この世の中の視覚的現象は、すべてデザインで構築されている

August 09 [Thu], 2012, 15:29
この世の中に存在する視覚的現象は、すべてデザインで構築されていると言っても過言ではありません。平面的にも空間的にも、日常生活において見聞きするもの触れるものはデザイン性を秘めています。

たとえば、道路標識や駅名の看板のような「目印」です。統一性というデザインの中に生まれる個性によって、「ここの道を車で運転する時、どのようなことに気をつけるべきか」ということや、「この駅は、このデザインの看板なので、どこの路線の駅である」という認識を捉えることができます。

また、イベントや映画などのポスターやチラシも、見る人に興味をもたらすようなデザイン構成によって、勧誘の効果をもたらしています。
同じように、書籍の表紙やドリンクのパッケージデザインも、購買意欲をもたらすのはデザインによる視覚的効果です。たとえお酒が飲めない人でも、並んでいる多種多様なボトルデザインを眺めているだけで、まるでギャラリーにいるかのように楽しい感覚に陥るのです。

インテリアなどの空間配置もまたデザインによるものです。禅寺の庭で有名な枯山水は、実にその機能を兼ね備えています。そこは仮想空間であり、実際にその場に存在しない滝や水の流れを、白い砂利を敷いて模様をつけることによって表現しているのです。

このように、対象物の視覚的な印象付けを経て、見る側の心へとダイレクトにその声を響かせるのは、その対象物が緻密なデザイン性を秘めている証拠と言えます。たとえほんの少しだけ無機質かつ単色の空間や平面に手を加えただけだとしても、視覚的に訴えかけるには充分な効果をもたらすのです。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:千葉梨花
読者になる
2012年08月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる