貴族と武士は同僚

April 13 [Fri], 2012, 16:55
サラリーマンの役職だな。
平清盛の話がやたらとテレビで盛り上がっていて、なんか突然褒めちぎられているのだった。
先見の明があったとか、日本に貨幣を定着させたとか、酔ヒを作ったとか色々言われているが、私が興味をひかれたのはちょっとズレた唐セった。
清盛の大出世物語は当時の平安貴族と武士の関係の中でこそ発生したということだ。
清盛とは別に、福島牝馬ステークス 2012私は昔から平安時代の貴族と武士の違いについてずっと不思議に思っていた。
当時はもう、貴族はいわゆる武力を自ら放棄していて、つまり戦闘力とかそういう面では無力だったわけである。
対して武士はそっち方面の専門家だ。
なのになぜ、貴族の方が力を持っているのかがわからなかったのだ。
だが、清盛の番組の中で出た一枚の絵がその疑問を解決した。
縁側のある家の部屋の中で貴族数人が何か話していて、庭には武士が戦闘態勢で待機している絵なのだが、よく見ると貴族と武士の顔が同じで、鎧や武器を除けば貴族と武士の服装も似ているのだ。
もちろん貴族の方が綺麗で豪華なんだが、それは洋服の青山の釣るしのスーツとオメイドスーツの差であって、系統としては同じである。
なるほど、と思ったね。
つまり、当時はまだ貴族と武士は同じ会社の社員だったのだ。
貴族の方は、単に親や親戚が金持ちでその会社の偉いさんなのでいい大学を出て最初からエリートコースに乗るのに対して、武士は現地採用の喧祉~員なので給料は安いしいくら働いてもあまり出世しないだけなのである。
現在だって、会社の社長や専務は暴力で言えば平社員や係長より弱いだろうが、会社の中では権力者である。
力自慢の平社員はコキ使われるだけだ。
そしてコネがなければ絶対に出世できない。
何か、その会社全体をひっくり返すくらいの実績があれば別だが。
で、これが清盛とその父と祖父がやったことなのだ。
実績と金で地方の支店の平社員から会長まで上り詰めたのである。
考えてみれば、今でも部長や取締役が偉いのはその会社の中だけだ。
平安時代は日本全体がひとつの会社いや役所だったために、いわゆる管理職以上が貴族となり、一般職が武士だっただけだそれ以下の連中は会社役所に入ってない。
両方とも同じサラリーマンというか公務員だったわけで、考えてみたらこれは現代でも同じだな。
だから飛び抜けてデキたり逆玉に乗ったりしたら、武士でも貴族に上がれるのである。
貧乏サラリーマンの息子が東大出て局長の娘と結婚するとか。
鎌倉時代以降では、貴族と武士はもうまったく違ってしまって、武士も形式として位階を持つのだがそれと実際の権力とは別になってしまった。
江戸時代の貴族は悲惨だもんなあ。
その感覚で平安時代を見ると違和感があるだけで、結局はサラリーマンだと思えば何の不思議もない。
変わっとらんな。
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