クリス・アンダーセン『フリー』はほんとか? 

2010年01月29日(金) 22時39分
今日も日経新聞に広告が出ていました。

ロングテールのクリス・アンダーソンの『フリー』なのですが、売れているのかどうかは知りませんが、話題のようです。

それで読んでみたのですが、確かに面白かったです。

『ロングテール』とおなじように実例が多く載せられていて、実証的なのでわかりやすい本です。

説得力もあります。アメリカ人らしい明るさでネット社会の未来を捉えているので、元気になります。

日本では暗くなる話ばかりですから。


FREE (フリー)

そして ↓ の本も面白そうです。


インセンティブ
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
実は、経済学の核となる概念はカネではない。インセンティブである。簡単に言えば、人間に行動を起こさせるもの─その活用術を、子供への家事手伝いのやらせ方、会議のやり過ごし方、歯科医のおだて方、マラケシュでのガイドの雇い方を例に、とことん魅力的にお教えしよう。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 バナナなら買える。けれど、市場にないものも欲しい/第2章 世界をうまく動かす方法─基本編/第3章 世界をうまく動かす方法─応用編/第4章 芸術を真に楽しむために「足りないもの」は何か?/第5章 シグナルは語る─家庭でも、デート中も、拷問のときも/第6章 「自己欺瞞」という危険だが不可欠な技術/第7章 とにかくおいしく食べるきわめつけの極意/第8章 七つの大罪の市場─その傾向と対策/第9章 クリスマス・プレゼントは世界を救うだろうか?/第10章 内なるエコノミストとわれらの文明の未来
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
コーエン,タイラー(Cowen,Tyler)
米国ジョージ・メイソン大学の経済学教授。ブログは、エスニック料理から金融危機までを扱う経済学ブログとして、世界的に人気を博している。ニューヨーク・タイムズ紙に定期的に寄稿しているほか、フォーブス誌、ウォールストリート・ジャーナル紙、ワシントン・ポスト紙、ロサンゼルス・タイムズ紙などにも執筆している

『ネットビジネスの終わり』切りこみ隊長・山本一郎著 

2009年10月31日(土) 11時35分

ネットビジネスの終わり
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「You Tube」は儲からない。「ウェブ進化論」なんて幻想だ。人気ブロガー「切込隊長」が描く産業社会の未来。
【目次】(「BOOK」データベースより)
まえがき─低成長時代の産業社会とは/第1章 「ものづくり信仰」から「売るためのシステムづくり」へ/第2章 瀕死のメディア産業/第3章 アニメ、ゲームが成長産業になれない理由/第4章 情報革命ブームの終焉/あとがき─不確定な世界を生きるために
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
山本一郎(ヤマモトイチロウ)
1973年、東京生まれ。1996年、慶應義塾大学法学部政治学科卒。2000年、IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作を行うイレギュラーズアンドパートナーズ株式会社を設立。ベンチャービジネスの設立や技術系企業の財務・資金調達など技術動向と金融市場に精通。2007年より、総予算100億円超のプロジェクトでの資金調達や法人向け増資対応を専門とするホワイトヒルズLLCを設立、外資系ファンドの対日投資アドバイザーなどを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ネットの現実については以下の本に注目しています。いわずと知れた切りこみ隊長こと山本一郎氏の本です。シビアに金融バブル崩壊後のネットの現実を見ています。傾聴に値すると思っています。

前作もするどく、いいですよ。↓

秋は数学にはまる 

2009年10月15日(木) 18時55分
久しぶりに数学にはまってます。



ガロアが解いた5次方程式の一般公式がないということ。彼は「置換」を使い、群論という数学概念を組み立て、その性質を調べることで、5次方程式の一般解(公式)がないことを証明した。

