巡想 

April 13 [Fri], 2007, 19:33
   
   ふと、思いを馳せてみた  私の 人生に

   未来を描けば不安はつのり
   過去を想えばせつなくて
   今の私は揺らいでいる

   どうして生まれてきたのだろう
  
   不満を言いたいわけじゃなく  ただ純粋な 疑問
   どうして 命は 生きるのか
  
   目先の答えは望んでいない  
   私が知りたいのは
   宇宙よりも もっと広く もっと遠く
   無限≠フ中にある答え
   それを真理と呼ぶ人もいるけれど
   
   そこへ思いを馳せたとき
   私は命の理不尽さを感じずにはいられない
   なにかが気まぐれで与えた ちっぽけな命が
   私にはこんなに重たいのだから
   
   同時に気づく
   私はなんと もろいのか
   
   泣きたくなった この ちっぽけな命に
   生きることなど まるで滑稽 まるで惨めに思えた
   
   放り出してもいいんじゃないの?
   命を、じゃない
   私が背負ってきた おもり
   そうすれば すべてと溶けあって
   私は私じゃない 命そのものになれるんだ
   
   細心の注意を払ってずっと捕まえていないと
   ハラハラとほどけ散っていく 蝶の群れのような「私」なら
   「私」などやめて生きた方が ずっとなにかから解放される気がした

   
   けど

   ふと、思いを馳せてみた  
   私の すぐ傍に
   私の命を 生んだ人々に
   
   きっとこの星ができるよりも前から居続ける
   私に命をつないだもの達
   
   そこへ思いを馳せたとき 
   私は涙をこぼさずにはいられない
   
   彼らが 彼らのまま 命を生きてくれたから
   私は ここに 居て
   彼らの生きた証しとして 誇りとして 居るわけで
   私は彼らが刻んだ歴史を
   この身で受けているのだと気づく
  
   それは なんと勇気をくれることだろう
  
   名前も知らない あなたたち
   あなたたちが立派に生きた 事実
   それは私と共にあって
   あなたたちが生き抜いた命を
   私が諦めるわけにはいかないから
   
   あなたたちの命の輝きは
   汚されてはならぬものだから
   
   私は弱くてもろいものだけれど
   私のままで 命をつかおう
  
   億もの命を受けとめて
   無限の命へつなげるために
   

   まだ見ぬあなたに どうか勇気を

秋空ファイターズ(続) 

February 12 [Mon], 2007, 16:19
          * * *
今日は晴れた。しかも晴れ方が半端ない。
晴れのなかの晴れ、秋晴れてやつ。雲一つなくて空は吸い込まれそうなくらいの空色。
そんな空の下で陸上部員がめいめい準備体操をしてる。少し離れた野球グランウンドから野球部の声がする。
私何でここにいるんだろ・・・。
と思ったら口から小さな溜息がこぼれた。
それでも私たちは爽やかに澄んだ空のもとで深呼吸をしてウォーミングアップを始めた。
          * * *
私は家の近くの土手を歩いていた。
今日は隣の市の某学校と親善試合があった。まぁ一緒に練習するだけなんだけど。
そのおかげで部活が終わるのがいつもより早くて、夕日が綺麗に見える時間に帰れたから、バスを1つ手前で降りて土手をぶらぶら歩きながら帰ろうと思っただけで、特にこれといった理由はなかった。

もぅすっかり秋になって、日が沈んでしまうのも早い。
土手の下では小学生の地元野球チームが試合をしていた。
確か、何とかファイターズとかいう、あまりにもありきたりすぎる名前だった気がする。
この子たちの中から何人が高校まで野球続けるかな・・・。
少し立ち止まって試合を眺めた。
プロになる子はいるのかな・・・。
と考えて、そんなことはどうでもいいか・・・。と足元にある石を蹴る。
石は枯れた草原にカサッと小さく音をたてて着地した。
7回裏3対0。
頑張れ、何とかファイターズ。
          * * *
「俺さ、すごい野球嫌になったときがあってさ。その時にあった試合を最後にやめよう。なんて思ってたら、その試合ボロ負けしてさ。そしたらこのまま止めるのがすっごい悔しくて、気がついたら高校まで野球やってんのな。もしかしたら親父になってもやってたりしてな。」

