2016年読書のまとめ

January 30 [Mon], 2017, 14:34
遅ればせながら2016年の読書まとめ。

中山七里「連続殺人鬼 カエル男」、村田紗耶香「コンビニ人間」
の2作は、特に印象に残った面白い小説。
が新たに知った作家さんなので、今後も追っていきたい。

今年は月額読み放題のkindle unlimited も活用。
・ハリーポッターシリーズ
・夢をかなえるゾウ
・仕事は楽しいかね?
・世界から猫が消えたなら
なんかを読んだ。

マンガだと
・新井秀樹作品(「RIN」「キーチ!」「宮本から君へ」など)があるのが嬉しかった。


2016年の読書メーター読んだ本の数:112読んだページ数:31670ナイス数:742

映画にまつわるXについて (実業之日本社文庫)
映画にまつわるXについて (実業之日本社文庫)感想映画となると、生々しく人間を丸裸にしてしまう監督だが、文章はちょっとイメージが違った。繊細で正直で面白い文章を書くなー。最後に装丁と本文設計の話が書かれているが、私はこの本をKindleで読んでいたのでなんだか申し訳ない気持ちになった。読了日:12月17日 著者:西川 美和
白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)感想戦後の日本国憲法作成をめぐる日本陣営とGHQの攻防戦が超ドラマチック!いくら食い下がっても、マッカーサー達の心を動かすことはできず、結果は完敗。まあ一般市民にとってはこれで良かったんだろうけど、当事者たちは悔しかっただろうなぁ。日本側の窓口となった主人公の白州次郎も、堂々と戦ったが、ボコボコにされた。下巻での大活躍に期待しよう。ノンフィクションと思えないほど人物がいきいきと描かれていて夢中になって読んでしまった。読了日:12月12日 著者:北 康利
国家試験受験のためのよくわかる民法国家試験受験のためのよくわかる民法読了日:12月10日 著者:神余 博史
黒冷水黒冷水感想心の底から憎みあう兄弟喧嘩物語。アサり、壊されれば、罠を張り晒す…という陰湿で小さな話だが、めっぽう面白い。カウンセリング受けて、心が清らかになっちゃうくだりがツボにはまった。チャゲアスオチで終わらなくて良かった。読了日:12月10日 著者:羽田 圭介
ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学 (講談社+α文庫)ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学 (講談社+α文庫)感想資本論を下地に資本主義の問題点をピックアップしてボロクソに叩いている。そりゃ理想通りにいけば共産主義のが良いけど、形にするのが資本主義よりよほど難しいし、腐敗もしやすいんじゃなかろうか。読了日:11月20日 著者:青木 雄二
コンビニ人間コンビニ人間感想正常な世界は異物を排除しようとする。異物といっても誰に迷惑をかけるわけでもなく、コンビニの店員を天職として、アルバイトを18年も勤勉に続けている30代独身処女のことである。自分では問題と思ってなくとも、正常な世界とずれることは何と生きにくい、面倒くさいことか。まあ白羽君のような憎たらしいやつは身近にいたら排除したくなるけど…。目の付け所が素晴らしく、線を引きたくなるような名言だらけであっという間に読了。しかし、社員化という選択肢はなぜないんだ?読了日:11月20日 著者:村田 沙耶香
元警察署長が教えるお巡りさんの上手な使い方元警察署長が教えるお巡りさんの上手な使い方感想お巡りさんだけでなく、警察組織の仕組みの分かる解説本。良書だとは思うが、身内ひいきが強い。反省すべきところ、正すべきところも書くべき。どの警察官も善良で親身に相談にのってくれるなんてのは、理想でしかない。読了日:11月15日 著者:石橋 吾朗
