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レノボのデスクトップPC「Lenovo H320」で“Core i3”を見直す / 2010年07月27日(火)
 最近の国内大手メーカー製PCラインアップは、ノートPCに著しくシフトしている感が強い。PC USERでは、「2010年PC夏モデル特集」で、各メーカーが発表した新製品を集中してチェックできるが、ざっと見てもノートPCがほとんどであることが分かる。その少ないデスクトップPCにしても、液晶一体型が主流で、液晶ディスプレイとPC本体が分かれた“セパレートタイプ”は、各ベンダーで1モデルという状況だ。

【拡大画像や他の画像】 【表:ベンチマークテストの結果】

 そのなかで、レノボ・ジャパンはセパレートタイプのモデルとして「IdeaCentre K320」と「Lenovo H320」を投入している(IdeaCentre K320の詳細は“パワーコントロールスイッチ”付き、Core i7搭載のハイパワーデスクトップ──「IdeaCentre K320」を、Lenovo H320の詳細はCore iシリーズ+外部GPU+HDMI搭載のスリムタワーデスクトップ──「Lenovo H320」を参照のこと)。IdeaCentre K320は、国内のPCメーカーではほぼ絶滅してしまった「ミニタワーPC」で、CPUにCore i7-870(2.93GHz、Turbo Boost Technology有効時で最高3.6GHz)、または、Core i5-750(2.66GHz、Turbo Boost Technology有効時で最高3.2GHz)を搭載して実売価格が8〜11万円。もう1つのデスクトップPC「Lenovo H320」はスリムタワータイプのモデルで、CPUはCore i5-650(3.2GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.46GHz)、もしくは、Core i3-540(3.06GHz)を搭載して、実売価格は7〜8万円となっている。

 スリムタワータイプのLenovo H320シリーズの実売価格が、ミニタワータイプのIdeaCentre K320より低く設定されているのは、その拡張性やデータストレージとして搭載しているHDD容量などを比較(IdeaCentre K320のHDDは最大1Tバイト、Lenovo H320のHDDは500Gバイト)すれば理解できる。

 ただ、微妙なのが搭載するCPUだ。Core i7-870とCore i5-750はLynnfield世代のコアを採用するのに対して、Core i5-650とCore i3-540は最新の32ナノメートルプロセスルールを導入したClarkdale世代のコアを採用している。TDPがCore i7-870とCore i5-750の95ワットから73ワットに減ったにもかかわらず、動作クロックはCore i5-650とCore i3-540が速いという関係だ。

 また、Lenovo H320に搭載されるCore i3-540はTurbo Boost Technologyに対応せず、IdeaCentre K320搭載CPUがクアッドコアという違いがあり、さらに、Core i7-870は8スレッド同時処理が可能であるのに対して、Core i5-750はHyper-Threading Technologyに対応しないため、同時処理スレッド数は、Core i5-650、Core i3-540と同じ4スレッドにとどまる。ただ、3次キャッシュメモリの容量はCore i7-870とCore i5-750が8Mバイトに対して、Core i5-650とCore i3-540は半分の4Mバイトになる。

 なお、Clarkdale世代のモデルはCPUにグラフィックスコアのIntel HD Graphicsを統合しているが、Lenovo H320はGeForce 310搭載グラフィックスカードを組み込んでいる。このGPUは、コアクロック589MHz、メモリクロック790MHz、シェーダクロック1402MHz、統合型シェーダユニットを16基内蔵するDirectX 10.1対応のモデルで、そのスペックは2009年の夏に登場したGeForce 210とほぼ同じになる。

 バリュークラスのスペックを有したGPUとなるが、それでも、CUDA、PureVideoなどに対応するほか、Lenovo H320に搭載されたグラフィックスカードは、映像出力のインタフェースとして、アナログRGBのほかに、HDCP対応のHDMIを備える。ただ、液晶ディスプレイで採用するモデルが多いDVIを持たないため、デジタル出力する場合は、HDMIを利用するか、変換アダプタをユーザーが用意してディスプレイ側のDVIに接続することになる。

●インタフェースが充実したスリムケース(ただし条件付き)

 先ほども述べたように、Lenovo H320はスリムタイプのケースを採用している。ドライブベイは縦置きのオープンタイプが1基だけで、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチを搭載する。ただ、フロントパネルに搭載するインタフェースは充実しており、下部に2基のUSB 2.0を用意するだけでなく、上部にはSDメモリーカード(SDHCも対応)、メモリースティック(PROも対応)、マルチメディアカードに対応するマルチカードリーダーのほか、コンパクトフラッシュカードスロットも備える。

 バックパネルには、マウス用、キーボード用それぞれのPS/2端子を備え、4基のUSB 2.0、有線LAN(1000BASE-T対応)が用意される。なお、映像出力のインタフェースとしてグラフィックスカード(GeForce 310)のアナログRGBとHDMIのほかにマザーボード側にCPUに統合されたIntel HD Graphics用のアナログRGBとHDMIがあるが、初期状態でマザーボード側のインタフェースはDisableに設定されていて利用できない。

