Lマガ最終号
March 01 [Sun], 2009, 18:54
関西のタウン誌「エルマガジン」の最終号が、北光社で平積みになっていたので買ってみた。30年を超える歴史あるこの雑誌、最近は居心地よさげなカフェや書店、レトロな映画館などを紹介する「文科系関西圏カルチャー誌」に方向転換していたんだけど、雑誌広告の不振に勝てず、昨年末で休刊となった。
最終号は「Lマガ的ベスト50」ということで、京阪神の居心地よさげなお店たちを50軒一気に紹介。首都圏とはまた少し違う個性的なお店の数々、地図も載っていて、ガイドブック的に使えそう。といっても関西圏に行くあてもないんだけど。
写真もよくて読みものとしても楽しい。普通のさらりとしたタウン誌とはひと味違う人間味みたいなのを感じる。ネットやフリーペーパーに押されてなのだろうけど、休刊するなんてもったいない。
京都の名物書店「恵文社」の店長のインタビューが興味深い。要約すると…
・ネットで得られる情報は、どこの誰にとっても均質なもの。検索すればすぐ知ることができるから、その価値はどんどん低くなるはず。
・ネットでの買い物は消費行為そのもの。実体験に比べればこぼれ落ちてるものが多量にある。今後このこぼれ落ちたものを無意識に求める人が増えるはず。
・広告で成り立つ規模の大きなものと、何の検証もされないブログ、この両者の中間のメディアが必要。店づくりも一緒で、Amazonでも専門書店でもない、その中間が今だからこそ必要だ。
Lマガの言いたいことを言ってもらったかのようなこのインタビュー。ネットの台頭という止められない流れの中で、次はどうなるの?というぼやっとした辺りを示している気がした。
奥付には一言、「雑誌の未来を信じながら、エルマガジンは今月で休刊します」。どこの業界も大変な時代だけど、信じられる未来をいつも持ち続けていたい。
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