国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)感想国会議員のお仕事っぷりが分かりやすくかかれていて面白いが、自民党と民主党の二人の作者の話が交互に書かれているので、今どっちの話をしてるか混乱しやすい。政権交代直後の時期の話だが、今振り替えって彼らが何を思うのか気になる。読了日:11月06日 著者:林 芳正,津村 啓介
実録!いかがわしい経験をしまくってみました実録!いかがわしい経験をしまくってみました読了日:10月09日 著者:藤山 六輝
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)ハリー・ポッターと賢者の石 (1)感想Kindleアンリミテッドで遂にハリー・ポッターデビュー。魔法学校に入るまでがやや長く、じれったかったが、入学してからはぐんぐん面白くなり一気読み。二巻へ続く。読了日:10月09日 著者:J.K.ローリング
変身 (講談社文庫)変身 (講談社文庫)感想脳をサイコパスに侵略される。じわじわと物騒な人間になっていき、それを止められないもどかしさ、恐ろしさ。先が気になり一気読み。面白かった!読了日:10月07日 著者:東野 圭吾
立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術(ありがとう出版発行)立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術(ありがとう出版発行)感想どこにでもある平凡な啓発本。変なカタカナ語を使って独自性を出そうとしているが、中身は薄い。読了日:10月07日 著者:苫米地 英人
夢をかなえるゾウ文庫版夢をかなえるゾウ文庫版感想舐めてたけど、多数の高名な成功者を育てたという関西ノリの自由な神、ガネーシャ言動が思いのほか魅力的ではまった。鶴瓶師匠の声で再生。よくある啓発本的なところもあったが、刺さるところも多かった。「人間は意識を変えることはできないから、決めたことを実行するためには環境を変えなきゃあかん」「世の中の凡人のほとんどは面倒臭がり」「やりたいことが分からないって言うてるやつのほとんどは何もやっとれへん奴」等読了日:09月06日 著者:水野敬也
ウェブサービス利用規約10のポイント: 会社を守りユーザーの信頼を高めるウェブサービス利用規約10のポイント: 会社を守りユーザーの信頼を高める読了日:09月06日 著者:藤井総
恐怖箱 崩怪 (竹書房文庫)恐怖箱 崩怪 (竹書房文庫)感想エピソード刻みすぎて、ある程度パターンが限定されてくるので後半は飽きてきてしまった。読了日:09月03日 著者:神沼 三平太
波のうえの魔術師 (文春文庫)波のうえの魔術師 (文春文庫)感想若者向け作品が多い印象の強い石田衣良の投資小説。自分も株をやるので話はわかるんだが、投資に興味のない人はまるでついてこないような内容に感じた。大金を動かしているわりには、緊張感がなく淡々としている。ドラマが弱すぎる。読了日:09月03日 著者:石田 衣良
企業不祥事の研究: 経営者の視点から不祥事を見る企業不祥事の研究: 経営者の視点から不祥事を見る読了日:08月13日 著者:井上 泉
世界から猫が消えたなら (小学館文庫)世界から猫が消えたなら (小学館文庫)感想文章や主人公の考え方が少し稚拙に感じるが、映画好きで、猫飼っていて、トイレ長くて、母親を亡くしていて、親父と疎遠な30代男性って俺か?ってとこで大分感情移入。母親、父親、猫とのエピソードは結構ぐっときてしまって、人間ドラマとしてはとても良かった。ただ、なにかを消すという設定は練り込みが甘く、何かを消したあとの変わった世界をほとんど描かないのは肩透かし。電話を消したあと、彼女と電話の話してたのは、悪魔が電話=携帯電話と勘違いしてたからなのかな?読了日:08月06日 著者:川村 元気
第2版 インターネット新時代の法律実務Q&A第2版 インターネット新時代の法律実務Q&A感想この手の本のなかでは、根拠(法令や判例)がしっかり書かれていて信頼性が高い。読了日:08月02日 著者:
キヤノン特許部隊 (光文社新書)キヤノン特許部隊 (光文社新書)感想クロスライセンスの交渉として使うための特許戦略とか、まったく縁遠い世界だったので興味深かった。ただ、もっと現場の息づかいや交渉の場面が分かるような描きかたを求めていたが、終始説明的だったのは残念。読了日:08月02日 著者:丸島 儀一
ゲームウォーズ(下) (SB文庫)ゲームウォーズ(下) (SB文庫)感想生身で敵のアジトに潜入したりするシーンはハラハラできて面白いが、ゲーム内でのバトルはなんでもありだし、敵も味方も身の安全が確保されているとただの茶番にしか見えない。全然燃えない。練り込まれた設定とギークな知識の物量は凄まじいが、ストーリーや文章に魅力がなく、稚拙。小説としてはイマイチ。読了日:07月13日 著者:アーネスト・クライン
出世するなら会社法 (光文社新書 524)出世するなら会社法 (光文社新書 524)読了日:07月11日 著者:佐藤孝幸
気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)感想安定的なチェーン店も多いが、ここ数年で、王将、日高屋、かっぱ寿司は躍進。マック、すき家は凋落。チカラ飯は、ああ本当に一発屋だったなあ。だじゃれ混じりでややおっさんくさい語り口だが、チェーン飲食店トークのツボをおさえていて、とても楽しい。松屋と富士そばが入ってないのが惜しい!読了日:07月10日 著者:村瀬 秀信
元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]読了日:07月07日 著者:吉田 利宏
かんたん解説!! 1時間でわかる 電力自由化 入門 (NextPublishing)かんたん解説!! 1時間でわかる 電力自由化 入門 (NextPublishing)読了日:06月11日 著者:江田 健二
マンガで民法判例がわかーる。<未完成版!>マンガで民法判例がわかーる。<未完成版!>読了日:06月05日 著者:シバキヨ
現代語訳 武士道 (ちくま新書)現代語訳 武士道 (ちくま新書)感想道徳の基盤としての宗教がないかわりに日本には自然発生的な侍階級の規範、武士道があった!もっと極端な精神論が展開されるのかと思いきや読んでみるとなかなか理知的な内容だった。感情的すぎて激しやすい性質であった日本人は、すぐ殺したり死に急いだりしちゃわないように、忍耐とか名誉とか勇気とかの意味をちゃんと理解して体現する必要があったんだな。読了日:06月05日 著者:新渡戸 稲造
さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)感想どんでん返しがあるって言うことを知った上で読んだら、火事のタイミングで入れ替わっているってのは容易に想定できちゃう。とは言え後半はミステリーの真相が気になっているのに、ピアノの演奏描写が長々入るのがじれったい。全体的にテンポが悪めに感じた。読了日:06月04日 著者:中山 七里
天下無双の建築学入門 (ちくま新書)天下無双の建築学入門 (ちくま新書)感想自分の興味から遠い分野の本を読もうという試みで手に取った一冊。日本以外のドアは内開き、天井は住まいのフタ、床下と忍者の関係、防犯に役に立たない塀の格式、夢の中で安定しているのは建物や町並のみ…等々、いままで気にも留めていなかった物に、様々な歴史があることに気付き、ガッツリ食いついてしまった。著者の語り口が軽妙なこともあって、「建築の歴史は奥が深くて面白い!」と思えた。読了日:05月10日 著者:藤森 照信
竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)感想寺田屋騒動、生麦事件と血生臭い事件が発生。脱藩した竜馬は、開国派の勝海舟を斬りに行くことに付き合い、なんとその足で勝への弟子入りを果たしてしまう。無礼なくせに、出会う人々にことごとく気に入られる竜馬の人間力は止められない。敵も味方もなく、他の誰にもできない「事をなす」ために邁進し、遂に軍艦塾長というポジションをつかむのであった。読了日:05月08日 著者:司馬 遼太郎