 ケースのサイドパネルは背面のネジを外して引き出すように取り外す。サイドパネルの背面側に取っ手があるので、取り外し自体は面倒でないが、取り外すと光学ドライブとCPUクーラーユニット用のフードが開口部のほとんどのエリアを埋めており、ユーザーはPCI Expressスロット(x16を1基とx1を1基)にしかアクセスできない。フードは2カ所のネジを外して取り外せるが、メモリスロットを1基だけ覆っている光学ドライブは、フロントパネルを外して、さらにネジ2つを外さないと取り外せないのでやや面倒だ。

 ケース内に搭載したファンはCPUクーラーと電源用の2基で、電源用ファンは電源ユニットからフロントパネル付近まで延びたダクトに取り付けられている。2つのファンとも低速回転に設定されており、音はほとんど聞こえない。これは、ベンチマークテストを高負荷条件で動かしていても変わらなかった。

●Core i3-540の意外な実力を知る

 レノボのデスクトップPCラインアップでバリュークラスとなるLenovo H320だが、先ほども説明したように、下位モデルが搭載するCore i3-540でも動作クロックは上位ラインアップのIdeaCentre K320が搭載するCPUより高い。そして、3次キャッシュメモリを気にしなければ、同時処理スレッド数やサポートする機能も変わらない(かえって、AES-NIのサポートなど、上回る部分もある)。

 バリュークラス向けのClarkdaleという印象の強いCore i3シリーズだが、その性能は意外と高いように思える。そこで、PCレビューで定番のベンチマークテストを中心に性能を測定した。システム構成が異なるため参考記録となるが、CPUのレビューで測定したLynnfiled世代のCore i5とも結果値を比べてみたい(Lynnfield世代のCore i7-870とCore i5-750のベンチマークテストの詳細は「Nehalemの機能をメインストリームで──Core i7-870とCore i5-750の“突発”性能を楽しむ」を参照のこと)。

 測定したベンチマークテストは、システムの性能評価としてPCMark VantageにPCMark05、マルチスレッド処理性能に特化した性能評価としてCINEBENCH R11.5とCINEBENCH R10.5、そして、グラフィックス関連のテストとしては、3DMark Vantage(Entry設定とProfessional設定)、3DMark06(標準設定条件)、さらに、ゲームタイトルを使ったベンチマークテストには、「FINAL FANTASY XI Offical Benchmark 3」、「The Last Lemnant Benchmark」、「ストリートファイター IVベンチマークテスト」を行っている。

 PCMark Vantageの総合スコア「PCMarks」の結果は6185で、これは、Core i5-750の結果(Turbo Boost Technology有効時で5541)を上回り、Core i7-870でTurbo Boost Technologyをオフにした状態で測定した結果(5847)をも上回る。Core i7-870でTurbo Boost Technologyをオンにした状態でも結果は6396と、その差は200ポイントと1%に満たない。

 LynnfieldでサポートしないAES-NIが影響するCommunicationsになると、Core i7-870の結果(Turbo Boost Technology有効時で5773)も大幅に超える6315を出している。ただし、PCMark05のCPUテストでは、物理コアの数が大きく影響するため、クアッドコアのCore i5-750のTurbo Boost Technology無効時の結果である8426にも届かない。

 この傾向はCINEBENCH R10.5でも確認できる。動作クロックが影響するSingle Renderingでは、Turbo Boost Technologyを有効にしたCore i5-750(3451)とTurbo Boost Technologyを無効にしたCore i7-870(3145)を上回り、Turbo Boost Technologyを有効にしたCore i7-870(3843)に迫る結果を出すが、Multiple Renderingでは、Turbo Boost Technologyを無効にしたCore i5-750の結果(10665)にも遠く及ばない

●意外な実力で高いコストパフォーマンスを発揮する「Lenovo H320」

 以上、Core i3-540を中心にLenovo H320の性能を検証してみたように、条件次第でその実力は、上位ラインアップのIdeaCentre K320に採用されるCore i7-870やCore i5-750に匹敵する。シングルスレッド対応のオフィスアプリケーションやゲーム、一部のトランスコードアプリケーションなど、ユーザーの利用場面によっては、非常に高いコストパフォーマンスを発揮できる。また、グラフィックスもGeForce 310を採用することで、CPUに統合されたIntel HD Graphicsを上回る性能と機能(Intel HD Graphicsのドライバではまだ十分に対応していないDirectX 10.1やCUDAによるGPUコンピューティング)を利用できる。

 スリムタワータイプのケースということで、拡張性やボディ内部のメンテナンス性は制約されるものの、標準構成で十分というユーザーや、エンコードなどのマルチスレッドが影響するアプリケーションのウエイトが高くないユーザーにとって、Lenovo H320のコストパフォーマンスは、今すぐ導入の是非を検討するに値するだろう。【長浜和也,ITmedia】

【7月26日19時21分配信 +D PC USER
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100726-00000082-zdn_pc-sci
 
   
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