数日前の帰りのバスの中であいつは私に、最近部活どう?と聞いてきた。
だいぶ前に私が、部活楽しくないんだ。って言ったことを意識してのことかはわからなかったけれど、うーん。と曖昧に返すと、あいつは苦笑いしながら、こう言った。

初めて聞いた話だったけど、そんな風に思うあいつがすごい想像できておかしかった。
「負けず嫌いだもんね。」
と笑った。そして、
「明日も部活だね。」
と、窓に映る私に向かって笑って付け足した。

                                    終わり。

秋空ファイターズ 

February 12 [Mon], 2007, 16:01
「最近さ、あんま楽しくないんだよね。部活。」
私は混んだバスの中で、隣でパンを頬張るあいつに向かって言った。
「ふぅ〜ん。」
あいつが言った。そして何ごとにもスランプってのはあるだろ。と付け足した。「まぁね・・・。」
と返して会話が途切れた。
いつの間にか混んでいたバスも空いてきて、終点の1つ前のバス停であいつにバイバイと言って、私はバスを降りた。バスを降りると少し肌寒くて、もう秋なんだな・・・。と心の中でつぶやいて家路を急いだ。

私は中学の頃から陸上部に入っている。昔から走ることが好きだったから。
でも最近楽しくない。辛いとかつまらないとかなら今まであったし、スランプだって乗り越えてきた。でも今回のはいままでのとは違う。楽しくもなければつまらなくもない、何も感じない。ただ淡々とやるべきことをこなし、走っている。そんなことが無意味に思えて、私は何をしてるのだろう・・・と思ったりする。

その反面、あいつは楽しそうだ。何も考えていないかのようにヘラヘラしているただの野球バカ。
別に彼氏ではない。中学から一緒で気軽に話しをできる友達。ただそれだけ。一緒に登下校してるけど、たまたま私が乗ったバスにあいつもいるだけの話。そのせいか噂は絶えないけど、あいつは何も言ってこないから私と同じ気持ちなのではないかと思う。
はぁ・・・と口から溜息が出た。
『明日も部活だ・・・』
行きたくないわけではないが、気がすすまないことをしに行くのはやっぱり気が進まない。
あいつみたいになれたらいいのに・・・そう思ったのは何度めだろう?
              * * *
次の日は雨だった。しかも降りが半端ない。
家にいてもやることがないからとりあえず学校に来たのはいいが、別段やることもなく・・・こうやって教室で一人頬杖をついて、外の降りしきる雨を眺めている。
ふいに教室の扉が開いてあいつが入ってきた。
「おっす。」
誰かと話したい気分じゃなかったから、
「ん―。」
と、外を見ながら答えた。
「台風近づいてるらしいぜ。朝練やるかと思ってきたけど、さすがにこの雨じゃねぇーな。ハハッ。」
教室には私とあいつしかいないから、私に話しかけているのだろうと思ったけど、今度は答えるのすらめんどくさくて、無視。
「あー・・・野球やりてぇー。あ、でも雨止んだらコート整備かよ。めんど・・・。」
相変わらず能天気なやつ。
私は変化なく降りしきる雨を見るのにもあきてMDウォークマンを取り出した。
この雨じゃ放課後も部活ないな・・・。

一番星 

January 04 [Thu], 2007, 21:13
    そんなふうに君が この言葉口にしてから
        どうやら一年が過ぎました
    
    今となってはもう 言い訳する気もないけれど
      たとえば夕飯の魚を焦がしたり
       座ったソファーがよく沈んだり
   ベランダの星がとびきり綺麗だったりするたびに
     君が隣にいてくれたらって 思うんだ

    冬が僕らを試すように寒かった あの夜
      君が僕と目をあわせずにいたこと
      気付いていたけど 無視していたよ
   君が僕から離れていくなんて考えたくもなかったから

           だけど 君は
       泣きそうな笑顔で僕に言ったんだ


     そんなふうに君が この言葉口にしてから
         どうやら一年が過ぎました
     一年過ぎて 君がふと僕の心によぎるのは

      きっと 紺色のインクをこぼしたみたいな茜空に
       とびきり綺麗な一番星が輝いているからで
       
           
        君が隣にいてくれたらって思うんだ
       この一番星が 一番綺麗なこの瞬間
       
         