それが、なんと対称性を解き明かすことと関係しているという。一見、関係のないように見えた5次方程式と対称性が群論によって見事につながっている。

まさに数学の神秘、それを解き明かしたガロアが20歳である恋愛事件をきっかけにした決闘で命を落とす。

しかもよく調べてみると単なる若さゆえの暴走ではなく、愛国者と自由主義という政治的な背景も浮かびあがる。

わずか20歳の若き数学者の発想が、現代の素粒子論、理論物理学にも、カオスやフラクタル理論にも、それを応用した複雑系の科学にも応用されている。

まるでモーツアルトがフリーメイソンの秘密を暴いたために暗殺されたといわれるように、何か神秘に触れたものが若くしてなくなる、天才の話である。

この本のすばらしいところは伝記を中心にした数学物語ではなく、しっかりと群論、対称性を解説しているところである。

そのため、多少読み終えるには骨が折れるが、なかなかそれが面白い。難解までいかず、時間をかければだんだんとわかってくるレベルなのだ。

秋の夜長にお勧めの一冊。



『ダ・ヴィンチ・コード』続編ついに発売、行列ができる書店も 

2009年09月16日(水) 11時33分

ラングドン教授が秘密結社「テンプル騎士団」の謎に挑んだ『ダ・ヴィンチ・コード』の続編が英語圏で発売されたというニュース。

今回のタイトルは『The Lost Symbol』で前作と同じ大学教授のラングドンが今度は、フリーメイソンの謎に迫っているようです。

前作では聖杯伝説が下敷きになっており、最後の晩餐に描かれた12弟子の一人ヨハネが実は「マグダナのマリア」であった、さらにイエスの妻であったというような展開で、キリスト教会特にカトリックに大きな衝撃を与えました。

秘密結社とか好きな人には前から知っている話ではあったのですが、小説になりベストセラーになったことで多くの人が知ることになりました。

そして、今回はさらに興味深く、カトリック教会だけでなく政財界に会員がいるという「フリーメイソン」を扱ったわけですから楽しみです。

日本語版の発売が待たれます。情報が入り次第、記事にします。

The Lost Symbol
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Dan Brown
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↑ 英語版で先に読みたいという方はどうぞ

クリストフ・ヤメ『神話 芸術 現実』公論社 

2009年08月08日(土) 16時38分
1998年に日本学術振興会の招きで来日したドイツ・リューネブルク大学教授クリストフ・ヤメの講演をまとめたもの。

神話論研究が中心。といってもなんのことだかですが、何が面白いかといいますと「神話」とはそもそもなんなのかということの考察です。

神話へのアプローチを三つに分けます。

1)神話的なもの まだ文字を持たない時代に生存や生活に対する「不安」を「神話的に」克服する営みが儀礼という行為のうちに現れる。これがすでに旧石器時代にあらわれている。文字以前。

2)神話 紀元前3千年ころの文字の出現によって歴史意識が生まれ、象徴体系化された。新石器時代に起こった変化で、これは政治的に支配階層の成立も意味した。文字は政治と結びついている。

3)神話文学 神話の民主化である。ヤスパースが言う枢軸の時代(紀元前800年から紀元前200年)に起こったことである。文字が公共的な機能を担うようになった。哲学や歴史記述である。同時に神話は芸術になった。


神話・芸術・現実
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クリストフ ヤメ
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と実は難しい内容なのですが、解説に紹介されている質疑応答が面白かったので紹介しました。

ヤメ教授の問題提起
1)日本は旧石器時代が長かったが神話の成立に西洋と違いがみられるか。
2)日本は文字は中国から入ってきたもので神話と文字の関係は異なるのではないか。
3)ヨーロッパでは啓蒙によって神話と哲学の境界がはっきりしたが日本の場合にはそういう境界があるのか。

それに対して日本側の参加者から
1)日本には哲学という言葉が入ったのが明治以降のことで、そもそも神話と哲学の区別は曖昧ではないか。
2)確かにあいまいであるが、日本では哲学に当たるものが仏教。仏教は輸入されたものなので、アジアという文化圏で問う必要がある。ドイツにおけるギリシャ神話の関係に似ていないこともない。

ヤメ
日本ではいつ神話が意識され始めたのだろうか。ヨーロッパでは神話が初めて語られるようになったのは神話が生の意味を失った次期から。ロマン主義が回復を試み、挫折した。

等々の応答は面白いです。

そして話は現代のマルチメディア論に及んでいます。すなわち文字ではなく、像(=イメージ)という問題。それがラスコーの洞窟絵の機能との関係で語られるのでエキサイティングです。

ヨーロッパにとっては「言語」は絶対なものでその呪縛があるというのは私の好きなフランスの哲学者デリダがといたことです。

ヤメもその点を口述性と文字性で語り、さらに像性を語っています。

村上春樹さんの新刊予約がamazonで一万部突破! 

