ちいさなこと。ありきたりのもの。だけど、輝きを放つもの。大切なもの。忘れないように、書きとめておきたいこと。
いつの頃からか
価値観が 変わった
一番 大切なこと
それは
「誰が 正しいか」 ではないと。
一番 大切なこと
それは
「平和を 創り出す人は 誰か」 ということ。
言葉は
自分を 弁護するためのもの。
否。
誰かを 弁護するためのもの。
沈黙も また 美しい友。
愛は 自ら 隠れる。
平和を 創り出そうと
わたしは
真実 願っているのだろうか?
否。
わたしは 犠牲を 払いたいくはない。
わたしは 誤解されたままでは いられない。
わたしは 罵声を 浴びたくない。
わたしは 十字架の道を 歩けはしない。
それでも…
この 貧弱な心にさえ
湧き上がる 衝動は
生まれながらに 刻印された
神の遺伝子。
愛するということは
自分が 死ぬことだと思う
誰も 死にたくないから
相手に 死んでもらうしかない
自分が死ぬことは
本当は
自由になること
心が 解き放たれること
幸せを 強く感じることだと
今まで
誰も 教えてくれなかった
それでも
今も 死の影に おびえている
愛の故に
一度は 死んだつもりの自分が
生き延びようと なおも あがいている
こんなにも 中途半端な 死が
相手も 自分も
縛りつけ 傷つけつづけてしまう
真実に 愛されたかったら
真実に 愛するしかない
愛してくれない 相手を 決して
責められない
愛していないのは
この 私 なのだから
この暗闇から
救い出して欲しい
私を
解き放って欲しい
神様・・・
こんなに 罪深い私を
あわれんでください
どんなに きれいな言葉で
繕っても
誤魔化しても
取引に過ぎない
どこまでも
愛に 程遠い私を
あわれんでください
伝えたい気持ちが あふれて
どうしようもなく 抑えきれずに
でも それを
あなたに 押しつけることは
できない
わたしの ひとりごとを
どうか
聞き流してください
梢をわたる 風
鳥の音
空を往く 雲のように
それは
あなたを 傷つけるものでは
ありません
「ゆるされ難い私が ゆるされている
私は たれをも
無条件で ゆるさねばならぬ」
「花は なぜ うつくしいか
ひとすぢの気持で 咲いゐるからだ」
「本当に うつくしい姿
それは ひとすぢに流れたものだ
川のようなものだ」
「空よ
おまへのうつくしさを
すこし くれないか」
八木重吉の ことばを 胸に
この ひととせも
静かに 歩もう
いつも ひとりで
抱え込んできた
ずっと ひとりで
すべてを 背負おうとしていた
そして すべてに
疲れてしまった
たくさんの人を
深く傷つけ 悲しませ
遠ざけてしまった
私の 強さが
強くあろうとする 思いが
強くあらねばならないという 思い込みが
私を 縛りつけていた
私の自由を 奪っていたのは
私自身
そして それに 気づくのが
怖かった・・・
あなたに 出会ってからも
私は がんばりつづけた
あなたに 気に入ってもらいたくて
あなたに 認めてもらいたくて
でも あなたは
いつも 悲しそうに
そんな私を 見つめていた
「あなたは 何も 心配しなくていい
重荷を担うのは わたしなのだ
あなたのために
わたしは 喜んで担おう
わたしの愛を 豊かに示そう
あなたは 何も 心配しなくていい
すべてのことは わたしの手の中に
わたしが それを計画し
わたしが それを行う
わたしは 喜んで わたしの愛を
そこに 注ごう
これは とこしえの誓約
わたしは あなたを 愛しているから
わたし自身の 喜びのため
わたしの愛を 尽きることなく
あなたに 注ぐ
わたしの 名によって
わたしの 名にかけて
わたしは 誓う」
信じないことは
その愛を 拒むこと
私は ただ 信じればいい
その愛に 心を開けばいい
すべてが あなたの手の中にある
心を 騒がせないで
その愛に 安らごう
すべての重荷を おろして
すべての重荷を おろして
私には、愛が無い。
どこを探しても、かけらもない。
月は、太陽の光を、反射させて輝く。
太陽が存在しなければ、月の美しさも存在しない。
もしも、私の中に、
何か輝くようなものが あるとしたら、
それは、私自身の 作り出したものではない。
世の初めから 終わりまで、
完全な輝きとして 存在する方が
土の器、ちいさな私の中で
輝きを 放っている。
私はそれを、愛と呼ぶ。
愛は、神。
愛は、キリスト。
その輝きは、私のものでは ない。
『人がその友のためにいのちを捨てるという、
これよりも大きな愛はだれも持っていません。』
ヨハネによる福音書 15章13節
『いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。
その中で一番すぐれているのは愛です。』
コリント人への手紙 第一 13章13節
『いまだかつて、だれも神を見た者はありません。
もし私たちが互いに愛し合うなら、
神は私たちのうちにおられ、
神の愛が私たちのうちに全うされるのです。
私たちは、私たちに対する神の愛を知り、
