何かと話題の新潟市美術館。企画展「新潟への旅」が会期を短縮して14日で終わるというので見てきた。「新潟を旅する人は、新潟をどう見るのか」がテーマのこの展示。会場には、布にプリントした地図に旅で出会ったモノなどを縫い付けた秋山さやかさんの作品や、昔の風景写真を切って立体に仕上げた「フォトモ」と呼ばれる糸崎公朗さんの作品、昔の新潟を描いた地図画や写真、映像などが並ぶ。
展示自体はなかなか楽しかったけど、普段「見どころが少ない」と感じているこの街が、外から来た人にはどう見えるのか、という僕の関心事に応える展示ではあまりなかったみたい。この街の何を面白いと思ってくれるのか、そんな「ケンミンショー」的な視線で街を切り取ってくれたらよかった。
そういう意味では「とんかつに似合う音楽をとんかつ店で演奏する」という田中功起さんのドキュメント映像は面白かった。
実は新潟市はとんかつの街。我が家から徒歩5分以内に少なくとも4軒のとんかつ専門店があり、そば屋やラーメン屋にもカツ丼がある。だから県外から来た人がとんかつが気になるのは、まさに「ケンミンショー」的かなと。作品の背景とかは全くわからないので、解釈は誤っているかもしれないけど、僕はそう理解した。
2月のあの大雪のなか新潟にやってきて、大畑通の「とんかつつね」でとんかつに似合う音楽を演奏する。そんなロードムービー的な展開も楽しい。こんなに近くに住んでいて一回も行ったことないなぁ、とんかつつね。今度行ってみないと。
今回の館長解任騒ぎで、こんな力の抜けた企画展はこれが最後かも。そう考えると少し寂しい。
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