         一番星を  僕らにあげたい






     

   


        

闇に生きる孤独なロックンローラー 

August 23 [Wed], 2006, 17:31

この世の闇にまぎれて歌うの
私は闇を愛する孤独なロックンローラー

黒いアイメイクで私も闇であると誇示して今日も歌うの
私は闇を愛する孤独なロックンローラー

怖いものなんて何もない
だからみんなまとめてかかって来い
いつでも相手になってやる

私からなくなるもなんて何もない
マイクとギターだけあればいい

やれるもんならやってみな
どうせあんたらにはどうすることもできやしない
だって私は闇だから
だって私も闇だから

あんたらとは生きてるところが違うのさ
だから黒く黒い化粧をするのさ
闇に生きる私の印
それすらあんたらには奪えない

とりあえずかかってくれば?
ひれ伏すあんたらを見下ろして明日も歌うわ
私は孤独なロックンローラー

雨が止んだら 

August 06 [Sun], 2006, 19:51

黄色い傘に赤い長靴
I wish it would stop raining.
雨が止んだら きっと虹が出る
なんとなく今日はそんな気がするんだ
だって今日はちょっといいことあったから

しとしと降り続ける雨に
あじさいにかたつむり
木も草もスクスク育ってるんじゃないかなぁ
I wish it would stop raining.
雨が止んだ後に見える太陽はとってもきれい
ラララララ

雨が止んだらいいのにな
夏がやってくる
でも雨は大好き
黄色い傘に赤い長靴 私の大好きなもの
水溜りをひょぃと飛び越えて
お散歩するのはとても楽しいから
それにきっと今日は雨が止んだら虹が出る気がする
本当になんとなくだけど

I wish it would stop raining.
雨はいつか止むから素敵なのよ
っていつかママが言ってた
ふぅん。
だから雨が上がればいいのに って思ったり
雨が上がったら嫌だなんて思うのかな?
そうかもね。
ってママが言ってくれた
私はすごい嬉しかった

私はしとしと降る雨が好き
しとしと雨のときは外にお散歩に行ってもあんまり濡れないから
ざんざん雨はあんまり好きじゃないの
ざんざん雨のときにお散歩に行くと
おねえちゃんとパパがすごい心配するから

ママ、ママ
今日はちょっといいことあったんだ
だから虹が出るかな?
わたし、おねえちゃんと喧嘩しちゃったんだけどね
わたし謝ったんだよ
おねえちゃん笑って、いいよ。って言ってくれたんだ

I wish it would stop raining.
黄色い傘に赤い長靴
今日は水溜りを1つ飛び越しそこねて 赤い長靴に少し泥がついちゃった
でもいいんだ。
ほら見て 虹が出たよ
雨・・・止んじゃったなぁ・・・

ママ、見てる?
すっごくきれいなんだから

           2006.06.27

動物本能。 

June 28 [Wed], 2006, 21:34

         独りの部屋 髪を乱して
      アナタの温もり探して 白いシーツをまさぐった
        恋なんてもう 壊れてしまったの

      錆付いたアナタの鍵穴から 空を見て
        その輝きに 永遠など無いと知る

          獣のように 愛してよ
      結んで 縛って 溶かして 堕として
       アタシのヨクボウ 満たしてよ
      
            永遠など無い
            限界しかない
           急かして 煽って
         もっとアタシを抱きしめて
      
         じらすことなど必要ないの
       終わりが来るまで時間が無いの
       
    二人の証 紅い花 咲かせましょう いくつでも
          さぁ もっと 奥まで
           もっと 深くへ
         魂のまま 交わりましょう
       
         獣のように 愛してよ
          感情なんて 余計なモノ
         二匹には 要らないの
        
           永遠などない 
           限界しかない
       ヨクボウに限りは無いのに 
           それは何故?