2009年05月26日(火) 22時47分
アマゾンジャパン:村上春樹さんの新刊予約が1万冊超える - 毎日jp(毎日新聞)

ネット書店大手のアマゾンジャパンは、29日に発売予定の作家村上春樹さんの新刊「1Q84」(新潮社)の予約冊数が、1、2巻合計で1万冊を超えたと発表した(20日現在)。同社書籍ストアの国内長編文芸作品では、過去最多の予約数になるという。


村上春樹さんは相変わらず人気が高いですね。イスラエル賞受賞のときのスピーチでまた男を上げました。

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『小さなニュースに火をつけて売る!』松本拓也著 

2009年05月22日(金) 11時55分
久しぶりに書評らしいものを書いたのでこちらにも再掲しておきます。
放置ブログで申し訳ないのですが…。

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少し気になる本があって購入。
『小さなニュースに火をつけて売る!』松本拓也 技術評論社

小さなニュースに火をつけて売る! ~‐パワーブロガーはお客をこうつかむ
松本 拓也
技術評論社
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おすすめ度の平均: 4.0
2 ブログの提灯記事推奨マニュアル?
4 ブログでの販促を考えている人は読んでおくべき良書
4 現代のクチコミプロモーション
3 SEMプロモーションの実例書籍
5 人生を変えてくれたと言っても過言ではない人の実践的な本


amazonでの評価(カスタマーレビュー)は見ての通りです。上げ下げ激しいですね。

なんでこの本を読もうとおもったかといいますと、結構SNS(この場合GREEとmixi)を使ったアクセスアップの手法が具体的に書かれていて、参考になると思ったからです。

とにかく「数多く記事を書く」ありえないほど書くという手法やパワーブロガーに絡んでいく方法など、実践すれば、役立つものが多いですよ。

たいていの人は読むだけで実践しないでしょうが、やってみると、効果はでます。一日8から10本の記事を書けばとりあえず、どのブログでも上位にいけます。トラックバックも有名どころに打って認証(最近はこれが増えています)されると、確実にアクセスは増えます。TBがなくてもコメントでURLを残してくれば、効果はありますよね。

要は、それをやるかどうか、さらになんのためにそれをやるかです。

後半はブログパーツを使った手法や口コミブログ投稿アフィリエイトを使ったプロモーションについて書かれています。

これはpay-per-postというグーグルが問題にしているマーケティング手法であるため、微妙なのですが、プロモーションとしては日本ではありかなという感じです。

【関連記事】
よく読まないと?だが、よく読むと少しわかるpay-per-post問題|蛙の目

ということで、広報をやっている人が読むとよれなりに得るところがあります。個人の方は前半部分が参考になると思いますが、何度も言いますが、しつこくやるかどうかにかかっています。

実践するには相当時間を取られる覚悟が必要です。ネット廃人覚悟?で取り組めば、芽が出ると思います。ただスパムにならないように、ただ金儲けしたいではなく、目的をはっきりさせて取り組むことをお勧めします。

いきなり金儲けではなく、書くことやブログが好きでパワーブロガーを目指したい人にお勧めかな。

著者の松本拓也さんの情報 ↓

松本拓也 :: 目指せ!100人の社長ブログ

松本拓也さんのブログ ↓
↑【タレントブログから映画キャスティングまで】世田谷のプロデューサー『パワーブロガーから自分メディア化へ』

過去のイベント ↓

株式会社EA CGMプロモーションの新潮流 vol.1

『爆発するソーシャルメディア』湯川鶴章著を読んだ! 

