アヒルと鴨のコインロッカー【感想】 

2007年02月19日(月) 16時15分
文庫本化されてすぐに手に入れて、随分前に読み終わったのに感想を書く時間がなかった…
あからさまには書かないつもりですが、ネタバレを含むかも知れませんのでご注意ください。
本当は文字とか隠せたらいいんですけど、やり方をしらないのです↓
はい、パソコン音痴です。
今更ながらワードも満足に使いこなせません。




というわけで感想です。
今回も伊坂ワールド炸裂!!
毎回毎回、エッシャーよろしく騙し絵のようなストーリーを書かれるので
「今度こそ騙されないぞ!!」
と意気込んでいたのですが、まんまと騙されてしまいました。
これを読んだ友人は途中で違和感に気づいたらしいのですが、私は気づきませんでした。
種明かしをされたところあたりから
「おぉ!! そうだったのか!?」
と感動してしまう私は良く言えば素直、悪く言えば単純なのでしょう。
今まで一度も伊坂さんの小説では『アハ体験』をしたことがありません。
ストーリーは現在と二年前の二つの物語が平行して書かれるカットバック形式で進んでいくのですが、
その二つの物語をつなぐのが河崎という男性。
特に現在の河崎がとっても魅力的です★(聞いていないし)

現在の話は主人公が大学生活のため一人暮らしをして河崎と出会い、河崎と本屋を襲って広辞苑を盗むところから話が進みます。
わりとコメディタッチな感じで心地いいです。
二年前の話は河崎の元彼女・琴美が語り手で、琴美の恋人であるブータンからの留学生・ドルジと二人でペット殺しの犯人と遭遇してしまうところから始まります。
こっちはけっこうサスペンスな感じ。
そんな甘さとスパイスを混ぜ合わせたようなストーリー展開に目が離せなくなります。
現在、主人公の知らないところで何が行われているのか!?
琴美とドルジはペット殺しの犯人の魔の手から逃れることができるのか!?
はい、そんな感じです。

二つの話をつなぐ言葉のリンクが隠されていたり、人間関係が変わっていたり、『アハ体験スイッチ』がいたるところに用意されています。
これを探すのも一つの楽しみ方かも。

そして、タイトルの『アヒルと鴨のコインロッカー』ですが、『アヒルと鴨』はわりと早い段階で登場します。
本物のアヒルと鴨は登場しませんが。
『コインロッカー』は最後の最後まで登場しないです。
もうすぐ終わるのに『コインロッカー』が出てこないので読み落としたんじゃないかと、ちょっと焦ったりしてましたが出てきます。
しかし、美味しそうな名前ですよね『アヒルと鴨のコインロッカー』
どっかのフランス料理なんかのコースに出てきてもおかしくないような名前w

エッセイってどうやって書けばいいの!? 

2007年01月05日(金) 20時19分
ただいまエッセイに挑戦中です。
初のエッセイです。
自分の経験したことを他人に読ませるレベルの文章にするって難しいですね。
ネットで日記なんかも書いてきたけど、
自分の経験を読み手に楽しんでもらえるように書くのは本当に難しいことです。
自らのレベルの低さに頭を悩ませている今日この頃です。

以前、知り合いの方に小説を書いていることを話した時、
「小説って、やっぱり自分が体験したこととか書いたりするんですか?」
と尋ねられたことがありました。
そんなはずないじゃないですか!
小説家が自分の経験を元にして作品を書くとするなら、
ミステリ作家は殺人経験者ってことになるし、
官能小説家は不倫経験者ってことになっちゃいます
もっと極端なことを言ってしまうと、ファンタジーの作家は魔法が使えることになりますよ・・・

人を殺したこともなく、危ない恋をしたことをしたこともなく、
そんでもって魔法の使えない私が書く小説は100%妄想・・・もとい想像でできています。
私がストーリーを作り始めた小学生の頃から、私の作品は想像の産物です。