闇に香る嘘闇に香る嘘感想盲目でネガティブな主人公視点であり、中国残留孤児の兄を持つという設定のせいで雰囲気は暗いし固い。視覚表現はほぼないのが新鮮。物語における盲人は他の能力がやたら発達しているものだが、本作の主人公はそんなことのないか弱い障害者なので、簡単に騙されてしまう。そんな要素を存分に活かした秀逸なミステリー。最後まで暗くなくて良かった。読了日:05月05日 著者:下村 敦史
スーパーヒューマン誕生! ―人間はSFを超える (NHK出版新書 480)スーパーヒューマン誕生! ―人間はSFを超える (NHK出版新書 480)感想身体の傷害はもはや傷害足り得ない!SF作品の引用が多いのは楽しいが、驚きのある内容は少なかった。似たテーマだったら『魔法の世紀』のが断然上をいっている。読了日:05月02日 著者:稲見 昌彦
魔法の世紀魔法の世紀感想人間も物体である以上、コンピューター制御が可能である。デジタルの可能性は人間の能力を越えているが、越えても感知できないため制限されている。その可能性は我々の想像ができることを、当然に越えている。読了日:04月09日 著者:落合陽一
ケネディ―「神話」と実像 (中公新書)ケネディ―「神話」と実像 (中公新書)感想病弱ながら、財力、演説力、演説力と、綺麗事だけでない平和思想で多くの人を魅了したケネディの功績が書かれている。ちょっと文章が固苦しい。読了日:04月06日 著者:土田 宏
異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養感想自分はあまり外国人と仕事をすることがないが、それでもこの本は皆に広めたい。文化と言わずともコミュニケーションにおいていかにその人のバックグラウンドを理解することが重要かがわかる。自分達の常識は決して善ではないし、悪でもない。この本で示される8つの要素について、自分やチームがどのようなスタンスをとっているかを明示しておくことで、多くの食い違いを予防できそうである。そしていかに自分が外国人をステレオタイプで見てたか思い知らされた。読了日:04月05日 著者:エリン・メイヤー
会社の値段 (ちくま新書)会社の値段 (ちくま新書)感想M&Aとは?企業価値とは?っていうややこしい話の本質が、分かりやすく書かれている良書。読了日:04月05日 著者:森生 明
折れた竜骨 下 (創元推理文庫)折れた竜骨 下 (創元推理文庫)感想二冊でも足りないくらいにスケール感はあったものの無駄なくきっちりまとめてくれた。臨場感のある戦争シーンは、ミステリーであることを一時忘れるほど。あり得ないけどあり得ないと言うべきでない密室トリックの破り方にも驚いた。意思に関係なく殺人をおかしてしまうことによる動機の不在が、話をつまらなくしてしまいそうだったが、それを逆手にとるかのようなクライマックスと、二段構えの結末。上巻の序盤はとっつきにくかったが、下巻は文句なしに面白かった!読了日:03月10日 著者:米澤 穂信
「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか (光文社新書)「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか (光文社新書)感想自殺者のほとんどが精神疾患、その多くがうつ病に罹っているが、そう認識されないことがほとんど。身体の病気と間違えず適切に治療すれば回復したかもしれない。だから、うつをちゃんと理解しておくことは自分や身近な人の命を救うことになるかもしれない。以下引用。私的な用事は回復のためのステップであり楽しめるものではない/自律神経失調症という病名は存在しない/自殺する人は必ず自殺したいという意思を発しているもの/自殺者の半数以上は自殺一ヶ月前に精神科以外の医療機関を受診していたという報告がある読了日:03月04日 著者:磯部 潮
