いよいよ最終回!『のだめカンタービレ』

November 30 [Mon], 2009, 19:50
つい先日発売された『のだめカンタービレ』23巻。ついに最終回を迎えました。

『のだめカンタービレ』全23巻 二ノ宮知子 講談社

千秋先輩とパリに留学中ののだめ。シュトレーゼマンと演奏会をし、それが話題になる。
しかしそれ以上の演奏はできないとパリから逃げ出してしまうのだが・・・。

*************
説明するまでもなく、一大クラシックブームを作った作品です。
マンガはこれで終わりですが、映画が12月&来年春公開されます。アニメも最終楽章として放映されるそうで。

いかにもこの作品らしい終わり方でしたね。ただ、22巻が盛り上がっていたのに対して、ちょっともの足りないような気はしましたが・・・。
やっぱりのだめはこういう道を選ぶのかー。
まあ、ありがちな結末ではなくて、こういう終わり方でもいいのかも。
最後だから、できれば日本の大学時代の仲間達にも出番が欲しかったなあ。峰や真澄ちゃんたちに出て欲しかったぜ。

やっぱりこのマンガは「他の人と一緒に演奏する楽しさ」を描いているんだなあ、というのが個人的な感想。
日本編の、SオケやR☆Sオケの話なんかそうだし、思わず「楽器弾きたい!」と思わせられたもんなあ。

とっつきにくいクラシックを、今までクラシックに興味なかった人にも興味を持たせることに成功したこのマンガはすごいですね。
私も思わず聞いてみたくなったよ。ドラマやアニメのサントラ買ってしまった。
「ああ、これってよく聞くけど、クラシックの曲だったのか!」
「これってこの作曲家が作ったものなのかー」
と勉強になりました。

映画も公開されるそうで見てみたいです。映画館の大スクリーンなら、迫力ある演奏シーンになりそう。音とかもすごいでしょうね。本当にクラシックのコンサートに来ているような感じになるのかも。映画も気になる!





懐かしい♪『封神演義』

November 07 [Sat], 2009, 13:30
部屋を掃除していたら見つけて、掃除そっちのけで読んでしまったw

『封神演義』 全23巻 藤崎竜 集英社ジャンプコミック
(原作:安能務『封神演義』講談社文庫)

中国、殷末期。仙人や妖怪が入り乱れる混沌とした「神話の終わり」の時代。
殷の皇帝・紂王は、妃・妲己の誘惑に負け、「酒池肉林」におぼれて政治を行わず、残虐な刑をして人民を震え上がらせ、世の中は乱れていた。
そんな世の中、仙人界・崑崙山の元始天尊は、弟子の太公望に封神リストに載っている人を神界へ封印することを命じる。
実は妲己は狐の妖怪で、悪い仙人の代表でもあり、仙人が人間の世界に関与することを防ぐため、彼女を倒すことを決意する。
ここから殷から新王朝・周への「易姓革命」、仙人界・崑崙山と金鰲島との「仙人大戦」、そしてこの星を作った「歴史の道標」こと「女禍」との戦いに発展していく・・・。

*********************
昔一大ブームを巻き起こした作品です。いやー、懐かしい

まず中国の歴史はそんなに詳しくなかったのに、これで多少は知った。中国の歴史の勉強になりますね。まあ、とはいっても歴史ファンタジー+SFなので、厳密に史実に忠実とかいうわけではないのですが・・・。
この『封神演義』は、『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』と並ぶくらいの人気小説で、マンガ化に当たり、かなり独自の世界観や話を入れていますので・・・。
キャラがみんな個性あるキャラにあったり、現代風にしたり、ギャグも入っていたり、バトルシーンが「ジャンプ」らしかったり、と少年漫画らしくなっています。
太公望がちょっとずるい策士なのが、ジャンプマンガには珍しかったのでは?
中国に興味ない人でも楽しく読めると思います。

そしてこのマンガ読んで、原作本の安能版『封神演義』も読んだですが、確かにこれ、人気ある読み物だと思いました。いわゆる今でいうところのファンタジー小説を読んでいるような感じで。
不思議なアイテム・宝具あり、霊獣もたくさん登場、特殊な能力、とまさにRPGの世界!
それに実際の王朝交代が絡んでくるので、よけいに面白かったでしょうね。
原作小説も面白くて、一気に読めますよ。

このマンガでは「歴史の道標」から解放された人間はどう歩いていくか。
王朝の交代とはどういうことなのか。

ギャグも面白いしキャラも個性的でそういうところもいいけど、そういうテーマも考えさせてくれるので奥深いです。


この物語は「封神する」=「死」が目的であるせいか、それぞれのキャラの散り際がかっこいいなあ、と改めて思った。
最後まで殷に忠誠を尽くした聞仲、
深い友情から聞仲の目を覚まさせようとした黄飛虎、
黄飛虎の意志を継ごうとし、一人で紂王を倒そうとした天化、
最後の最後は王らしかった紂王、
仙人大戦を終結させるため太公望をかばって自爆した普賢真人、などなど。


一度対立したものが、最後の最後、ラスボス戦に味方となって援護してくれるのもいかにも少年マンガでした。でもそんなベタな展開好きだ。

ただ、このマンガのヒロインは一応妲己らしいんだけど、それどうなんだろうか・・・
いや、あそこまで好き放題に悪役やってくれるとむしろ清々しいし、太公望と誰かがくっついてほしかった、とかいうわけではない。
最終的に倒さなければならない女性がヒロインというのも斬新だけど、最初あれだけひどいことやってたのに、最終回間際に急にいい人扱いされて「?」と思ってしまった・・・。
あんまりこういう意見はみないので、自分の考え間違っているのか・・・