        理不尽な涙が アタシを濡らすわ
      
      結んで 縛って 溶かして 堕として
        
         すべてが壊れるまで
            限界まで
   
       
        獣のように  愛してる
          
                

あなたのもとに 

June 25 [Sun], 2006, 15:27

ノックしてこの扉を
ゆっくり3度たたいてから 私の名前を読んで欲しいの
さえずる小鳥のように 私はあなたの呼びかけに答えるから
そしてこの部屋から飛び出して あなたのもとにいきたい

どうして世界は私を拒むの?
この扉は何のためにあるの?
いつか夢見た朝も
気がついたら私の傍にはなくて
ただ涙を拭いた

虹色の水溜りを見たら 空を見上げて
銀色の雨が降ってくるから
まっすぐにあなたのもとに落ちる涙
あなたはただ空を見上げていていて欲しい

降り続けてこの涙
そしてあなたのもとに落ちていく
私は涙を拭いている

虹色の水溜りを見たら 空を見上げて欲しい
銀色の雨があなたに落ちるから
あなたのもとに落ちて あなたを慰められればいい

虹色の水溜りを見たら 私だと思って 空を見上げて
銀色の雫が落ちてきたら どうか受け止めて

雨雲見え隠れする 綺麗な太陽 あなたを照らす
そんな日々が来てくれたなら 私は世界が見たい

虹色の水溜りを見たら 空を見上げて
私は銀色の雨と共に
陽の光をあなたにとどけるから

いつか夢見た朝も 私の傍に帰ってくるの?
私は扉を飛び出して
いつかあなたの傍で 空を見上げたい

だから今は空を見上げて欲しいの
銀色の雨を肌に感じて 私はここにいるから


                2006・06・25

オペラ「アイーダ」より 

June 25 [Sun], 2006, 15:16


たとえほんの短い平和でさえ私は命を賭して守りたい
たとえ皆に反対されようとも
私の剣が折れようとも
私の心は もぅ世界の何ものにも止められない
ただあなたが傷つくのを見たくないと願う
だからあなただけは戦争を望まないで欲しい
これ以上憎しみを増やさないで欲しい
もし平和が訪れたとき 私が生きていたならば
あなたに一番に伝えたい事がある

この世に笑いがあふれるのが恐ろしいか?
兵士の堕落が恐ろしいか?
だから平和はいらないというのか?
そんな平和だって私は命を賭して守りたい
そんな私にあなたは何を望むのか
私が望むことは一つだ

どうかあなたは悲しまないでくれ
そんな苦しい顔で私を見ないで欲しい
私はあなたに笑って欲しい
生きていて良かった とあなたの口から聞きたい
だから平和を拒まないで欲しい
そして希望を捨てないで欲しい
生きている限りどこかに必ず希望があると信じたい

たとえ短い平和でさえ私は命を賭して守りたい
あなたはそんな私を愚かだと思うかもしれない
でも私が希望をあきらめてはいけない
あなたが笑っていられる世界になるように
愛し合っている者が幸せに暮らせるように

私の命と引き換えにこの祈りを捧げたい


                 2006・06・25

゜'・.SOS.・'゜ 

May 07 [Sun], 2006, 11:52

  今日この夜のこのお空で
  天頂に登った月を追いかけて
  星くずを飛び石のようにわたって
  やっとお月サマに追いつきました。

  みなさん 気づいて下さい
  私はここにいます・・・
  お空をあおいで
  どうかどうか 私を見つけて下さい

  私はここにいます
  だれかだれか 私に気づいて下さい
  このまま三日月が半月になってしまったら
  私はお月サマから落ちてしまうのです
  私の力は強くないから
  いつまでもお月サマにしがみついてはいられません
  座ることだけで精一杯なんです

  私はここにいます
  ここまで来たんです
  こんなに高い高い お空まで 来たんです
  でも ここはとてもとても 高すぎて
  私がどんなに泣いても
  涙は地上に届きません
  私がどんなに叫んでも
  声は地上に届きません

  助けてください・・・・
  私はここにいます
  一人じゃ お月サマからおりれません

  お願い、助けて・・・・

  私はここにいます。
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Coment
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» 巡想 (2007年04月13日)
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» 巡想 (2007年04月13日)
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» 秋空ファイターズ(続) (2007年02月12日)
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» 秋空ファイターズ (2007年02月12日)
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» 秋空ファイターズ (2007年02月12日)
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» 一番星 (2007年01月13日)
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» 闇に生きる孤独なロックンローラー (2007年01月05日)
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» 雨が止んだら (2007年01月05日)
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» 一番星 (2007年01月05日)
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» 闇に生きる孤独なロックンローラー (2006年08月23日)
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