2007年10月23日(火) 19時26分
ソーシャルメディアマーケティング という話が気になって、アマゾンでソフトバンク新書の『爆発するソーシャルメディア』湯川鶴章著を買って、読んだ。昨日は朝から夜まで会議だらけの一日だったので、会議中に読み切ってしまった。

爆発するソーシャルメディア セカンドライフからモバゲータウンまで グーグルを超えるウェブの新潮流 [ソフトバンク新書]

湯川氏はご存じの方も多いと思うが、時事通信の編集委員で、アメリカの大学を卒業後、サンフランシスコ地元紙の記者になり、その後時事通信アメリカに入社。シリコンバレーの黎明期から取材、20年の米国生活を終え、2005年に帰国。『ネットは新聞を殺すのか』『ブログがジャーナリズムを変える』『ウェブを進化させる人たち』などの著書がある。

まずソーシャルメディアの定義だが、「意見、洞察、経験、見解をお互いに交換するためのツールやプラットホームのこと」。具体的にはSNS、Blog、YouTubeなど動画投稿サイト、価格コムのような口コミサイト、ソーシャルブックマークサービスなどのことを指す。

CGM(コンシューマ・ゲネレーティド・メディア)という言葉もあるが、これはまだ消費者という言葉が示すように企業寄りの見方なので、これからはソーシャル・メディアとなるらしい。

たしかにCGMよりもソーシャルメディアが耳触りがいい。

この本では、具体的に多くのソーシャルメディアを紹介している。それはMyspaceやセカンドライフのようなアメリカの動きと同時にモバゲータウンやmixiのように日本発のものまで幅広いので、読み進めていくうちにソーシャルメディアが何なのか、次第に理解が深まる。また日米の比較もしているのは参考になる。

ソーシャルメディアに対して本書を読むまでは、漠然とした理解しかなかったが、確かに、これは爆発していることを理解できたし、ひょっとしてGoogle、Amazon、e_Bayが開いたWEB2.0の世界を、すでに越えているのかもしれないと思った。

どうも、NETでは新しいことが始まっているぞ!

「マインドマップ読書術」松山真之介著 

2007年04月05日(木) 16時28分


JCBのポイントがたまっていたのでOKIDOKIプログラムでBK1に本を注文した。
毎年のことだが、いつもは絶対に読まない本にしている。今回買った一冊は「マインドマップ読書術」松山真之介著である。


マインドマップはトニー・ブザンというイギリスのビジネスコンサルタントが考えた思考術で、真中にテーマとなるキーワードを置き、そこから四方に放射線状に思いついたアイデア、言葉を置いていくというもの。脳のシナプスの連携をイメージしてマップを作っていくのです。似たものにマンダラートとかマンダラ思考法というのがあるが、こちらは日本発で、四方に思考を広げていくやりかた。

いずれも、箇条書き(一次元的思考)で考えていくのではなく、アイデアを膨らませるために2次元に広げ、さらに絵などのイメージを使って表現し違う脳(右脳)を活性化させようというもの。

トニーブザンの本を書店で見たとき、本の装丁がうさんくさくかんじた。自己啓発セミナー系の、最初に本を買わせて、読書カードを寄せた興味のありそうな人にセミナーの勧誘をするというやり方の一種に見えた。話題になった『7つの習慣』なども同じ香りだ。だからこの手のものは手にしないのだが、松山真之介氏の『マインドマップ読書術』というのは装丁がすっきりしていてきれいだった。

要領よくマインドマップのことが書いてある。利点などもわかりやすいし、マインドマップの実例が多く出ているのでとても参考になる。ただトニーブザンらしい枝のように伸びていく思考をつなぐ線はない。絵のイメージも使っていない。PCのソフトを使ったマインドマップが多い。読書する時もマインドマップが有効ですよということを、自ら実践しているwebookをもとに話が展開していく。

私のようにマインドマップがどんなものか知りたいけど、怪しげな印象でマインドマップを敬遠している人にすすめたい。

実はPCで使うマインドマップソフトのすばらしいものを見つけたので今度紹介する。

児童英語 

2005年07月28日(木) 11時09分
児童英語を大学のカリキュラムに入れてある。受験生に小学校英語教師が人気になるだろうと思っているのだが、どうも肝心の文部科学省の方向性が見えてこない。利害と英語教育理論がガチンコで対立しているのだろう。文法、理論重視の中等部門とのね。あれだけコミュニカティブといっているのに、現実には反対の教師が多いようだ。小さな子が英語をきれいに発音する様子をにくにくしげに見ている中学校の先生が目に見える。
さて、アマゾンのアソシエイトプログラムコンテストで次のサイトが入賞していた。

Qちゃん先生の英語子育て応援サイト

なかなかよくできている。
じっくりと見るためにメモとして記事を書いておく。
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