Future 〜未来をみる者〜 

January 10 [Mon], 2011, 9:30

プロローグ

数学教師の加藤健二(かとうけんじ)は、肉の焼けるにおいに気づいた。
それが自分の体から発せられているのも知っていた。のしかかる黒い影を、健二は恐怖のまなざしで見上げた。
「もう一度チャンスをくれ」声にならない声で健二は言った。
「チャンスは3回と言ったはずだ」かすれた声が答えた。 「言い残すことは」
「頼む・・・チャンスを・・・」
黒い影はまたのしかかり、黒く熱いものをさらに強く健二の腹部へと押し付けた。
健二は苦悶の叫びを漏らした。「頼む、次はしくじらないから」意識が遠のくのが分かる。
黒い影の目は光った。「残念だ」
健二は力をふりしぼり意識を保とうとしたが、ますます闇が迫った。
「奴がここに来た目的は、やはり私がしくじったからなのだろうか」そう健二がふと頭の中で考えた。その一瞬ののち、
奴はナイフを取り出し、健二の顔へと近づけた。ナイフが宙を舞った。ゆっくりと・・・
「頼む、命だけは」健二は声にならない声で叫んだ。しかし遅すぎた。
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