
監督・脚本: 沖田修一 脚本: 守屋文雄
出演:役所広司、小栗旬、高良健吾、臼田あさ美、古舘寛治、嶋田久作、平田満、伊武雅刀、山崎努
板橋ワーナーで鑑賞。
半券持っていけば、2月後半は
1,000円で映画観られるんだってさ。
●内容
きこりのオッサンが、ゾンビ映画作りのお手伝い。
●満足度:84点
シュールなゾンビネタや、映画愛で興味を
惹かせ、クスクスと笑わせてくれる。
役所さんが目を輝かせて無邪気に
映画にはまっていく過程が素敵。
その上で、最終的には親子の物語としても
きっちり成立している秀逸なハートフルコメディ。
●多彩なキャストが良い!
役所広司
不器用でむすっとしてるけど優しくて
無邪気な役所さん、可愛い!!
役所さんが、たどたどしい演技をする演技を
するのってのが面白い。
小栗旬
小栗君は、イケメン役より、こういうボクトツで
寡黙な感じのほうがハマると思うんだな。
あんまり喋ると滑舌の悪さが目立つし。
高良健吾
この子は、綺麗な顔してるよねー。
セリフほとんどないし、出番も少ないけど、
重要な役どころで、とても良かったですよ。
臼田あさ美
出てるって知らんかった。!
東京プレイボーイクラブと続けて
あさ美ちゃんが観れるなんて運命かしら!
完全に脇役だったけど、輝いてました。好き!
古舘寛治
「歓待」で注目してから、最近目立つようになってきたな。
ちょっぴり胡散臭げなところと、耳に残るかすれ声が魅力。
嶋田久作
この人は、何も言わなくても存在感凄い。
職人的カメラマンの役なんだけど、ひたすらカッコイイ!
影の主役かも。
●テンポが悪い?
テンポが良い訳ではないので、
ちょっと長く感じたかなーと思ったら、
120分越えてる作品だったのね。
だとしたら、体感時間としては妥当かも。
削っても良いようなシーンや、まだるっこしい部分も
ちょいちょいあるが、それはそれで楽しめるので
さほど問題ではない。
沖田監督の静かでおかしな間(ま)を楽しめ!
●寡黙な演出
常に、なんとなく、くすくす笑えるって
いうだけでも良作なんだけど、
それ以上に親子関係の描き方がさらっと
しながらも、心に響いた。
そっけないくらいにさらっとしているからこそ、
良かったのだと思う。
序盤では、取っ組み合いのケンカをしたり、
親父(役所)が息子(高良)をひっぱたいたりするんだけど、
息子は怒鳴るだけで、親を殴りそうで殴らない。
一線を超えてないところがポイントで、
まだ関係が壊れ切っていないところが観てとれる。
これ以降、この二人の会話はほとんどないんだが、
関係性が徐々に変わっていくのが分かるのが面白い。
映画に夢中になっている自分(役所)は、
妻の三回忌を忘れちゃったりしてるのに、
出て行った息子が、きっちり戻って寝ているのを
見るシーンなんかうまいなー。
和解のシーンもセリフはほとんどなくて、
「あ、これは和解できたんだな」とこっちに悟らせる感じが良い。
そこに至るまでには、映画監督(小栗)と親しくなる
過程も丁寧に描かれていて、とてもナチュラル。
最後の食卓のシーンなんか、くどくどと語らせず、
目も合わせず、何も言わずに飯を食ってる
だけなのに感動してしまった。
無言の食卓なのに温かみが出てるのである。
見事!
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