*1* 我等がStickers!! 

May 27 [Tue], 2014, 21:34
【ゲスト登場人物】
○森川 雫(もりかわ しずく)♀
ステッカーズに相談に来たうちの一人。
大人し目な女生徒。


【Stickers】
○有馬 風吉(ありま かざよし)♂
普通に中性的な美少年。なかなかモテる。ステッカーズのリーダー。
*持ち物(ストック) 『風』

○紅葉 真文(くれは まふみ)♀
落ち着いた秀才。上品な令嬢。ステッカーズのまとめ役。
*持ち物(ストック) 『炎』

○深川 孝樹(ふかがわ こうき)♂
一見チャラそうなイケメン。実は義理人情に厚く、熱血。ステッカーズのムードメーカー。
*持ち物(ストック) 『音』

○宮野 灯里(みやの ともり)♀
宮野悟里の姉。大人っぽく面倒見がいい。ステッカーズのお姉様。
*持ち物(ストック) 『闇』

○宮野 悟里(みやの さとり)♀
宮野灯里の妹。男前で強く、優しい。よく男と間違われる。ステッカーズの副リーダー。
*持ち物(ストック) 『速』

○道長 一条(みちなが いちじょう)♂
無口で無愛想、いつも冷静。風吉を慕う。ステッカーズの戦闘員。
*持ち物(ストック) 『氷』


【役】
♂風吉(かざよし)…
♀真文(まふみ)…
♂孝樹(こうき)…
♀灯里(ともり)…
♀悟里(さとり)…
♂一条(いちじょう)…
語り手&ストーカー…

♀雫(しずく)…





語り手「この世の全ての人間は、皆持ち物(ストック)を持って生まれてくる。
だが、ほとんどの人間は、そのストックを開花させることなく、人生を終える。
この物語の舞台である、秋録学園(しゅうろくがくえん)、略して秋学(あきがく)は、学生のストックを目覚めさせる為の学校である。
この物語は、そんな秋学の校舎の片隅に部室を持つ、『学園生活支援部』、その名も"Stickers(ステッカーズ)"の6人の活動の記録である」


〜ステッカーズ部室〜


コンコン♪(ノックする音)

風吉「どうぞー、入って大丈夫です!」

雫「はい、し、失礼します」

孝樹「お!初めての子じゃん?」

雫「は、はい!初めまして。1年の森川雫です」

孝樹「森川ちゃんね、座って座って!」

雫「あ、ありがとうございます…」

孝樹「俺等とタメじゃん?そんな緊張しなくて大丈夫だよ((笑」

雫「あ、ありがとう…」

風吉「さてと、今は二人出掛けてて全員揃ってないけど、自己紹介から始めるか。
ステッカーズの事は、知って来てくれたんだよな?」

雫「あ、はい。
何でも生徒の依頼を受けて、解決してくれると聞いて…」

風吉「それは、嬉しい限り!
じゃあまず、俺がリーダーの、有馬風吉。
宜しくな、森川さん」

雫「よ、宜しくお願いします!
あ………有馬君」

風吉「あはは、風吉でいいぜ。
じゃあ次は、孝樹!」

孝樹「おう、俺はステッカーズのムードメーカーこと、学校一のイケメン、深川孝樹!
宜しくね!森川ちゃん!(ウインク」

雫「…う、うん!((汗」

風吉「こいつはこんなんだけど、やる時はやるいい奴なんだ。
えっとそれから、、道長ー」

一条「……道長一条…宜しくな…」

雫「はい……一条?道長?」

一条「苗字が道長…名前が一条……。
よく間違われるから…気にしてない…」

風吉「道長は無口だから、怒ってる訳じゃないから、気に病まなくて大丈夫だ。
それで、このステッカーズ唯一の2年。
道長って苗字を気に入ってるから、道長って呼んでやってくれ」

雫「あ、道長先輩!ごめんなさい」

一条「……気にしてない」

(部室の奥から走って来る真文)

真文「風吉!ごめん遅くなっちゃった!
森川…雫ちゃんだっけ、初めまして!
ステッカーズの一員、紅葉真文です」

雫「よ、宜しくね!真文ちゃん」

がらがらがら…(部室の戸が開く)

灯里「たっだいまぁ!」

風吉「おかえり、灯里。
お客さん来てるから、自己紹介してくれる?」

灯里「りょーかいっ!
アタシは宮野灯里。ステッカーズの一人よ、宜しくね!
ほら、悟里も自己紹介しなきゃ…」

雫「さ、さとりん!」

悟里「そ、その呼び方はやめてくれと言っただろ!///雫ちゃん!」

孝樹「なんだ、さとっちと知り合い?」

雫「同じクラスなんです!
今回の相談も、さとりんの勧めで…」

孝樹「さとっちもこんな可愛いお友達がいたなんてねぇー?
男前なさ・と・り・ちゃぐふっ!!!!」

悟里「孝樹…それ以上調子に乗れば…分かるな…?」

孝樹「ジョーダンだってぇ!
ごめんごめん、さとっち!」

悟里「……それより、もう話したのか?」

雫「いや、今からだよ」

風吉「よし、じゃあ全員揃った所で、本題と行くか。
森川さん、話して貰える?」

雫「……はい」

**

孝樹「ストーカー!?それまた面倒な…」

風吉「最近、ほぼ毎日後尾してくると」

雫「はい。それも、全く正体が掴めないんです」

悟里「この話を聞いて、一回雫ちゃんと一緒に帰ってみたんだ。
この私でさえ、気配が掴めなかった。
雫ちゃんが家に入った後、物凄い悪寒を感じた。
私が一緒に帰ったのが、気に触ったのかもしれん」