そんな私がエッセイに挑戦することにしたのは、
いろんなジャンルを書いてみようという年間目標を打ち立てたからだったりします。
もっと具体的な目標があるのですが、格好良く不言実行ということで

そんな大風呂敷を広げてエッセイに手を出したはいいのですが、
実は私、エッセイをちゃんと読んだことがありません(笑)
今までで読んだエッセイはたった一つ、文学サークルの先輩が書いたものだけ。
先輩の作品からエッセイの書き方を盗もうとしたけれど、無理でした。
書き方がどうのって以前に、感性の問題のような気がしてなりません。
もう、何をどう書いていいものか・・・
どうも自分の身の回りのことを書くのって苦手です。

今月半ばの締め切りに向けて、一心不乱です。
書いては消し、書いては消しの繰り返しです。
どうやって書けばいいのでしょうね、エッセイ・・・★

続いて、あさのあつこさんについて語らせて! 

2007年01月04日(木) 0時20分
え〜、知り合いのリクエストに応えて、あさのあつこさんについて語ります☆


メジャーが苦手なへそまがりの私が初めて手に取ったあさのさんの作品は、
『バッテリー』ではなく『The MANZAI』でした。
第一印象は、表紙の絵が素朴で可愛いということ。
本屋で手に取って裏表紙に書いてるあらすじをさっと読んでみると、
「青春小説」の文字が!!
青春小説が好きな私は大喜びでレジへ。
即ご購入〜(笑)

読んでみてまず感動したのは、少年の書き方が上手いということでした。
宮部みゆきさんの書く少年も大好きなんですが、
あさのさんの書く少年も負けず劣らず素敵です。
中でも私のお気に入りは蓮田君
彼、クールで抜け目ないです。
そして、主人公たちのグループの兄的感じがまた・・・

次に感動したのが会話のテンポ。
主人公の歩と秋本の漫才的なやりとりには、思わず顔がにやけました(笑)
小説の中で、会話の表現って重要だと思うんですよ。
ダラダラしてもダメだし、簡潔すぎても面白くない。
私が面白いなぁと感じる小説は全部、会話文のテンポがいいんですよ。
この技術は盗まないと!

ストーリーは漫才に情熱を欠ける秋本と、
漫才なんかしないといいながら秋本に流されて結果漫才をする歩が中心に進みます。
文化祭で校長の反対を押し切って漫才劇をしたり、
廃止の危機にさらされた夏祭りで漫才をして盛り上げようとしたり。
仲間たちと一つのことを成功させようとするエピソードの一つ一つが、
悩みとか、もどかしさとか、恥ずかしいくらいストレートに書かれています。
思春期に入った少年少女のエネルギーというか、
大人社会に対する反骨精神(大げさ)というか、
そういったものが全部オブラートに包まれることなく伝わってきます。


『The MANNZAI』にはまった私が次に手を出したのは『No.6』でした。
やっぱりメジャー苦手の私は映画化が決定され、
そんな帯がついて平積みされてる『バッテリー』を手に取ることができませんでした。
『No.6』は未来都市が舞台になっています。
全てが住み心地の良いように管理された都市と、少年たちの戦いの話です。
社会への疑問と抵抗が根底に溢れたSFテイストの小説でした。
『The MANNZAI』とは違う形だけど、少年たちはやはり社会に反発するエネルギーを持ってます。
あさのさんの作品は、少年の葛藤を上手く表現してるように思います。
わりとストレートなんで、くすぐったさも感じますが、そこがまたイイ!


映画化のほとぼりが冷めたら『バッテリー』も読みたいです。
学ぶべきところは沢山ありますね。
伊坂さんの作品にしても、あさのさんの作品にしても。
ジャンルが違うので両方取り入れるのはどうかという気もしますが、
やっぱり両方のいいところを盗みたい!!

手始めに伊坂さんの作品について語らせて!! 

2007年01月02日(火) 0時48分
伊坂さんの作品との出会いは、文学サークルの課題図書になったことでした。
課題になった本は『死神の精度』
雨男で、音楽好きで、ビジネスライクで、ちょっとずれてる死神が主人公☆
短編が組み合わさって一冊の本になってたんですが、
リンクがあり、オチもあって、読み終わった後にテンションが上がりました

で、その課題図書を推薦した人が
「この作者さんは話を作りこんでるんだけど、中でも『重力ピエロ』が一番作られてる」
と言っていたので、興味を持って手を出したのが『重力ピエロ』
この作品はグラフィティアートと連続放火事件の話で、
絡み合ったエピソードと登場人物の魅力にドキドキしました。
泉さんと春君が素敵で素敵で!!
そして、探偵の黒澤さんが格好良い!!
しかも、読んでる中で『死神の精度』の中の話との間のリンクを発見してしまったのです。
この人って、もしかして『死神の精度』にも出てた!?って。
こんな感じで作品間のリンクを見つけてしまったら、もう全部読むしかないですよね!!

ということで、彼の世界の全てを見たくなった私が次に手をつけたのが『ラッシュライフ』
4つのエピソードが平行して進み、さらにリンクしていく不思議な話でした。
4つの話の登場人物はみんな違うことをしてるのに、どこかで関わりあっています。
ここでも黒澤さんが出てきて、テンション上がります
気がつけば黒澤さんと老犬の行方ばかり気にしていました

調子に乗った私が次に読んだのが『陽気なギャングが世界を回す』
人間嘘発見器の男と、演説の達人の男と、スリの天才の男と、正確な体内時計を持つ女が、
銀行強盗して、別の事件に巻き込まれる話。
みんな個性的!!
会話のテンポも絶妙で一気に読んでしまいました。
特に演説の達人の響野さんがお気に入りです
みんなにないがしろにされてるけど、絶対愛すべきキャラだと思う。
私も「ロマンはどこだ」って言いたい・・・

そんな響野さんに会いたくて次に読んだのは『陽気なギャングの日常と襲撃』
短編4つにさらにリンクを加えた作品です。
彼らは強盗もするけど、なんでもします。
こんな強盗になら会いたいです。
むしろ仲間に入れてほしいです!

次に読んだのが『オーデュボンの祈り』
伊坂さんのデビュー作(?)だそうです。
忘れられた島と未来を知りしゃべる案山子・優午の話。
私も優午が身近にいたら未来を聞くと思います。
でも、優午は教えてくれないでしょうけど(苦笑)
コレがデビュー作だとは思えないくらい作りこまれた作品でした。

そして、今『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んでいます。
題名だけ前から知っていて、読みたいと思っていたのですが、
ハードカバーを買うことに躊躇して文庫本になるまで待ってました。
まだ少ししか読んでいないので、感想はまた後日。

こんな感じで伊坂さん大好きです!!
私も彼のような作品が書きたい・・・

ブログ始動★ 

2007年01月01日(月) 23時14分
念願のブログを始めました
年も明けてキリがいいと思ったので

ここでは読んだ小説や、見た映画の感想などを中心に、
自分が書いてる小説のことなどなどを含めて、
私が思うことなんかが書けたらいいなぁと思います★

まず、自己紹介がてら今のマイブームを・・・
作家→伊坂幸太郎、あさのあつこ
小説→『陽気なギャングが世界を回す』
    『オーデュボンの祈り』
音楽→ピロウズ
映画→『鉄コン筋クリート』が見たい・・・
マンガ→ゴツボ兄弟

常にロマンを求めてます。
面白いことやりたい症候群です。
人と同じことより、違うことをしたがりです。

浮気性なんで次々と興味あるものが増えると思います(笑)
こんな感じの私をよろしくお願いします
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大胆不敵な夢追い人
つねにロマンを捜し求めてます☆
本に関わること以外に向ける情熱は薄い
オタクじゃなくてマニアらしい(笑)
メジャーよりマイナーが好き!!
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