映画『キツツキと雨』感想

February 12 [Sun], 2012, 11:00

監督・脚本: 沖田修一 脚本: 守屋文雄
出演:役所広司、小栗旬、高良健吾、臼田あさ美、古舘寛治、嶋田久作、平田満、伊武雅刀、山崎努

板橋ワーナーで鑑賞。

半券持っていけば、2月後半は
1,000円で映画観られるんだってさ。


●内容

きこりのオッサンが、ゾンビ映画作りのお手伝い。


●満足度:84点

シュールなゾンビネタや、映画愛で興味を
惹かせ、クスクスと笑わせてくれる。

役所さんが目を輝かせて無邪気に
映画にはまっていく過程が素敵。

その上で、最終的には親子の物語としても
きっちり成立している秀逸なハートフルコメディ。


●多彩なキャストが良い!

役所広司
不器用でむすっとしてるけど優しくて
無邪気な役所さん、可愛い!!
役所さんが、たどたどしい演技をする演技を
するのってのが面白い。

小栗旬
小栗君は、イケメン役より、こういうボクトツで
寡黙な感じのほうがハマると思うんだな。
あんまり喋ると滑舌の悪さが目立つし。

高良健吾
この子は、綺麗な顔してるよねー。
セリフほとんどないし、出番も少ないけど、
重要な役どころで、とても良かったですよ。

臼田あさ美
出てるって知らんかった。!
東京プレイボーイクラブと続けて
あさ美ちゃんが観れるなんて運命かしら!
完全に脇役だったけど、輝いてました。好き!

古舘寛治
「歓待」で注目してから、最近目立つようになってきたな。
ちょっぴり胡散臭げなところと、耳に残るかすれ声が魅力。

嶋田久作
この人は、何も言わなくても存在感凄い。
職人的カメラマンの役なんだけど、ひたすらカッコイイ!
影の主役かも。


●テンポが悪い?

テンポが良い訳ではないので、
ちょっと長く感じたかなーと思ったら、
120分越えてる作品だったのね。
だとしたら、体感時間としては妥当かも。

削っても良いようなシーンや、まだるっこしい部分も
ちょいちょいあるが、それはそれで楽しめるので
さほど問題ではない。

沖田監督の静かでおかしな間(ま)を楽しめ!


●寡黙な演出

常に、なんとなく、くすくす笑えるって
いうだけでも良作なんだけど、
それ以上に親子関係の描き方がさらっと
しながらも、心に響いた。

そっけないくらいにさらっとしているからこそ、
良かったのだと思う。

序盤では、取っ組み合いのケンカをしたり、
親父(役所)が息子(高良)をひっぱたいたりするんだけど、
息子は怒鳴るだけで、親を殴りそうで殴らない。

一線を超えてないところがポイントで、
まだ関係が壊れ切っていないところが観てとれる。

これ以降、この二人の会話はほとんどないんだが、
関係性が徐々に変わっていくのが分かるのが面白い。

映画に夢中になっている自分(役所)は、
妻の三回忌を忘れちゃったりしてるのに、
出て行った息子が、きっちり戻って寝ているのを
見るシーンなんかうまいなー。

和解のシーンもセリフはほとんどなくて、
「あ、これは和解できたんだな」とこっちに悟らせる感じが良い。
そこに至るまでには、映画監督(小栗)と親しくなる
過程も丁寧に描かれていて、とてもナチュラル。

最後の食卓のシーンなんか、くどくどと語らせず、
目も合わせず、何も言わずに飯を食ってる
だけなのに感動してしまった。

無言の食卓なのに温かみが出てるのである。

見事!

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『南極料理人』の沖田修一監督が、映画撮影の地方ロケでの若手監督と60歳の木こりのおじさんとの交流を描いた映画『キツツキと雨』。

実際に映画監督の経験を持つ小栗旬が、木こりのおじさんを役所広司が演じています。

小規模な映画撮影現場の“現場あるある”や、沖田監督
「キツツキと雨」★★★☆
役所広司、小栗旬、高良健吾、
臼田あさ美、伊武雅刀出演

沖田修一 監督、
129分、2012年2月11日公開
日本,角川映画
(原題:キツツキと雨 )





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「ある日、ゾンビ映画の撮影隊が村にやってきた、
監督らしくない若い監督と
山仕事をしていた男の奇妙な関係が
やがて村全体を巻き込んでいく。
全く期待してなかったが
結構面白くて、ほんわかした気分になれた」


林業を営む克彦(役所広司)は
仕事もしないでぶらぶらしている息子(高良健吾)とは
ろくに口もきかない関係だ、
突然、東京へ行くという息子に
「行け、行け」と突き放す、
息子のほうは「引き留めないのかよ」と。

どこにもありそうな光景だ、
親とじっくり話すことって若い頃はあまりない、
子供が大人になる過程で
誰もが通る道のような気がする。


そんな克彦は映画の助監督に
地元を案内することで
映画の撮影隊と知りあうことになり
慣れない場所で撮影隊は
地元の克彦に頼ることが多くなり
そんな中で気弱に見える新人...
soramove  February 16 [Thu], 2012, 7:53
Comment
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>やっさん

自分も同じこと思いました!
エンドロールで見せてほしかったですよねw
DVDの特典映像とかで入ってほしい。

温泉のシーンでの二人の間合いのつめかたが
おかしかったなー。

南極料理人に引き続き、良作でした!
February 18 [Sat], 2012, 23:30
やっさん
観ました。『間』の使い方が絶妙でしたね。小栗旬は、クローズとも岳とも違う、ナイスなキャラ。役所広司も見事。ステキな金縛りの中井貴一なみに笑わせてくれた。山崎努も最高。伏線少なめでしたが、ラストに向かう結束にワクワク。親子愛の描写も見事。正直エンドロールで完成したゾンビ映画流れないかなとも期待しましたが、super8になってしまいますね。あの撮影チームは次回はジ●ーズですかね。役所広司の『あいつの気持ちもあるだろっ!』に感涙。監督のセンスが光る作品でしたね。


February 14 [Tue], 2012, 12:04
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