折れた竜骨 上 (創元推理文庫)折れた竜骨 上 (創元推理文庫)感想卑劣な術により、奇怪な死を迎えた父親。上巻では登場人物紹介を終え、犯人探しが始まったばかりといった感じ。迫り来る脅威が暗示され、続きが気になる。ファンタジーだから何でもあり?いやいや、理性と理論は魔術をも打ち破るはずだ。読了日:03月03日 著者:米澤 穂信
ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)感想契約書入門以外の話が、読み物としても非常に面白かった。日本人は悪意がないことを確かめるために問い合わせるというのは、かなりあるあるだ。契約に関しては、シビアに危機意識を持って取り組まないといかんね。読了日:03月02日 著者:福井 健策
スタート!スタート!感想監督は、深作欣二を思い浮かべながら読んだ。『災厄の季節』を今映画化するなら園子温くらいしか適任者はいないかな。コテコテなキャラクターがおりなす映画作りの物語が楽しく、サクッと一気に読めた。ミステリー要素はそれなり。もっとボリュームがあっても良かった。読了日:02月14日 著者:中山 七里
夜は一緒に散歩しよ(MF文庫ダ・ヴィンチ)夜は一緒に散歩しよ(MF文庫ダ・ヴィンチ)感想なかなかゾクゾクできるホラー小説。子供の配役と青い顔の女の絵のクオリティ次第では相当怖い映像化も期待したくなる。後半の展開はとってつけた感じがしたが、前半の得たいの知れない何かが子供に宿っちゃってるくだりはかなり恐ろし面白かった。もう少しコンパクトにまとまっていれば良かった。読了日:02月13日 著者:黒史郎
ニュースのニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問 (SB新書)感想池上本とはるくらいの読みやすさ、面白さ。読了日:02月12日 著者:茂木 誠
ヒートアップヒートアップ感想物語の導入から、麻取とヤクザがコンビを組んで犯人探しするところの流れはワクワクして一気読み。だが、後半の潜入のくだりから脱出がだらだらと長く、話の面白さにブレーキをかけてしまっていた。ヒートってタイトルは、そういう意味もあったんだねってのは感心したが、取ってつけたような犯人は嬉しくない。読了日:02月06日 著者:中山 七里
鐵丸先生のこんな法務じゃ会社がつぶれる―最新ビジネスロー問題を5分で解決 (鐵丸先生の“明快答”で、どんな法務トラブルも一発解決!)鐵丸先生のこんな法務じゃ会社がつぶれる―最新ビジネスロー問題を5分で解決 (鐵丸先生の“明快答”で、どんな法務トラブルも一発解決!)感想仕事をしているうえで身近にありそうな事例を易しく解説。読みやすい。「行政指導はあくまで指導であって従うべき義務などそもそもない」「原価割れの販売は不当廉売に該当する可能性が高い」「アメリカの判決が日本で無条件に承認・執行されると考えるのは大間違い」「法は自らの権利保全に勤勉な人間を保護する」「国立大学教授は公務員とされる」読了日:01月09日 著者:畑中 鐵丸
基礎から学ぶSEの法律知識基礎から学ぶSEの法律知識読了日:01月04日 著者:大澤 恒夫,市毛 由美子,鮫島 正洋
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)感想陰惨奇怪な連続猟奇殺人、翻弄される警察、暴走する市民、疑惑のかかる精神病患者。後半、三度に渡って主人公が痛めつけられるシーンがそれぞれ長すぎるのには辟易したし、無茶も多いが、それ以外はテンポもよく、惹き付けられっぱなし。吐き気がするような胸くそ悪すぎの真相から、変な悲鳴が上がりそうな最後の1行でノックアウトさせられた。無茶も多いけど、これなら許せる。18禁で映画化希望!読了日:01月02日 著者:中山 七里
「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)読了日:01月02日 著者:
読書メーター