風吉「そうか、それはストック持ちの可能性が高いな…」

雫「すいません、迷惑かと思うのですが、家を出るのが怖くて、でも自分ではどうにもできなくて…。
どうか、助けて…頂けませんか?」

風吉「当たり前だ。
だって、俺達は、『学園生活支援部』ステッカーズだからな」

雫「あ、ありがとうございます!!」

灯里「でも、考えはあるの?」

風吉「これぐらい、俺達なら捕まえられる。
もちろん、ストックもフル活用でな」


〜雫帰宅中〜


風吉「2人とも!俺の計画通りに動ける?」

悟里「了解した」

孝樹「じゃあ、俺から、行くよっ!」

(道に姿を現す孝樹。
ストーカーの気配が一気に消える)

孝樹「そんな一生懸命逃げても、バッチリ見えてるから意味ないよ。
さとっち、右」

ストーカー「な、何で俺の姿が!?」

(ストーカーを指さしながら、孝樹は続ける)

孝樹「あぁ、君のストック、多分『射(シャ)』か何かでしょ?
そんなので、『音(オト)』の俺から逃げられるとでも?
音が通り抜けない不自然な空間、そこに浮かぶ影。
俺には丸見えだよ。
それより、そんなのんきに驚いてて大丈夫なの?」

ストーカー「くっ……
そんなの逃げられればどうってことない!」

(ストーカーは踵を返し、反対方向に全力で逃げる。
が、目の前には既に悟里の姿がある)

悟里「本当に私から逃げられるのならば…な」

ストーカー「は、速すぎる!
俺は足には自信あるんだ!
何でなんだよっ!!!!」

孝樹「逃げられる訳ないよ!
さとっちは、『速(ソク)』の持ち主。
どんなに君が早くても、さとっちからは逃げられないよ!」

ストーカー「くそっ…こうなったら!!!!」

(ポケットから拳銃を取り出し、悟里に向かって構えた)

孝樹「拳銃ぅ!?ここ日本だぜ?」

ストーカー「うぅぅうるさい!!!!撃てる!!!!!!」

悟里「そんな震えた手で銃が撃てるものか」

ストーカー「な……舐めるなよぉぉ!!」

孝樹「舐めてるのはそっちの方だよ」

(一発の銃声が鳴った瞬間、銃弾の勢いを殺す程の風が風吉の手で巻き起こり、銃弾は風吉の手の上におさまった)

悟里「私達のリーダーは、そんなに優しくない」

風吉「これは、銃弾?
まぁ、俺には無意味だけどな」

(手の上の銃弾を眺めながら、ストーカーにゆっくり近付いていく風吉)

ストーカー「ひ、ひぃぃ!化け物ぉ!!!!」

風吉「能力使って女の子ストーカーしてたお前には言われたくないな。
大人しく、警察に捕まれよ?」

ストーカー「あ……あぁ……」

風吉「その構えた銃も無意味だろ?
その引き金、引いてみろ…命は無いと思え」


〜無事警察に捕まりました〜


灯里「お疲れ!はい!風吉、炭酸」

風吉「お、ありがとな。
今回はコーラか」

灯里「なぁに、文句あるかしら」

風吉「ねぇよ。炭酸なら何でもOKだ!」

真文「悟里、孝樹、お疲れ様。
飲み物、買ってきたのでどうぞ」

悟里「ありがとう、真文。
仕事後のブラックはやはり格別だな」

孝樹「真文サンキュー!
さとっちよくそんな苦いの飲めるねぇ。
やっぱ疲れた時には甘いミルクティーでしょ!」

雫「あ、あの…」

孝樹「お、森川ちゃん!
大丈夫?怪我とかなかった?」

雫「ずっと道長先輩が傍についてくれていたので…」

一条「…戦いじゃないし、被害なんてなかった。
周りも見てきたが、壊した物もなかった」

風吉「そうか、そりゃよかった」

雫「あの、皆さん…ありがとうございます!
私みたいな一生徒の為に、総動員で駆けつけてくれて…本当に助かりました!」

悟里「当たり前の事だ。
そんな一生徒の為に私達がいる」

雫「私、忘れません!
悩んでいる友達を見つけたら、真っ先にお勧めします!
あの…報酬とかって……」

風吉「そんなの元々求めてない。
俺達は、森川さんが助かれば、それでいいんだ」

悟里「ボランティア、だからな」

雫「は…はい!」

語り手「また一人、悩める学生を助けたステッカーズ。
それぞれが秘める闇や、ストックについて、まだ分からないことばかりだが、それが明かされて行くのが、物語の醍醐味。
彼らステッカーズの活動は、まだまだ始まったばかりだ」



***終
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  • アイコン画像 ニックネーム:吹雪華夜
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