昔のお話 

January 16 [Wed], 2013, 15:43


今朝から急に以前のことを思い出しています。
思い出しながら整理もしていきたいので書きためようと思います。
主に恋愛方面です。


20代後半に出会ったT君。
彼は大学生で6つ年下でした。
初めて出会ったのは居酒屋、知合いが連れて来た男の子。
第1印象は若いいまどきの男の子で何を話したらいいのだろう、ととまどったことを覚えています。

2次会で大学近くにある彼のバイトしているお店に行った時には
彼の大学生の姿を見ました。
みんなに突っ込まれたり大笑いしたり今後いつも見ることになる彼の姿です。
それでもその時のわたしは彼を連れて来た知合いとの方が仲良かったので
もう彼と会う事はないだろう、と思っていました。

わたしの友達がT君と連絡先を交換していたのをきっかけにまた会う事になりました。
彼はわたしの友達をお姉さんのように慕っていました。
その後も何度か会う機会がありましたがわたしに対してはどことなく冷たいというか
嫌われているのかな、と感じていました。

次第に彼の友達も含め溜まり場だった彼の家でおしゃべりしたり、
飲みに行ったり会う回数が増えるごとに彼がわたしのこと嫌いかもという思いは
なくなりわたしの友達抜きでも彼の家へ行ったりできるようになりました。

そしていつの頃からか彼はわたしに対して友達以上の気持ちをもっているように感じました。
わたしにとっての彼は本当に居心地のよい存在でいい友達です。
でも男性というより弟でした。
なので一時期ひとりで彼の家に行かないようになりました。
どうしていいのかわからなかったからです。

ある日彼の通う大学の文化祭がありました。
彼が姉と慕う友達とその大学に通う男の子と3人で見に行きました。
彼の研究室で出したというものを見に行きました。
彼はわたしを見て嬉しそうに笑いそのあとわたしたちと一緒にいた男の子を見て
一瞬怖い顔をしました。ほんの一瞬。
そこで彼の研究しているものを見せてもらい彼の生き生きした顔にわたしも嬉しくなりました。

研究室を出て彼にバイバイした後わたしたちは広場で出しているお好み焼きを食べながら
暖かいベンチでお喋りしていました。
そこに休憩になった彼が友達と歩いて来ました。手にはお好み焼きを持ちながら、
くちびるの端にソースをちょっとつけて。
可愛く笑うその顔になぜか強烈にひきつけられてくちびるについたソース姿も愛おしく感じました。

わたしとTくんは大勢で遊ぶことはあっても2人で出かけることはありませんでした。
文化祭から数カ月たち雪の多い季節になりました。
わたしは久しぶりにT君の家に1人で行きました。
相変わらず鍵のかかっていないドアを開けるとシャワーの音。
リビングで本を読んでいるとシャワー室の扉が開き彼の叫び声。

『なんでいるのっ!?・・・バスタオル取って・・・』

タオルを渡し服を着て出て来た彼。文化祭以来の顔。
相変わらず可愛い顔、感情豊かな表情にホッとしました。
そしてこの日初めて2人で近くのお店へ食事とちょっとだけ飲みに行きました。
出会って1年、一時期は週に3,4回は会っていたのに初めての2人きり。
カウンターに座って途切れることないおしゃべりと笑い。
あーこんなに彼と2人でいることは楽しかったんだなーって思いました。
でも彼が酔ってきてわたしへの気持ちがぽろぽろこぼれてくると
やっぱり落ち着かなくなる自分がいるんです。
彼のバイト先のお店へ行ったときには彼の酔いも大きくなりより一層そう感じました。
やっぱりわたしの彼への気持ちは友達なのだと思います。愛おしい友達。
彼が困っていたら全力で助ける、でもそれは愛情じゃなく友情。

彼と別れ家へ戻る途中彼からメールがきました。
『一緒にいたい』と。
電話もきました、同じことを言われました。
それを断り家に帰った後また電話がきました。

彼はわたしへの気持ちをとっても熱くとっても優しく話してくれました。
初めて会った時のこと。
わたしが以前恋愛で悩んでいた時のこと。
応援していたのは本当だけどでもとても辛かったこと。
いつも自分の話しをうんうんって聞いてくれることがとても嬉しかったこと。
好きだってこと。

嬉しかったです。でもそれと同じくらい悲しくなりました。
わたしはその当時失恋したばかりでした。
振られることの辛さを知ってるのに彼にそんな思いさせるのが悲しかったのです。
自分が彼に対し友情以外の気持ちがない以上、つきあうこともできない。
でもそのあと知りました。
振られる辛さよりも振る辛さの方が長引くってことを。

彼はわたしの答えを聞いてから言いました。
もうあなたには会わない。

実際彼とはその後会いませんでした。
いえ、本当は1度だけ会いました。
彼が大学を卒業してこの地を離れる時、わたしの友達が卒業祝いを開いてくれました。
そのとき数カ月ぶりに彼に会いました。
やっぱり可愛くて感情豊かな顔の彼。
彼との何気ないことは結構覚えているのですがなぜかこの日のことはあまり覚えていません。
何を話したのかどうやって最後バイバイしたのか思い出せないんです。

それから数年後彼からメールがきました。
『俺もオヤジになります』

彼と過ごしたあの頃はわたしにとって本当に楽しい日々でした。
もう大学卒業して何年もたっていたのにまた大学生活に戻ったような
そんな日々でした。
彼は今まで出会った中で1番素敵な男の子です。
そんな彼に想ってもらえたわたしはとっても幸せだったと思います。

大学生のいまどきの若者だった彼ももうすぐ30才。
彼がどうか幸せでありますように!!!







P R
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