2016年映画館鑑賞映画ベスト20

December 31 [Sat], 2016, 10:37
今年も残すところ、あと数時間。
2016年に映画館で観た映画で良かったものを紹介してまいります!

2016年はかなり豊作だったのではないでしょうか。
映画満足度の高い年だったので、80本喰らいみてるかと思いきや、57本でした。
100本以上観ても、イマイチな年もあるので、やはり打率を上げることが大事。

ベスト10の半分以上が邦画なんてことは、ブログ始めて以来初めて。
急にどうした邦画勢。この勢いが続けば、日本でも映画がもっと盛り上がって、もっといい映画に予算が回って、楽しくなりますね!


1位:怒り

李相日監督の「悪人」が嫌いだったので、本作もまた登場人物がわんわん泣いてばかりの湿っぽいお話なんだろうなと思って、見ようか迷っていたが、そんな予想を遥かに上回って突き抜けるほどの高濃度の作品だった。
理不尽な暴力への怒り、愛する人を信じきれない自分への怒り、ろくでもないヤツを信じてしまった怒り、出所不明な怒り。怒りと悲しみは、こうも似た感情であったのか。
私は感情の爆発には引いてしまう方なんだが、本作では登場人物の怒濤の感情の嵐に飲み込まれて、ぐらぐら揺さぶられてしまった。感情酔いして吐きそうになった。素晴らしい作品だが、もう見たくない。終わったあと、しばらく戻ってこれなかった。綾野剛、広瀬すず、森山未來と代表的な実力派の若手達の実力を見せつけられた。

2位:ドント・ブリーズ

年末のリーサルウェポン。
呼吸困難、神経衰弱、緊張と緩和の無限地獄!!
金目当てで忍び込んだのは、盲目の退役軍人の家。最初は寝ぼけ眼で全然気づかれないから案外チョロいんじゃねーかと思ったんだけど、甘かった。警戒心マックスで、研ぎ澄まされたモードになってからは、ためらいなく殺しにかかってくるし、いっちゃってる感じするし、勝てる気がしない。
カメラワークがうまくて、仲間の一員として殺されるような気がしてくる。
もう勘弁してくれと泣きたくなる。この恐怖をみんなに広めたい。絶対に映画館でみるべき傑作。

3位:この世界の片隅に

のほほんとして笑いに満ちた可愛らしい日常。美しい風景。
戦争の映画を見に来ているんだけど、戦争の描写がなくてもいいとさえ思わされる。
しかし轟音とともに破壊される日常。悲しくてやりきれなくても、日常は続く。
日本で有名な戦争映画と言うと、暗く悲しい「火垂るの墓」だが、
本作の描き方の方がむしろ正統派な気もする(どちらが良いという事ではなく)。

4位:シン・ゴジラ
興業で言えば、「君の名は。」だろうけど、今年最も芯から邦画界を盛り上げたののはゴジラでしょう。
邦画史上最高クラスの破壊描写。怪獣がもったいつけず、序盤から登場してガンガン壊すのが素晴らしい。
物語も個人のドラマは最低限にして、日本の国家機関の普通の人々が、たくさん会議しながら奮闘する姿は滑稽でありながら、ハリウッド映画とは違った熱さがある。
進化したゴジラの禍々しさ、圧倒的パワーには絶望し、恐れおののくばかり。よくやった!!

5位:ヒメアノ〜ル
日常に迫る、身近な殺人鬼。リアリティのある恐怖に背筋が凍る。意表をつくタイミングでタイトルが出たときには鳥肌が立った。一見独立しているようなラブコメとスリラーの要素が互いの邪魔になっておらず、むしろ効果的な演出を生み出している。もはや何を撮らせても凄い吉田恵輔監督恐るべし。
今年は、ほかにもクリーピーや葛城事件など、サイコパス映画が充実していた。

6位:ルーム
ホラー以外の洋画だと唯一のランクイン。
監禁、脱出、その後を人間ドラマとして描いたのが新鮮。
子供目線の世界の見え方もとても印象的な作品。

7位:永い言い訳
西川美和監督の作る世界は、誰よりも正直で、痛くて独特。
突き放したような優しさに、心がざわざわする。

8位:ライト/オフ
今年はホラーの当たり年でもある。
ドント・ブリーズと同じく暗闇をテーマにした作品だが、これまたハイセンスな演出で恐怖させられた。

9位:シング・ストリート 未来へのうた
どうにもできない大人の事情に翻弄されながらも、音楽も見た目も垢抜けて成長していく少年たちがまぶしい!
なんか変なところでぐっと来ちゃったんだよな。この感覚は忘れちゃいけない。

10位:アイアムアヒーロー
もっと下かなーとも思ったけど、邦画史上最高レベルのゾンビ映画を広くリリースしてくれたことに敬意を込めて。

11位:貞子VS加椰子
怖がった末にゲラゲラ笑える、みんな幸せホラー&コメディ。

12位:オーバー・フェンス
蒼井優、久々に良い役!

