごそう

濃い霧の中に「サヨナラ」を
理解不能な思考回路

全てを飲み込んで
崩れそうな心の内など
「誰にも知られたくない」けど
「誰かに理解してもらいたい」なんて
矛盾し、破綻してるね

綺麗な華に血塗られた穢れ
神など居ないと確信できたよ

表面を繕って生きる事など
もう出来やしなくて

嘲笑う聴衆は愚かで
光をただ盲目に見続け
偽善の偽物に魅せられて…

浮かぶ脈を一筋ずつ切り落とし
繰り返す無感の日々に終止符を
羽根を捥ぎ取られ、堕ちた鳥のように…

堕ちて…朽ちて…果てよう
誰も信じることなど出来はしないのだから
怯えてる…震えてる…否定する…
見えぬ神など嘲笑ってやるから
偶像に過ぎぬ神と呼ばれし者へ

悲愴の歌姫 

2006年02月03日(金) 14時44分
空に鳴り響く悲しい歌声
誰の声かも今はもう思い出せず
不意に過ぎる記憶の断片だけが
唯一貴女を見る時…

唄いながらスッと手を差し伸べる
その手の先にいる見えない誰かに
一言一言、語りかけるように

貴女の歌声は綺麗で艶やかだけど
どこか悲しげで寂しさに満ちてたね
今はその理由も少しだけ分かるよ

貴女はいつも届かぬ想いを吐き出し
泣きながら唄ってたアノ曲
全てを諦めて…苦しそうだね

寒い夜に1人で空に向かって唄ってたあの頃
壊れて消え入りそうな声に乗せた言葉達は
今では居場所が見つかったのかな?

強がってた貴女がただ一瞬見せた顔は
とても辛くて…苦しそうだったね…
唄う事が唯一の救いのように

もう聴く事は出来ない貴女の唄
けど今でも思い出せるよ
貴女が何を望んで、何を求めていたか
それは僕には無いという事も…

Red or Black? 

2006年02月03日(金) 14時44分
翳りを見せ始めた世界は
不安と絶望の色しか見せず
黒い風が吹き荒んでた

一筋の光さえ見失った世界は
拒絶と裏切りばかり交錯して
赤い叫びをあげていた

快楽と苦痛は紙一重のごとく
一瞬で掌を返したかのように
表情を変えるて突き刺さり
無垢な体を切り裂いていく

何処までも解けず絡まる鎖
その身朽ち果てるまで
その心病んで堕ちるまで
永遠に暗闇の虜のまま

鮮血を浴びて欲望に溺れる
異常快楽主義者
変わり果てた人格は
死への渇望の中を彷徨って

『…ドコヘ…ムカウノ…?』

宛無き声は恐怖へと変わり
寂しさは狂気を生む子宮となり
カオスの渦に飲み込まれてく

赤と黒に犯されたこの世界は
修正不可能なほどに壊れて
バラバラに散っていった

裂カナイ華 

2006年01月25日(水) 13時31分
枯れゆく心は何を想うの?
朽ちた体は何処へ向かうの?

『私ハ不完全…故ニ脆ク、儚ク
 マルデ、脆弱ナ枯木ノヨウニ…』

輪廻のように廻る苦しみ
絶える事無き螺旋のよう
いつまでも繰り返し続けるの…

隠した傷は誰にも悟らせず
最期まで殻の中に閉じ込めて
傷は腐り膿が雫れ落ち…

心に重く突きつけられた刃
不安と失望感に覆われて
全てをズタズタに引き裂かれ真っ赤に染まる

何も信じられず、誰にも心開かず
永遠にモノクロの景色から逃れられないの…

『私ハ孤独…故ニ重ク圧シ掛カル
 マルデ、生キル力ヲ失ッタヨウニ…』

泡沫ノ夢 

2006年01月12日(木) 1時11分
真冬の寒空に残ってる
足跡は途中で消えていて
行先もわからないまま
「ねぇ、何処へ行ったの?」

雨降る夜空の下で 君を見つけたよ
1人で濡れた肌震わせ 何かに怯えていた

近づく人に敵意剥き出しのその瞳
その瞳には温かさは無くて
全てを諦めているようだったね

僕が手を差し伸べると 指に噛みついて
信じる事を忘れた瞳で 睨み付けてきた

そっと君を抱き上げ毛布に包むと
不思議そうな瞳で僕を見つめ
懐かしそうな感触に戸惑っているよう

傷付きすぎた心を 休めるように…
そっと優しく 怯えさせないよう撫でてた

「この人の止まり木になれたらいいのに…」

あれから君は淋しくなると
僕の足元にそっと歩み寄ってきて
温かさを求めてきたね
「一瞬でもいいから穏やかに…」

何処へ行っても いつも隣には君がいた
少し距離を空けて 近すぎないようにして

いつも近すぎないようにしてたのは…
どんな時も少ししか心許さないのは…
何時か来る別れに気付いてたからかな?

寂しさから身を寄せ合い 互いに不安を紛らわし
誤魔化し続けた想い 気付かれたくないから

「いつまでも君の傍で見守りたかったけど…」

もう一度だけ、傍で笑顔を見せて
君の瞳の奥に温かさを見れるだけで
僕は安心して離れられるから…

紺碧ノ空ニ… 

2006年01月09日(月) 1時42分
かすれた声で呼ぶ君の名前
離れ行く背中だけ見つめて
振り返ることの無い事
解っているはずなのに…

悲しくても…泣き方を忘れて
楽しくても…笑い方も忘れて
表情を失くしてしまった人形
カタカタ震えるばかり

雪に残る2人の足跡辿っても
いつもと同じように迎えてくれた
君の姿はもう其処にはなくて
今は1人…夜空を見上げている

淋しくても…傍に誰も居なくて
悲しくても…どうしようもなくて
孤独な空に叫んでみても
何も変わる事は無くて

薄れていく過去の記憶と一緒に
痛みまでも共に消えてくれれば
どれだけいいのに…

気付かぬうちに傷付けた心
いつも気付くのは後になって
手遅れになってからで…

『もう戻れない、昔の情景に想いを馳せて』

欠ケタ月夜 

2006年01月09日(月) 1時41分
冬空には何かが欠けていて
空虚な風が身を切り裂く
曖昧な「現実」と「理想」の狭間で
「今」を見出せずに浮遊して…

失くした物は今でも解らず
何処にあるのかさえ…
何処で落としたのかさえ…
気付けずにいるね

眠れぬ夜に空を見上げ
天を仰ぎ見るけど
其処には何も無くて
黒いヴェールに覆われ
真実を隠しているかのよう

『冷たい笑顔に裏付けられた
 頑なに閉ざした心の闇
 偽りの笑顔に隠された
 傾き始めた心のバランス』

いつか…失くした物はいつか見つかるの…
いつか…苦しみの螺旋から逃れられるの…
いつか…きっと…
P R
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