「ナンピン買い下がり」を覚える 

2014年10月27日(月) 19時16分
株式投資の重要な手法の一つに「ナンピン」(難平)というのがあります。江戸時代の米相場の時代から重視されてきたもので、値動きのあるものへの投資には非常に有効な手法なのです。

長期投資の場合、たとえば、500円まで上昇したら売るつもりで、300円のときに、ある株を1000株買ったとしましょう。ところが、案に相違してその株が200円に値下がりしたとすれば、どうするべきなのでしょう。

こうするのが正しい、こうするのがよいやり方だと言う前に、当事者の対応の仕方をパターンに分けて考えてみましょう。

 @「ああこわい、株式投資なんかするんじゃなかった」と売ってしまう。

 Aそのうちに上がってくるだろうと、じっと待っている。

 Bこれはチャンスだと、200円のところで1000株、追加の買いを入れる。

ここでもう一度、この投資をスタートしたときの原点に戻ってみましょう。あのとき、「この株は500円以上にはなるはずだ。500円になったら、そのときは売ろう」と決めていたのではなかったですか。もちろんそう決めた根拠として、その株の過去の値動きや業績の見通し、その企業の1株純資産など、いろいろ調べた上で、「よし、いける」と、買う決心をしたはずです。

その決心を思い起こせば、ここでは、恐怖心に打ち勝ってBの投資行動をするべきなのです。ただし、それには「倒産の心配なんかない企業」であることが前提条件です。

はじめの予定どおり、この株が500円になつたところで売ったとすると、@〜Bのそれぞれのタイプの人の損益は、次のようになります。

 @200円で売ってしまったので、30万円が20万円になって10万円の損

 A30万円が50万円になって20万円の利益

 B30万円が50万円に、20万円が50万円になり、合計50万円の利益

この例のBのように、買値より下がったところで追加の買いを入れることを 『ナンピン買い』と言います。

同様に、信用取引の新規売りをしたものが、売値より上がったところでさらに追加の新規売りをかけるのは 『ナンピン売り』 です。

信用取引の新規売りを増やし、そのまま置いておくことの危険性は「信用取引の上手な利用法と、やってはならないこと」で述べましたので、『ナンピン売り』は除いて、ここではとりあえず『ナンピン買い』だけをイメージしてください。

『買値より下がってきたので追加の買い』というのは、基本的な投資手法としては 『逆張り』です。したがって、『ナンピン』と 『逆張り』とは一体のものとして、『逆張りナンピン』と呼ばれます。

先ほどのBの追加の買い(ナンピン買い)で、「こんなに安いのだから、1000株といわず、もっと買おう」と思い切って2000株買ったとして、同様の方法で損益の計算をすると、利益は80万円になります (30万円が50万円、20万円が50万円、もう一つ20万円が50万円)。

これでわかるように、株式投資においてナンピン買いは非常に有効な手段です。特に、優良株を底値だと思って買ったけれども、思った以上に下がったというような場合は、それこそ『ナンピン買い下がり』 にかなう投資手法はありません。

では、デイトレードにおいてもナンピンという手法は伺えるのでしょうか。
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