13位:ソング・オブ・ラホール
最高のライブ映像がここに!

14位:ソーセージ・パーティー
最低の下ネタアニメがここに!

15位:日本で一番悪い奴ら
綾野剛の暴れっぷりが最高。

16位:ハドソン川の奇跡
良い映画の見本。ただのいい話じゃない。

17位:葛城事件
嫌〜な気持ちになれる、最悪の家庭崩壊。

18位:ちはやふる 上の句
こちらに比べて下の句がイマイチだったので、上の句もちょっと下がった。
広瀬すずが、ここまでハマるとは。カルタしよっさ!

19位:トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
カッコイイ、穏健派共産主義者である脚本家の話!
ブレイキング・バッドでおなじみのブライアン・クランストンがハマってた。

20位:ペット
かわいさと勢いがフルスロットル!


今年はブログをサボり始めたので、この機会に、映画館で観たその他の作品も全部記録しておこう。

●とても良かった!
オデッセイ
殺されたミンジュ
映画 聲の形
ブリッジ・オブ・スパイ
手紙は憶えている
DOPE/ドープ!!
FAKE
クリーピー 偽りの殺人

●割と良かった
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
何者
エクス・マキナ
デッドプール
海よりもまだ深く
疑惑のチャンピオン
ちはやふる 下の句
ズートピア
マネー・ショート
イット・フォローズ
君の名は。
ロブスター

●今一歩
ミュージアム
グッバイ、サマー
SCOOP!
スーサイド・スクワッド
溺れるナイフ
ゴーストバスターズ
ディストラクションベイビーズ
サウスポー
コップ・カー
ヘイトフル8
スティーブ・ジョブズ

●好きじゃない
淵に立つ
アズミ・ハルコは行方不明
少女
バットマンVSスーパーマン
ザ・ウォーク
団地


以上。








狂ったイノシシ - 映画『葛城事件』感想

July 10 [Sun], 2016, 21:15


バルト9で鑑賞。

●満足度:85点

これは、なんともイヤ〜な映画。
これ以上ないくらい最悪の家庭崩壊の図である。

○絶望する家族

父(三浦友和)
 古い世代の強くて横暴で独善的なDV親父。いつからこんなんなっちゃったのか…。お近づきになりたくない最低親父。
 
妻(南果歩)
 好きでもないのに、こんな男と結婚したのが運の尽き。こんな夫の妻なのに、料理をしてる姿は一切映らず、いつも出前かコンビニ飯。どっかのお嬢様だったのかな、精神的にもろい。

長男(新井浩文)
 出来のいい優秀な長男。と思いきや、要領が悪くて上がり症。親父に気に入られているが、親父には絶対逆らえない。事なかれ主義のまま親父から離れて幸せな家庭を気づけるかと思ったが…。

次男(若葉竜也)
 出来の悪い次男。努力したこともない、バイトも長続きしない。いつか一発逆転を夢見るが、こんな家庭でねじまがっちゃったのか、生まれながらのサイコパスなのか、若くして通り魔デビューをし、シャバでの人生を終える。

次男と獄中婚する女(田中麗奈)
 不快ファミリー以上に、こいつヤベエ度MAX。死刑廃止の信念が突き抜けすぎて、なぜか獄中婚をして次男を改心させようとするクレイジーガール。一番独善的な人に見えた。君は親父を救うべきだったんじゃないか?


○狂ったイノシシ
さて、本作での通り魔という凶行は、一体何がもたらしたのか?
今年は邦画のサイコパスイヤーというぐらいに「ヒメアノ〜ル」「クリーピー」に本作と、サイコパスという存在に着目したような作品が続出。

サイコパスとは生まれながらに反社会的気質を持っている人を指すが、本作の殺人鬼、次男の稔君はサイコパスに当たるのであろうか。本作では、家庭崩壊の様がゴリゴリと描かれ、かなり両親に問題ありということは明らか。健全に見えた長男も、あんなんなっちゃったし。だから、家庭環境やままならない人生のせいで人格がねじ曲がった説も捨てきれないだろう。

