セレッソ女子」急増中 イケメン効果? 観

July 05 [Tue], 2016, 6:58
岡田健】プロ野球広島を熱烈に応援する若い女性、「カープ女子」が話題になったが、30歳以上が観客の中心だったJリーグでも同様の現象が起きている. サッカー日本代表の柿谷曜一朗(23)ら、若手が主力のJ1セ大阪. 彼らへ声援を送るサポーターに、若い女性「セレッソ女子」の姿が目立っている. 兵庫県淡路市の保育士松浦真由さん(25)は今夏から、毎試合ホームゲームを観戦する. きっかけは、7月の東アジア杯で代表に初選出された柿谷をテレビで見たこと. 「かっこよかった... 」. 昨夏から応援している友人のカフェ店員三沢由さん(24)と一緒にセ大阪戦を観戦してからは、一気にはまった. 今では毎週のように、大阪・舞洲の練習場にも車で1時間かけて通う. 「かっこよくて若い選手が多く、練習中もにぎやかで活気がある. 身近な感じがいい」 J1全体が1試合平均観客数を昨季より約3%落とすなか、セ大阪は約11%増えた. 今季はライバルのガ大阪がJ2に陥落し、ドル箱だったダービーマッチを失って大きく観客数を減らす恐れがあった. その逆風下で、「押し上げたのは若い女性」というのが関係者全員の一致した見方だ. 4月から消費税率が8%に上がり、「負担増の時代」が幕を開ける. だが、負担は超高齢化社会で報われるのだろうか. 社会保障の現場から報告します (報われぬ国:2)高齢者を放り出す自治体 ◇ ■山あいの障害者施設に30年 元日の昼、東京都中野区に住む今村明美さん(76)は福島県白河市郊外の焼き肉店にいた. 家族連れでにぎわう店内で、長男(49)が大好きな肉をつまみながら、夫の孝さん(79)とじゃんけんで遊んでいた. 「こんなお正月があとどれくらい続くんだろう」 長男は小学生の時に校舎から転落し、左半身と脳に後遺症が残った. いまは福島県西郷村にある知的障害者の施設で軽作業をしながら暮らす. 「都外施設」と呼ばれ、約80人の入居者のうち9割が東京都民だ. 月に一度の面会日には欠かさず施設を訪れる. これまで正月とお盆には長男が東京の自宅に帰ってきたが、今年は初めて帰省をあきらめ、代わりに夫婦で大みそかから福島を訪ねた. 「息子も年をとって歩けなくなってきた. 長男を支えてトイレなどに行かせるのは骨が折れるようになって」. 帰り際、「寒いところで暮らすんだ」と思うと、涙があふれた. 障害者の都外施設は青森や長野、岐阜など14県に40カ所あり、東京都から約2500人が入る. 土地の値段が高い都内では施設用地を確保しにくいため、1960年代後半から地方につくられるようになった. 明美さんは、長男が養護学校を卒業する時に中野区から紹介された. 「どうしてそんな遠いところにって... . でも、断ったらどこにも入れなかった」. 父親の介護もあり、自宅では世話ができなかった. それから約30年がたつ. 「勝ち組」の街で、弱者の声はかき消されてきた. 心細いのは、遠く離れて暮らすだけでなく親も子も年をとっていくことだ. 入居者で最高齢の人は80代になる. 「元気なうちは会いに行けるのだけれど. 私たちが死んだ後、山里で一人ずっと暮らすんだろうか」 施設は古く、もともと高齢化にも対応していない. 長男は10畳ほどに三つのベッドを置いた3人部屋にいる. 狭いうえ、廊下などの壁の一部には東日本大震災でできた亀裂が残る. 夜は職員が3人. 国の基準を満たしているが、年齢も障害もさまざまな障害者を支えるには足りない. 「入れただけ運がいい、と思うしかないのでしょうか」. 12年9月に長男(23)が入居した主婦(56)には不満が募る. 3年ほど都内の施設などを探したが、どこもいっぱい. ugg ムugg クラシックミニートン 福島で1人入れるというので申し込んだが、競争率は十数倍にもなった. 「東京は日本で最も豊かな都市なのに. 大きくなくていい、5、6人で住める施設でいいんです. せめて、子どもが親のそばや地域で生きていけるように」 東京から約700キロ離れた秋田県北秋田市の山あいにも四つの都外施設がある. 「阿仁かざはり苑」では18~75歳の約80人が暮らし、今年の正月は半数が帰省しなかった. 親が亡くなったり高齢で世話できなかったりするからだ. 地元の視線も厳しくなった. 親が亡くなると、高齢の障害者らの医療費は地元自治体の負担になる. 「負担が増える、将来どうするんだ、とお荷物になるかのように言われて」. 施設の関係者は顔を曇らせた.