久々に読んだけど、普通に面白かった。
人気があるからといって、下手に連載引き延ばしとかにならずに、すっきりと終わってくれたのは良かったです。




思わず憧れてしまう?『動物のお医者さん』

October 27 [Tue], 2009, 22:14
懐かしマンガを紹介します。今回はこれ。

『動物のお医者さん』佐々木倫子 白泉社文庫全8巻

西根公輝(愛称・ハムテル)は高校時代にシベリアンハスキーの子犬をもらい、その時H大教授から「獣医になる」と告げられる。
そして親友・二階堂とともH大に合格し、獣医の道を歩む。
幸か不幸か、かつて子犬のチョビを預けた教授・漆原と再会し、彼に師事することに・・・。

ねずみ嫌いの二階堂、のんびりおっとりした博士課程の菱沼聖子、トラブルメーカーの漆原教授、気の強いハムテルの祖母、などなど個性豊かな人が登場。
さらにもっと個性豊かな動物達も登場。怖い顔に反して大人しいチョビ、西根家のボスであるにわとりのヒヨちゃん、頼れる姉御肌の猫・ミケなどなど。
ハムテルの、のんびりまったりした大学の獣医学部ライフを描いた作品。

******************

詳しい説明はいらないくらい有名な作品です。このマンガの影響で、
「獣医学部を志望する生徒が増えた」「シベリアンハスキー犬を一躍有名にした」と言われました。
獣医学部に通う、獣医志望の学生の話、というのは確かに珍しいかも。
しかも、いかにも「立派な獣医になって、難病を治してみせる!!」というマンガ的で熱血的なものではなく、また命の尊さを訴えた涙なしで読めない感動ものでもなく、あくまでものんびりまったりキャンパスライフを描いているのがこのマンガの醍醐味。
獣医学部の生徒と、それに関わるいろんな人々や動物達との交流や日常生活を描いているマンガです。

ハムテルも二階堂も、獣医になるつもりはそれほどなかったし、時にはこれでいいのかと悩むし。
・・・そりゃあ、間近に漆原教授のような人がいればねえ(笑)。
漆原教授は見ている分には面白いが、絶対身近にいてほしくないわ
菱沼さんの鈍いところ、のんびりしてずれているところは何か人ごととは思えない

そして動物達がかわいい!みんないろんな個性があって面白い!ずうずうしい子犬とか、食べ物をもらえるまで居続ける犬とか。

でもしっかり泣かせるところもあって、チョビが山に置き去りになっても、きちんとハムテルの元に戻ってくる話は感動しました
また最後、卒業後の進路に悩み、開業を考えていたところ、二階堂がライバルの病院の後継者になりそうになった話もハラハラさせられて面白かった。

獣医の勉強ってこんなこともするのか、と勉強になりますし、確かに獣医になりたい、という人も増えるのはわかる。
ただ簡単な気持ちでは獣医になってはいけないでしょうね。獣医学部に行くのだってお金かかるし。憧れがどれだけ本気で打ち込めるかが大事でしょうね。

動物好きな人にはお勧めですよ。




懐かしマンガ『有閑倶楽部』

October 14 [Wed], 2009, 21:01
たまには昔読んだ懐かしマンガを紹介してみましょう

『有閑倶楽部』 一条ゆかり 集英社(集英社文庫10巻まで刊行中)

***********
聖プレシデント学園高等部の生徒会の、剣菱悠理、黄桜可憐、白鹿野梨子、松竹梅魅録、菊正宗清四郎、美童グランマニエは、超大金持ち。金と暇をもてあましたこの6人は「有閑倶楽部」とも呼ばれる。
時には学園で、時には日本の田舎で、時には外国で大暴れ。
時には田舎のチンピラを相手にしたり、時には大物政治家やらを相手に、犯罪ギリギリのことをしたり、逆に人助けしたり、とやりたい放題し放題。
アクションあり、オカルトあり、たまにはロマンスも・・・?


昔『りぼん』に時々載っていて、その時に読んだなあ。最近ドラマ化もされました。連載も相当長いです。
当時『りぼん』で読んでた時は「大人なマンガだな」と思ってました。絵や話がリアルというか。
でも社会人になって、なぜか急に読みたくなって、文庫版を大人買いした時に面白いと思いました。『りぼん』は低学年向けだから、今思うと『りぼん』に載ってたのが不思議。
途中で掲載誌が移ったようですか。

主要な登場人物が現実離れした金持ちで、やってることもありえないのですが、彼らが好き放題暴れまくるのは見ていて気持ちいいかも。
まあこの不景気の時代、金と暇をもてあました高校生が金と権力を使ってやりたい放題やってる話は人によっては受け入れられないかもしれませんが、現実離れした話なので楽しめると思います。

この個性豊かな6人が、あくまでも「友情」「仲間」な関係がいい。普通だったらこの中で恋愛関係に陥ったりするんでしょうが、それがないのがいい。
恋愛話があってもギャグ落ちで終わるか、相手が他国の王女さまだったり、地方から出てきた不良だったり、幽霊だったり(!?)と、さまざま。

いろいろ勉強になることもありますし、個性豊かなキャラと何でもありの世界は面白いです