でも、だったら家族に怒りの矛先が向くのが自然ではないか。世の殺人事件の多くは、普通の人が家庭内で起こすものであるのだし。彼は、家族には何の執着もないように見えた。
クライマックスでの彼の「狂ったイノシシ」発言や、長男の子の事故の件を加味すると、やはり彼はサイコパスだった説が有力のように思える。だとすれば、刑罰も愛も、彼を救うことはできない、何の意味もないものなのである。

でも、一瞬だけ家族みたいに戻れた瞬間あったじゃん。あの時に、親父さえ切り捨てることができていれば、あんな事にはならなかったのかもしれなかった。そう思うと、やはりああいう親父みたいな存在こそが害悪であり、更生が必要だったんじゃなかろうか。

映画『団地』感想

July 10 [Sun], 2016, 21:13
●満足度:45点

冒頭からすべりまくる斎藤工に大分心配になったが、不安的中。
彼は奇人キャラなのでいいんだが、全体的にターゲットが関西のお年寄り向けな感じ。

団地でこそこそ陰口言ってるのも中途半端にリアルだから、滑稽なのに笑いにならない。
阪本順治監督の映画は結構見てるが、ワースト。
話自体がまったく面白くないし、笑いのセンスが絶望的にあわなかった。

映画『疑惑のチャンピオン』感想

July 10 [Sun], 2016, 21:11
●満足度:75点

景色良い!
ガンを克服し、何者にも負けたくないという闘志をもったランスにとっては、うってつけすぎる環境だった。慈善活動で武装したスーパースターを止めるものはいなかった。

かなり興味深く見ることができたが、終わってみると消化不良も多い。
ランスのパーソナルな部分はあまり描かれず、嫁や子供さえもほとんど出てこない。レースもダイジェスト。
途中でジャーナリスト側に視点が変わってからは告発ものとしての色を強めるが、あっさり退場。

事件をなめるように映している分、ドラマ性が足りない。かといって全体像も見えず。
事件が明るみになってからの業界の動きまで見せてほしかった。

映画『貞子vs伽椰子』感想

July 10 [Sun], 2016, 21:09
●満足度:85点

めっちゃ面白かった!!
もったいつけずにガンガン殺す両陣営。畳み掛けられる怪奇に、最後まで恐怖とニヤニヤが止まらない。

漫画みたいなキャラクターを一切ふざけないで演じた安藤政信も偉い。
とってつけたような盲目の少女のキャラにやる気が感じられなかったのも、むしろ味。

VSシーンが短かったことと、CGの髪の毛が残念だったが、基本的にはサービス精神旺盛で大満足な仕上がり。
エンディングテーマも素晴らしい。

映画『FAKE』感想

July 10 [Sun], 2016, 21:03
●満足度:80点

これはどこまで森達也監督が描いた筋書きなのだろうか。
相手方の取材が受けられないという制約のなかでは、このラストがなければ成立しなかったのではなかろうか。

くそ真面目に撮ってしまうと、やたら悲しくて重苦しい作品になりそうなところ、佐村河内さんのコミカルな部分を抜き出したり、猫パワーを存分に借りていて中和させている。

それでいて報道のあり方、ずるさを問う作品であり、ドキュメンタリーとしての見所も多い。

取材に協力しないと勝手に悪者にされてしまうというテレビのやり方を描いた上で、本作でも同じ手法でやりかえしている。佐村河内側の不都合な証言は全然出てこないし、語られていない真実も山ほどあるだろう。

後半は、誘導尋問で無理矢理夫婦の話にもっていったり、佐村河内夫婦をストーリーに乗せようとするのがずるいが、監督自ら姿を見せて誘導している事を隠さないので、筋は通している。

もちろん、見えないところで監督がどれだけ誘導してたか、どこまで監督が知っていたか分からないし、本作だけではFAKEがどれだけあるかなんて知りようもないのだが、これも一つの「誠実な」ドキュメンタリーの形である。


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