また信じています。
神は 愛です。
愛のうちにいる者は神のうちにおり
神もその人のうちにおられます。
愛には恐れがありません。
全き愛は恐れを締め出します。
私たちは愛しています。
神がまず私たちを愛してくださったからです。』
ヨハネの手紙 第一 4章12、16、18、19節
輝きを、分かち合うために。
キリストは、地上に降りてこられた。
悲しみと、絶望と、孤独のただ中に、
憎悪と、略奪と、殺戮のただ中に、
武器を持たない、ちいさな乳飲み子として。
愛は、決して絶えることがない。永遠に。
美しく
高価な
ふたつの ネックレス
いつのまにか
チェーンが 絡み合い
もつれてしまっていた
ふたつとも
華奢で 繊細で
それゆえに
複雑に 絡み合ってしまった
もともとは
とても 美しいものだったのに
頑なに ねじれてしまった
どうか
引きちぎらないで
力任せに 扱わないで
すぐに 切れてしまうから
本当に 脆いから
この手に
ふたつのチェーンを 温めながら
そっと 眺める
大丈夫
きっと ほぐれる
時間をかけて
優しく 扱えば
美しく
高価な この宝物を
一度に ふたつも 失ってしまう
そんな 苦い 失望で
終わりにしたくないから
代わりの 新しいものは いらない
代わりには 決して ならない
もう一度 美しい姿に
きっと 戻る
それは
突然 訪れる
胸のすくような 瞬間
あの喜びを 味わいたい
だから わたしは
あきらめない
もはや 失われたものと
あきらめかけたものを
再び 取り戻す
あの 輝かしい 喜びを
この胸に…
わたしね
夢を 見たの
忌まわしい過去
罵声
こわくて かなしくて
泣いていた
目覚めると 涙の跡…
でもね
今なら わかる
今なら わかるの
わたしの
あの 苦しみは
あの 暗闇は
あなたのため
あの痛みと 孤独は
すべて あなたのためだった
まだ見ぬ あなたのため
あのときは わからなかったけれど…
わたしね
あれからも ちいさな 諍いがあって
でも
なぜか うれしかった
伝えようと するほどに
食い違っていく 苛立ちが
すれ違っていく 空しさが
わたしには 今も 必要なのだと
だから 神様が
この心に 刻んでくれた
そう思えたから
あなたに 寄り添う心
感覚が 鈍く ならないように…
何も 説明は いらないの
わたしは あなた
あなたは わたし
まだ 冬は 続く
けれど
わたしたちの 心の中には
永遠の夏が。
大空に
両手を 広げるかのように
美しい 緑の枝
高らかに 希望の歌を歌う
梢の 小鳥
まだ 冬は 続く
けれど
わたしたちには 見える
あの 光に満ちた
輝く 季節が・・・
ともしびを 分かち合おう
こんなに ちいさな キャンドルだけど
ほら
お互いの顔が ほのかに 輝いて見える
ほら
お互いの ほほえんでいる 顔が
瞳に 映っている
かじかんだ 指先も あたたかいね…
冷たい風に 吹き消されないように
守っても 守っても
それでも
消えてしまうこともある
暗闇が 舞い戻ってきて
かなしい気持ちに なることも
大丈夫
また 分けてもらおう
永遠の 光から
何度でも 何度でも
光を 灯そう あきらめずに
冷え切った心を あたためよう
そうして
ともしびから ともしびへ
手から 手へ
心から 心へ…
光は つながって 広がって
明るさを 増していく
いつまでも
そして
どこまでも…
中絶される 胎児のように
わたしを
引きずり出さないで
どうか・・・
わたしの心を
そんなふうに
切り刻まないで
まだ 「時」ではないと
神様
わたしを
守ってください
どうか いのちを 助けて
どうか 心を 助けて
このままだと
死んでしまうから
あたたかい 安全な海に 浮かんでいた
すべてが 満たされていた
そこで ずっと 育まれていた
ある日
異変が起こる
ちいさな 予兆を 感じる
心拍が 上がる
何かが 始まる
守られていた その場所から
すべてを 切り離され 押し出される
今まで 味わったことのない恐怖
すさまじい力に
激しい圧力に
必死で 耐えながら
進むしかない
道は ひとつしかない
狭い 暗闇を
呼吸を 断たれたまま
手も 足も 拘束されたまま
いのちがけの 戦いは続く
力尽きるとき いのちは 終わる
光の中に 生まれ出て
産声を 上げるまで
気を失っては いけない
いたずらに もがいては いけない
抵抗して 消耗しては いけない
押し出そうとする その力は
あなたの 味方なのだから
規則正しい その波は
あなたを 安全に 連れて行く
波を つかまえて
さあ 力を 抜いて
神の手に 導かれて
赤ん坊は
暗闇から 生まれ出る
血にまみれ 半ば 仮死状態になり…
いのちの 神秘
その記憶を
誰もが 忘れてしまうのは
なぜ?
生まれる ということ
苦しみを くぐりぬけて
新しい 場所へ
新しい 生き方へ
外側からの すさまじい力に
もみくちゃにされて 潰されそうなとき
思い出して
生まれてくるということ
それは 終わりではなく
始まりだと いうことを
